株式会社リードは、板金・塗装及び樹脂成形加工を主体とした受注製品と、ラック、ケース類及び駐輪ラックを主体とした自社製品を展開する。売上の中心は自動車用部品で、バンパー及びスポイラー等の外装部品、ハンドブレーキレバーシステムを手掛ける。自社製品では、情報通信機ラック、汎用電子機器ケース、シャーシを扱う電子機器事業と、駐輪ラック等の企画開発、設計、製造、販売・設置、保守メンテナンス、駐輪場経営まで担う駐輪事業を展開する。電子機器事業はJIS/EIA規格に準拠した各種システムラック、制御ボックス、防水・防塵ボックス等を地方公共団体や一般企業向けに供給するが、2025年6月末で撤退を決定する。駐輪事業は2021年3月に日鉄日新ビジネスサービス株式会社から譲受した事業で、40年の歴史を持つブランドを引き継ぐ。
同社の競争優位は、自動車用外装部品における樹脂成形と樹脂塗装の加工能力、及び駐輪事業における一貫体制に求められる。自動車部品では、複数台所有する中・大型樹脂成形機を活用し、バンパー、サイドスポイラー、ガーニッシュ類を中心とした外装品を製造する体制を構築する。沿革上も2,000トン、2,500トン、3,000トン級の樹脂成形機導入や新成形工場、新塗装工場、金型整備工場の整備を進めており、設備蓄積が参入障壁として機能する。加えて、2022年9月にアニールレス技術の特許を取得しており、軽量化や新材料、新工法の研究と合わせて技術差別化を図る。駐輪事業では、駐輪設備ブランド「シンワ型駐輪システム」を承継し、駐輪ラック60万台の設置実績を有する点がブランド力と実績面の優位となる。企画開発から設計、製造、販売・設置、メンテナンスまで社内で一貫して行う体制は、品質管理、納期対応、保守収益の獲得に資する。
同社の事業環境は、自動車部品業界の影響を強く受ける。自動車メーカーのグローバル化による生産拠点の海外展開、部品の共通化、系列崩壊、モジュール化の拡大、環境問題への対応、技術革新の加速、リコール・リスクの増大など、競争環境は厳しい。加えて、電気自動車関連部品への参入競争、資源価格の高騰、為替変動、米国の関税措置による景気下振れリスクも挙げられる。駐輪事業でも、新製品開発や他業態からの新規参入により競争が激化する。一方で、放置自転車問題への対応や、電動キックボードを含む次世代モビリティ需要の増加は追い風となる。環境面では、騒音、大気汚染、水質汚濁、振動、土壌汚染、産業廃棄物処理、リサイクル、有害物質、電波等に関する法規制を受ける。
自動車部品部門では、主要取引先からの量産品のティア1受注増加を目指し、開発・設計部門の拡充に注力する。特に、強みと位置付ける自動車用外装部品の樹脂成形及び樹脂塗装部品を中心に受注拡大を図り、限られた経営資源を樹脂成形と塗装部門へ傾注する方針を示す。主要取引先との関係強化に加え、近隣大手自動車メーカー等からの樹脂部品新規受注獲得に向けた営業展開も進める。研究開発面では、自動車の軽量化に向けた技術・新材料の研究、特殊塗装に向けた新技法の研究に投資を拡大する。受注活動では、省資源・省エネルギー化、低コスト化を市場ニーズと捉え、コンセプトインを実行し、部品構造の革新を進める。自社製品部門では、駐輪事業の販売エリア・チャネル拡大、営業力・製品開発力の強化を通じて事業拡大を図る。電動キックボードや専用スタンド、自転車・バイク向け駐輪ラック等の研究開発も進める。経営指標としては営業利益率5%以上の確保を掲げる。
主要リスクの第一は販売先集中で、売上高の80.3%を株式会社SUBARU及び関連部品メーカーに依存する点となる。生産・販売減少や海外生産シフトは受注減少要因となる。第二は技術革新対応で、高信頼性製品や先進技術、生産技術、環境分野の商品開発に継続投資を要し、その投資が即効的に収益へ結び付かない可能性がある。第三は品質、調達、災害、感染症、環境規制、人財確保、有利子負債依存度の高さなど多面的な事業リスクとなる。
同社は、安定した配当を実施できる強固な体質の構築を重視し、コーポレート・ガバナンスの一層の強化を掲げる。株主、お客様、取引先、従業員、地域社会等のステークホルダーとの良好な関係構築、企業倫理とコンプライアンス遵守の徹底、環境問題への積極対応を方針とする。内部統制システムの適切な整備・運用、品質及び環境保全マネジメントシステムの運用展開強化も課題として明示する。株主還元については、安定した配当を実施できる経営体質の構築を重視する方針を確認できる一方、具体的な配当性向や総還元方針は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 1.7B | — | 0.7倍 | 0.0% | 663.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4.2B | 5.1B | 5.0B |
| 営業利益 | -91M | 10M | 141M |
| 純利益 | -105M | 48M | 185M |
| EPS | -40.5 | 18.8 | 71.9 |
| BPS | 1,008.1 | 1,115.1 | 1,010.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 岩崎 元治 | 0.12% |
| 株式会社アイ・ティ・シー | 0.07% |
| リード共栄投資会 | 0.06% |
| 有田 泰志 | 0.06% |
| 株式会社埼玉りそな銀行 | 0.05% |
| 埼玉興業株式会社 | 0.03% |
| 松井証券株式会社 | 0.02% |
| 浅野 裕衣 | 0.02% |
| 岩崎 和子 | 0.02% |
| 株式会社SBI証券 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-09-22 | 有田 泰志 | 7.29% | +1.01% |
| 2025-08-26 | 岩崎 元治 | 18.86% | +0.75% |
| 2025-07-25 | 岩崎 元治 | 18.86% | +0.75% |
| 2025-07-14 | 岩崎 元治 | 18.11% | +0.44% |
| 2024-09-26 | 有田 泰志 | 6.28% | +1.01% |
| 2024-09-26 | 有田 泰志 | 6.28% | +1.01% |
| 2024-09-25 | 有田 泰志 | 6.28% | +1.01% |
| 2024-09-25 | 有田 泰志 | 6.28% | +1.01% |
| 2024-09-19 | 有田 泰志 | 6.28% | +1.01% |
| 2024-02-15 | 有田 泰志 | 5.27% | +5.27% |
| 2024-02-14 | 有田 泰志 | 5.41% | +5.41% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-12-11 | TDNet | 配当・還元 | リード | 営業外収益(受取配当金)の計上に関するお知らせ | 553 | +2.89% |
| 2025-09-22 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 7.29% | 609 | +1.15% |
| 2025-08-26 | EDINET | 大量保有 | 岩崎 元治 | 大量保有 18.86% | 591 | +0.34% |
| 2025-07-25 | EDINET | 大量保有 | 岩崎 元治 | 大量保有 18.86% | 600 | -0.33% |
| 2025-07-25 | TDNet | その他 | リード | 譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ | 600 | -0.33% |
| 2025-07-14 | EDINET | 大量保有 | 岩崎 元治 | 大量保有 18.11% | 590 | +1.36% |
| 2024-09-26 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 6.28% | — | — |
| 2024-09-26 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 6.28% | — | — |
| 2024-09-25 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 6.28% | — | — |
| 2024-09-25 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 6.28% | — | — |
| 2024-09-19 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 6.28% | — | — |
| 2024-02-15 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 5.27% | — | — |
| 2024-02-14 | EDINET | 大量保有 | 有田 泰志 | 大量保有 5.41% | — | — |