ASTIグループは、当社と子会社8社で構成し、車載電装品、民生産業機器、ワイヤーハーネスの製造販売および新規開発を主力とする。車載電装品では各種電子制御ユニット、エアコン制御システム、コーナーセンサ、バッテリー用充電器などを扱う。民生産業機器では洗濯機用・食器洗浄機用電子制御基板、通信用スイッチユニット、産業用ロボットコントローラ基板などを展開する。ワイヤーハーネスでは四輪・二輪用、船舶用を手掛ける。生産販売拠点は日本に加え、インド2拠点、ベトナム2拠点、中国2拠点、フィリピン1拠点に広がる。研究開発では、自社企画商品とODMの両輪で進め、車載用充電器、DCDCコンバータ、モーターインバータ、超音波応用製品、極細注射針、マイクロニードル関連まで対象領域を広げる。
競争力の源泉は、電力変換、超音波、微細加工、ハーネス設計をまたぐ複合技術にある。車載分野では、ASTIブランドによる車載用充電器やDCDCコンバータを上市し、国内メーカー向け電動二輪車用充電器の量産も進める。放熱技術を追求した大電流大容量DCDCコンバータ、超小型DCDCコンバータ、デジタル制御充電器、小型モビリティ向け10kWインバータ、48V6kWインバータなど、電動化対応の開発テーマが具体化する。国際規格面ではISO21434に対応した車載ECU製品の開発を完了し、量産準備を進める。ワイヤーハーネスでは、HEV・EV向け電池用バスバーで銅とアルミの異種金属接合を行う超音波接合技術と自動化を研究し、順送連続端子式での連続溶接を実現する。既存工法に対する代替提案力を持ち、一部客先製品で採用に至る。医療分野ではZELOSTAT Needle注射針で国内医療機器承認を取得し、φ0.16mmとしては初と記載する。技術蓄積と品質要求の高い車載・医療向け実績が参入障壁として機能する。
国内では人口減少を背景に、四輪、二輪、ホームエレクトロニクスなどの製造・販売拡大は厳しい状況にある。一方で、近年加速する電動化の流れは車載用パワーエレクトロニクス製品の需要機会を広げる。中国ではEV市場の競争激化により環境は厳しいが、インド市場は成長が著しく、特に車載電装品で多くの引き合いを受ける。外部環境では、円安による資材・生産経費の高騰、国際的な価格競争の激化、米国の関税政策に起因する貿易縮小、半導体を始めとする材料調達難が重荷となる。顧客業界側も四輪車、二輪車、民生産業機器の各分野で大きな変動期に入る。
中期経営計画「VISION2025」では4分野を重点強化する。第1は低炭素社会の実現に資する電子ユニットで、充電器、インバータ、DCDCコンバータの開発・生産技術を強化し、自社技術による製品受注拡大を狙う。設計・開発機能の拡充策として、ベトナム・ダナンとインド・マネサールにR&D部門を設置する。第2は重要電子機器をつなぐワイヤーハーネスで、従来主力だったベトナム・ホーチミン工場に加え、BCPを考慮してフィリピンでの生産体制を拡充する。第3は新規事業で、メディカル開発製品の美容分野商材の量産を開始し、販路拡大に注力する。第4は海外における受注生産事業で、特に好調なインド市場に注力して新規受注拡大を図る。研究開発面では、EV二輪向けバッテリー用充電器のインド向け設計開発を完了し量産を開始、マリン向け派生DCDCコンバータも量産を開始する。ワイヤーハーネス部品事業ではVISION2025の4年間で90件を超える起案を実施し、超音波接合技術の部品搭載にも目途を付ける。設備面でも浜松工場拡張、インド拠点投資、フィリピンでの生産設備増設を進める。
主要顧客である四輪メーカー、二輪メーカー、家電メーカーの販売状況に業績が左右される構造を持つ。販売先上位2社への依存も大きく、取引条件変更や販売変動が影響要因となる。海外展開では、米国関税政策、中国景気停滞、原材料入手難、為替、法規制、労働問題、感染症、戦争、テロなど多面的なリスクを抱える。国内生産拠点が静岡県西部地域に集中し、南海トラフ地震など自然災害時の操業中断リスクもある。加えて、品質トラブル発生時の回収・補償費用、財務制限条項付融資契約への抵触も留意点となる。
提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、経営上の目標指標として売上高と営業利益を用いる方針を示す。リスク対応では、本社における海外事業体制を強化して情報収集力を高め、フィリピン子会社での生産体制整備により分散を図る。自然災害対応では、浜松市北部の浸水想定のない地点に建設した浜松工場を本社代替機能として位置付け、海外拠点でのバックアップ体制整備も進める。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 7.8B | 10.2倍 | 0.3倍 | 3.5% | 2,277.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 58.0B | 62.4B | 60.0B |
| 営業利益 | 1.0B | 1.3B | 1.0B |
| 純利益 | 700M | 712M | 700M |
| EPS | 223.9 | 228.0 | 223.9 |
| BPS | — | 7,995.1 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ASTI共栄会 | 0.08% |
| ASTI従業員持株会 | 0.07% |
| 中島 秀樹 | 0.03% |
| 株式会社名古屋銀行 | 0.03% |
| 株式会社静岡銀行 | 0.02% |
| 東京短資株式会社 | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.02% |
| 浜松磐田信用金庫 | 0.02% |
| 上田八木短資株式会社 | 0.02% |
| 江熊 和浩 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-07-16 | 渡邊 唯志 | 7.34 | |
| 2024-04-22 | FMR LLC | 4.11 | |
| 2024-03-07 | FMR LLC | 5.41 | |
| 2024-02-07 | FMR LLC | 6.6 | |
| 2023-12-22 | FMR LLC | 7.62 | |
| 2023-11-08 | FMR LLC | 8.83 | |
| 2023-04-07 | FMR LLC | 9.98 | |
| 2023-02-22 | FMR LLC | 9.98 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-10 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-10 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-11-11 | TDNet | 2026年3月期第2四半期 決算説明資料 | — | — | ||
| 2025-11-11 | TDNet | forecast_revision: 2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値との差 | — | — | ||
| 2025-11-11 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-11-11 | TDNet | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-11-11 | TDNet | 2026年3月期第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値との差異および特別損失ならびに特別利益の計上 | — | — | ||
| 2025-09-29 | TDNet | 連結子会社における一部事業廃止に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-07-16 | TDNet | Holding change by 渡邊 唯志 | — | — | ||
| 2025-04-24 | TDNet | 取締役候補者の選任に関するお知らせ | — | — | ||
| 2024-04-22 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2024-03-07 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2024-02-07 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2023-12-22 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2023-11-08 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2023-04-07 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — | ||
| 2023-02-22 | TDNet | Holding change by FMR LLC | — | — |