Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

フクダ電子株式会社 (6960)

フクダ電子は、心電計を中核に生体検査装置、生体情報モニタ、除細動器や人工呼吸器、在宅向け酸素濃縮器・CPAP、消耗品、保守まで展開する医用電子機器グループ。全国販売網と在宅医療の地域密着体制、レンタルを含む提供形態、品質管理体制、長年の研究開発蓄積が特徴。医療ICT活用とワンストップ提案で成長を図る。[本社]東京都文京区 [創業]1939年 [上場]1982年

1. 事業概要

フクダ電子グループは、当社、子会社56社、関連会社1社で構成し、医用電子機器の製造・購買・販売を主軸に、物流・サービスまで展開する。事業は4部門で構成し、生体検査装置部門では心電計、血圧脈波検査装置、ポリグラフ、超音波画像診断装置などを扱う。生体情報モニター部門では心電図モニタ、多種組合せの生体情報モニタを展開する。治療装置部門ではカテーテル、除細動器、ペースメーカ、人工呼吸器に加え、在宅療養者向けのHOT、HMV、CPAPを製造・販売・レンタルする。消耗品等部門では生体電極、センサ類、修理・保守、空気清浄除菌脱臭装置などを扱う。呼吸器・循環器系を中心に、予防、検査、治療、経過観察、リハビリ、在宅、介護までをつなぐワンストップサービスを志向する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、創業以来積み重ねた心電計を中心とする研究開発蓄積と、呼吸・循環器領域における総合製品群にある。研究開発の中心として、心電図関連機器、各種生体情報モニタ、除細動器、酸素濃縮装置、生体電極、センサ類を挙げており、基礎研究と要素技術開発を継続する。品質面では1995年にISO9001認証、白井事業所でISO14001認証、安全性試験センターでISO/IEC17025認定を取得しており、厳格な品質管理体制を敷く。販売面では、全国に販売会社を相次いで設立し、在宅医療分野では酸素濃縮器の専門販売会社を全国展開してきた。さらに保守サービス会社、物流機能、医療情報システム会社もグループ内に持ち、機器販売だけでなく保守、サービス、ICT支援まで含めた提案力を備える。他社との差別化を図った製品開発を経営方針に明示しており、在宅医療の地域密着体制も継続強化する。

3. 市場環境

市場環境としては、高齢化の進展による医療需要の増加が追い風となる一方、医療費抑制、医師を含む医療従事者不足、診療報酬や薬価、特定保険医療材料の公定償還価格改定が収益環境の不透明要因となる。制度面では、全国医療情報プラットフォームの創設、電子カルテ情報の標準化、診療報酬改定DXの取り組みが進み、デジタル化による効率化が求められる。2040年を見据えた医療提供体制では、入院・在宅・介護の連携強化も方向性として示される。医療機器の製造・販売は医薬品医療機器等法の規制を受け、審査承認や治験に時間を要する場合があり、法規制は参入障壁である一方、事業運営上の制約にもなる。提示テキスト内では市場シェアの具体数値や競合比較の詳細は確認できない。

4. 成長戦略

中期経営計画方針では、少子高齢化の進展に伴い変化する医療環境に適応する事業戦略を策定し、効率的な組織運営によって強固な経営基盤の構築を掲げる。成長性が見込まれる分野への戦略的投資、効果的な研究開発、医療機関への総合提案の実現、在宅医療分野における地域密着体制の強化が主要施策となる。医療ICTを通じた取り組みや製品・サービス提供により、医療従事者の業務負荷軽減や業務効率化への貢献も狙う。資本効率向上の観点から、創出したキャッシュ・フローを継続的に成長投資へ振り向ける方針を示す。設備投資では、在宅用酸素濃縮器のレンタル用資産や白井事業所建替えに投資しており、在宅医療と供給体制強化の方向性がうかがえる。数値目標として、2028年3月期に連結売上高1,470億円、連結営業利益280億円を目標に据える。過去にはKontron Medical SAS社、Kontron Medical AG社、アトミック産業、オムロンコーリンの取得実績もあり、事業補完的な外部活用も行ってきた。

5. リスク

主要リスクの第1は医療行政の影響で、診療報酬、薬価、特定保険医療材料の公定償還価格改定や政策変更が価格低下と競争激化を招く可能性を持つ。第2は法的規制と品質問題で、医薬品医療機器等法に基づく承認遅延、治験長期化、規制変更、製品欠陥やリコールが業績に影響し得る。第3は供給・外部環境リスクで、特定取引先への依存、余剰在庫、海外法規制、為替変動、激甚災害、新興感染症が安定供給と収益に影響する可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、事業リスクの的確な把握、ガバナンス・コンプライアンス体制の強化、人材育成による組織活性化、グループ経営管理体制の充実を課題として掲げる。品質管理・安全管理体制の充実も経営戦略上の重要項目に位置付ける。株主還元については、資本効率を高めつつ、創出したキャッシュ・フローを成長投資に回しながら、株主へ安定的な成果配分を継続する方針を示す。労使関係は安定しており、提出会社の労働組合員数は335名、連結子会社の一部でも労働組合を組織し、労使関係は良好と記載する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6NZ | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
391.1B 16.1倍 1.6倍 0.0% 10,360.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 139.0B 140.3B 134.6B
営業利益 25.9B 26.5B 24.1B
純利益 18.6B 18.7B 17.3B
EPS 645.4 622.4 571.2
BPS 6,301.0 5,863.2 5,390.1

大株主

株主名持株比率
福田 孝太郎0.19%
日本生命保険(相)0.05%
みずほ信託銀行㈱ 退職給付信託 きらぼし銀行口 再信託受託者 ㈱日本カストディ銀行0.05%
㈱三菱UFJ銀行0.05%
㈱みずほ銀行0.04%
㈱北陸銀行0.03%
センチュリー産業㈱0.03%
ビービーエイチ フォー フィデリティー ロープライス ストック ファンド (常任代理人:㈱三菱UFJ銀行決済事業部)0.03%
福田 百合子0.03%
フクダ電子従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-06FMR LLC 3.10%(1.92%)
2025-05-23福田 孝太郎 15.14%(2.65%)
2024-11-08FMR LLC 5.02%(1.12%)
2024-08-07福田 孝太郎 17.79%+0.65%
2024-02-07福田 孝太郎 17.14%(3.53%)
2022-06-24福田 孝太郎 20.67%+3.54%
2022-03-14福田 孝太郎 17.13%+0.01%
2022-02-28福田 孝太郎 17.12%(0.74%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-26TDNetM&Aフクダ電子自己株式の公開買付けの結果及び取得終了に関するお知らせ9,830+2.44%
2026-02-09TDNetその他フクダ電子個人情報漏洩に関するお知らせ8,700+2.99%
2026-01-26TDNet決算フクダ電子2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)8,890+1.12%
2026-01-26TDNet配当・還元フクダ電子自己株式の取得及び自己株式の公開買付けに関するお知らせ8,890+1.12%
2026-01-26TDNetM&Aフクダ電子完全子会社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ8,890+1.12%
2025-12-25TDNetその他フクダ電子従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式処分の払込完了及び一部失権に関するお知ら7,410+0.00%
2025-11-28TDNetM&Aフクダ電子完全子会社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ7,120-1.40%
2025-08-29TDNetその他フクダ電子従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式処分に関するお知らせ6,750+0.74%
2025-06-16TDNet資本政策フクダ電子第三者割当による自己株式の処分完了に関するお知らせ6,850-1.02%
2025-06-06EDINET大量保有FMR LLC大量保有 3.1%6,920-2.02%
2025-05-23EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 15.14%6,580-2.13%
2024-11-08EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.02%
2024-08-07EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 17.79%
2024-02-07EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 17.14%
2022-06-24EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 20.67%
2022-03-14EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 17.13%
2022-02-28EDINET大量保有福田 孝太郎大量保有 17.12%