Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社スプリックス (7030)

スプリックスは教育サービス事業を展開する企業グループ。中核は個別指導塾「森塾」で、先生1人に生徒2人までの運営と成績保証制度を特徴とする。加えて「湘南ゼミナール」「河合塾マナビス」、FC型の「自立学習RED」、教材「フォレスタ」シリーズ、オンライン塾「そら塾」などを展開。教材・システム・FCを併せ持ち、塾運営ノウハウの横展開を進める。[本社]新潟県長岡市 [創業]1997年 [上場]提示テキスト内では確認できない

1. 事業概要

スプリックスは、子会社7社及び関連会社1社で教育サービス事業を展開する企業グループ。「森塾」「湘南ゼミナール」「河合塾マナビス」の3報告セグメントを開示する。中核の「森塾」は小・中・高校生向けの個別指導塾で、先生1人に生徒2人までの指導形態と、中学生向けの「1科目20点以上成績が上がること」を保証する成績保証制度を採用する。「湘南ゼミナール」は集団指導型を主軸とし、定期テスト対策から難関校受験対策まで独自の「QE授業」を活用する。「河合塾マナビス」は現役高校生向け大学進学塾で、映像授業と学習ナビゲーションを組み合わせ、同社グループはフランチャイジーとして展開する。加えて、「自立学習RED」の直営・FC、「そら塾」のオンライン個別指導、学習塾用教材「フォレスタ」シリーズ、学習塾マネジメント用「フォレスタデータベース」、求人サイト「塾講師JAPAN」、読書教育プログラム「グリムスクール」、プログラミング学習サービス「QUREO」、AIタブレット活用の「SPRIX LEARNING」「DOJO」、プログラミング能力検定、日本語学院や英語スクールなど周辺教育サービスも手掛ける。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、塾運営と教材・システム開発を一体化した事業構造にある。「森塾」は現場での指導実践を通じてノウハウを蓄積し、その知見を「フォレスタ」テキストや「フォレスタデータベース」に反映する構図を持つ。「フォレスタ」テキストは「生徒が分かりやすい」だけでなく「先生が教えやすい」という2つの視点から制作し、「森塾」での使用にとどまらず各地の教育関連企業でも採用される。これは自社教室で磨いた教育コンテンツを外販できる点で、単純な教室運営会社との差別化要因となる。また、「自立学習RED」はFC契約に基づき商標及びノウハウ等を提供し、契約満了後は1年ごと更新となる仕組みを持つため、教室運営以外に継続的な対価受領の基盤を備える。さらに、成績向上を重視し、テスト結果や教材内容、講師の指導効果を継続分析し、指導オペレーションの改善とシステム化を進める点も特徴となる。一方で、会社自身が教育サービス事業は参入障壁が低いと明記しており、強固な規制障壁や独占的シェアの記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

国内教育サービス市場は、少子化による学齢人口の減少を背景に競争激化と業界再編の進行が予想される環境にある。他方で、家計における教育関連支出は高止まりし、教育への期待は高まると記載する。加えて、教育のIT化やグローバル化の必要性が一層高まり、政府も教育制度の見直しに強い意欲を示すなど、事業機会も存在する。世界全体では、人口増加と就学率上昇を背景に教育市場が成長し、新興諸国での中間層拡大やテクノロジー変化に応じたスキル需要の高まりが追い風となる。競争面では、既存事業者が多数存在し、新規参入も多いと会社は認識する。制度面では、入試制度変更や学習指導要領改訂など行政による教育制度変更が継続し、教材改訂やサービス改善への迅速な対応が求められる。

4. 成長戦略

中長期戦略として、同社は中核事業「森塾」の継続的な開校と、「自立学習RED」のフランチャイズ展開推進を掲げる。新規開校に伴う生徒募集は順調に推移するとし、設備投資では「森塾」の新規開校20校舎に伴う内装工事を実施するなど、教室網拡大を成長の主軸に据える。地域展開では、森塾の関西地区での開校を進め、引き続き関西地区への開校を行う方針を示す。加えて、新たな地域への展開、新規出店・開校のペース加速、新興諸国を中心とした新たな地域・国への進出も視野に入れる。非教室領域では、販路拡大、新規コンテンツ開発、IT化、基礎学力事業への成長投資により収益維持と中長期拡大を目指す。研究開発では、AIタブレットによる基礎学力養成、国際基礎学力検定、学校教職員向け支援サービスなどITコンテンツ、検定事業、基礎学力事業の開発を進める。さらに、「TOFAS」などの新規事業が当初計画を上回って拡大し、学習塾サービスとの相乗効果を最大限に発揮する取り組みを進めると記載する。経営指標としては、売上高増加率、売上高営業利益率、ROEを重視する。

5. リスク

主要リスクの第1は少子化で、国内の小中高校生数の漸減が続く見通しにあり、新規開校や展開エリア拡張が計画通り進まない場合に影響を受ける。第2は競争激化で、会社自身が参入障壁の低さと多数の既存事業者・新規参入事業者の存在を認識する。第3はブランド及びFC管理で、「森塾」のブランド価値低下や「自立学習RED」加盟者の契約違反が業績やブランドイメージに影響し得る。加えて、教育制度変更、災害・感染症、個人情報漏えい、サイバー攻撃、新規事業投資の回収不確実性も挙げる。

6. ガバナンス

経営面では、企業ミッションを『教育で人生を新しく。』とし、規模、収益性、資本効率を重視する。対処課題として、生徒の成績向上、ブランド確立、地域展開、教育コンテンツ品質向上、研究開発、人材確保・育成、経営体制強化を列挙する。成績向上に係る目標達成度合をスタッフの人事評価の構成要素の一つとする点は、現場成果と評価制度の連動を示す。人材面では、連結従業員数1,550人を擁し、計画的採用と育成を重視する。内部管理面では、法令遵守の徹底と内部管理体制の充実・強化に努める方針を示す。一方、株主還元方針や取締役会構成などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XCTM | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
21.4B 19.3倍 2.1倍 0.0% 1,189.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 35.1B 31.9B 30.4B
営業利益 2.2B 1.1B 1.3B
純利益 1.1B 500M 561M
EPS 61.7 28.7 32.5
BPS 563.5 545.7 558.8

大株主

株主名持株比率
有限会社フラットストーン0.49%
常石 博之0.09%
UBS AG SINGAPORE-054600251021U9 (常任代理人 シティバンク、 エヌ・エイ東京支店)0.07%
中野 道0.05%
平石 明0.04%
スプリックスグループ従業員持株会0.02%
WILL FIELD CAPITAL PTE. LTD. Director 志野文哉0.02%
上田八木短資株式会社  取締役社長上田晶平0.02%
日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)0.02%
野村證券株式会社  代表取締役奥田健太郎0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-07常石 博之 8.77%(0.92%)
2026-01-07常石 博之 8.77%--
2024-11-28WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 8.81%+1.00%
2023-06-08WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 7.81%+1.19%
2022-11-30WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 6.62%+1.56%
2022-11-18WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 6.62%+1.56%
2022-11-04WILL FIELD CAPITAL PTE LTD 5.06%+5.06%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-07EDINET大量保有常石 博之大量保有 8.77%1,373-0.87%
2026-01-07EDINET大量保有常石 博之大量保有 8.77%1,373-0.87%
2024-11-28EDINET大量保有WILL FIELD CAPITAL P大量保有 8.81%
2023-06-08EDINET大量保有WILL FIELD CAPITAL P大量保有 7.81%
2022-11-30EDINET大量保有WILL FIELD CAPITAL P大量保有 6.62%
2022-11-18EDINET大量保有WILL FIELD CAPITAL P大量保有 6.62%
2022-11-04EDINET大量保有WILL FIELD CAPITAL P大量保有 5.06%