Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

千代田インテグレ株式会社 (6915)

千代田インテグレは、OA・AV・通信機器、自動車向け機構・機能部品をグローバルに製造販売。日本、アジア、欧州などに20子会社を展開し、本社はロイヤリティ収入を得る。「ソフトプレス」技術を核に、LCP樹脂フィルム化や5G向け低誘電フィルム開発など「高付加価値ビジネス」を推進し、収益力強化を図る。自己資本比率約81%と財務は強固。中期経営計画でROE向上とPBR1倍達成を目指す。 [本社]東京都千代田区 [創業]1955年 [上場]1991年

1. 事業概要と競争優位性

千代田インテグレは、OA機器、AV機器、通信機器、自動車などの最終製品向け機構部品・機能部品を製造販売しています。日本、東南アジア、中国、その他地域に20の子会社を展開し、グローバルな製造・販売ネットワークを構築。日本本社は海外子会社からロイヤリティ収入を得ています。

競争優位性の核は「ソフトプレス」技術です。研究開発ではLCP(液晶ポリマー)樹脂のフィルム化と応用製品開発を継続的に推進し、5G通信・ミリ波通信向け回路基板用低誘電フィルムを上市。これにより、熱対策や5G対応といった高付加価値ビジネスを推進しています。また、各拠点に責任と権限を与える「連邦経営」を掲げ、グループ全体の相乗効果とグローバルな事業展開力を強化しています。

2. 沿革ハイライト

1955年9月、千代田フエルト株式会社として設立。1969年6月にはラミネート加工技術を導入し、自動車用部品などの生産を開始しました。1978年8月、シンガポールに初の海外子会社を設立し、グローバル展開の礎を築きました。1988年9月に千代田インテグレ株式会社へ商号変更。1991年4月に店頭登録し上場。その後、アジアを中心に海外拠点を拡大し、2002年8月には東証一部に上場。2022年4月、市場再編に伴いスタンダード市場へ移行しました。2025年1月にはドイツにCHIYODA INTEGRE Europe GmbHを設立し、欧州での事業展開を強化する予定です。

3. 収益・成長

2024年12月期連結業績は、売上高412億14百万円、営業利益38億56百万円、親会社株主に帰属する当期純利益32億34百万円を計上し、増収増益を達成しました。

2025年からの新たな中期経営計画(2025-2027)では、「高付加価値ビジネスの拡大」を通じた持続的な成長と収益力強化を基本方針としています。2027年12月期連結業績目標として、売上高450億円、営業利益42.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益34億円、自己資本利益率(ROE)8.0%以上を掲げています。

成長ドライバーとして、研究開発による新製品・新市場開拓を重視し、LCP樹脂フィルムの応用製品開発では熱対策・電波(5G対応)向け商品開発を進めます。「ソフトプレスを柱としたグローバル企業」を目指す指針に基づき、全エリアでの事業成功を図ります。高付加価値ビジネス拡大に向けた投資とインフラ整備、売上高総利益率と平均単価の向上、従業員の能力開発推進にも取り組んでいます。

4. 財務健全性

2024年12月期末の自己資本比率は約81.0%と非常に高く、強固な財務基盤を維持しています。現金及び現金同等物は155億3百万円に対し、有利子負債は10億20百万円と、実質無借金経営に近い状態です。営業活動によるキャッシュ・フローも安定的に創出しています。

5. 株主還元

2024年12月期の年間配当は160.0円であり、前連結会計年度から増配を実施しました。経営指標として自己資本利益率(ROE)の向上と株価純資産倍率(PBR)1倍を目標に掲げ、持続的な企業価値向上を通じて株主還元を強化する方針です。

6. 注目ポイント

千代田インテグレは、「ソフトプレス」技術を核にLCP樹脂フィルム化や5G向け低誘電フィルム開発など「高付加価値ビジネス」を推進。アジア、欧米に広がるグローバル拠点で多様なニーズに対応し、地政学リスクを分散します。約81%の高い自己資本比率と潤沢なキャッシュによる強固な財務体質は、安定運営と成長投資を可能にします。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VHRR | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
37.3B 10.3倍 0.8倍 0.0% 3,210.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 41.2B 39.4B 39.4B
営業利益 3.9B 3.1B 3.0B
純利益 3.2B 2.6B 2.7B
EPS 310.9 230.6 229.9
BPS 4,135.5 3,648.3 3,315.3

大株主

株主名持株比率
いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.04%
日本毛織株式会社0.04%
東京中小企業投資育成株式会社0.04%
第一生命保険株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.03%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (PRINCIPAL ALL SECTOR SUBPORTFOLIO) (常任代理人 株式会社三菱UF J銀行)0.03%
フォスター電機株式会社0.02%
平和株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-22FMR LLC 4.34%(1.14%)
2024-03-07FMR LLC 5.48%+5.48%
2022-09-26FMR LLC 4.56%(1.19%)
2022-05-30株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.60%(1.06%)
2022-05-20FMR LLC 5.75%+5.75%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-25TDNetその他千代インテ投資有価証券売却に伴う特別利益の計上見込みに関するお知らせ3,475-2.45%
2026-02-12TDNet決算千代インテ2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)3,460-4.77%
2026-02-12TDNet配当・還元千代インテ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ3,460-4.77%
2025-10-16TDNetその他千代インテ自己株式の消却に関するお知らせ3,140+0.80%
2025-09-11TDNet配当・還元千代インテ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ3,160+3.48%
2025-08-08TDNet決算千代インテ2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)3,140+0.00%
2025-08-08TDNet配当・還元千代インテ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ3,140+0.00%
2025-07-10TDNet配当・還元千代インテ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ2,834+3.60%
2025-06-12TDNet配当・還元千代インテ自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ2,709-0.48%
2025-04-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 4.34%2,606+0.23%
2024-03-07EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.48%
2022-09-26EDINET大量保有FMR LLC大量保有 4.56%
2022-05-30EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.6%
2022-05-20EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.75%