Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

フロンティア・マネジメント株式会社 (7038)

独立系の経営支援会社。経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、再生支援、制度関連DDに加え、投資とCxO派遣を組み合わせる点に特色を持つ。多様な専門家を社内に抱え、金融法人ネットワークを基盤に全体最適解をワンストップで提供。国内中規模M&Aへの回帰、4部門連係、投資拡大を成長施策に掲げる。[本社]東京都港区 [創業]2007年 [上場]2018年

1. 事業概要

フロンティア・マネジメント株式会社は、コンサルティング・アドバイザリー事業と投資事業を展開する独立系ファーム。コンサルティング・アドバイザリー事業は、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、再生支援、その他事業で構成する。経営コンサルティングでは、全社戦略・事業戦略・機能別戦略の立案、中期経営計画の策定と実行支援、常駐型の経営執行支援、事業デュー・ディリジェンス、PMIを提供する。M&Aアドバイザリーでは、戦略立案、対象企業の選定・アプローチ、各種デュー・ディリジェンス、企業価値算定、契約交渉、クロージング手続きまでを支援する。再生支援では、再生計画策定、金融機関との利害調整、経営参画、各種再生手続き支援を行う。投資事業では、フロンティア・キャピタル株式会社を通じ、経営人材派遣を伴う直接投資を実施し、中長期の企業価値向上を支援する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、多様な専門家を社内に抱える人材ポートフォリオと、複数機能を束ねたワンストップ提供力にある。弁護士、会計士、税理士、投資銀行出身者、事業会社出身者、金融機関出身者、経営コンサルタント、産業アナリストなどで構成され、案件ごとに適切なチームを組成し、専門知見を横断的に動員する体制を敷く。これにより、個別最適ではなく全体最適解の導出を志向し、高品質かつスピーディな課題解決を支援する。祖業である事業再生で培った強いコミットメントと、常駐型・ハンズオン型の実行支援も差別化要因となる。加えて、特定の金融機関、監査法人、事業法人の資本系列に属さない独立系にあり、利益相反のない中立的立場で提案可能な点も強みとなる。営業面では、事業開発部を通じて長年構築した全国のメガバンク、地方銀行などとの緊密な金融法人ネットワークを有し、金融法人のみならずその取引先へのアクセスも可能とする。さらに、投資機能を兼ね備え、資金支援と経営人材派遣を組み合わせられる点も特徴となる。

3. 市場環境

提示テキストでは、主要市場はいずれも拡大基調にある。IDC Japanによると、2023年のビジネスコンサルティング市場は前年比12.6%増の7,240億円、2028年には1兆1714億円に達する見込みとする。M&A市場はレコフのデータで2024年の件数が過去最高となり、2011年以降増加傾向が継続する。背景には、コーポレート・ガバナンス・コードの定着、資本効率重視、アクティビスト台頭、事業ポートフォリオ見直し、クロスボーダー展開、事業承継、国内中堅・中小企業再編がある。事業再生市場も、帝国データバンクによる2024年の企業倒産件数増加を受け、需要拡大が見込まれる。一方、同社自身がリスクとして明示する通り、主要事業に必要な許認可等は基本的に存在せず、参入障壁は低く、競争は激しい。直接的な法的規制は主要事業に存在しないと認識する一方、将来の規制変更は事業展開を制約し得る。

4. 成長戦略

2025年2月13日付で策定した「構造改革プラン」を第二創業の元年と位置付け、「ONE-FMIプラットフォーム経営」への転換を前提に、独自の生態系構築と再成長を目指す。基本方針は「生産性の向上」と「未来志向」の2点。主要施策として、成長を維持しているコンサルティング系部門を5部門から3部門へ再編し、人的資本の集約と一体運用による効率化、収益性向上を図る。M&Aでは、従来から強みを有する国内の中規模M&A市場へ原点回帰し、安定的な案件獲得を目指す。クロスボーダー案件は収益性を吟味しつつ、日本、アジア、中国を含む地域、欧州の3拠点を中心に再成長を狙う。営業面では、コンサルティング系3部門とM&A部門のフロント4部門による一体連係ソリューションをクロスセル展開し、単価向上を図る。加えて、金融機関とPEファンドとの連携を基盤に、大手・中堅規模以上の個別企業へのアカウント・カバレッジ網拡大を進める。投資事業では、2024年度に契約締結した3案件の投資実行と案件パイプライン拡大を踏まえ、毎期4件程度の投資実行を掲げる。海外面では、上海子会社、シンガポール支店、ニューヨーク支店、パリ支店、CFI加盟、Athemaとの資本業務提携を通じたネットワークを有する。

5. リスク

第1に、競争激化リスクを抱える。会社自身が、主要事業は基本的に参入障壁が低く競争の激しい分野と明示し、価格競争激化の可能性を挙げる。第2に、M&Aアドバイザリーの成功報酬に起因する業績変動リスクを抱える。大型案件の成否や計上時期により四半期業績が大きく変動し得る。第3に、人材確保・育成リスクを抱える。多様な専門家人材が競争力の源泉である一方、経験豊富で専門性の高い人材の確保難や流出、採用コスト上昇は事業遂行と収益性に影響し得る。加えて、海外事業の収益化途上、投資事業の進捗や減損、創業者への依存も開示リスクに含む。

6. ガバナンス

2024年12月末時点の体制は、取締役2名、監査等委員である取締役4名、そのうち社外取締役3名、従業員433名。構造改革プランでは、コーポレート部門を社長直下で再編し、CSO領域、CFO領域、CAO領域の3部門体制へ改編して、全社戦略・統括能力の拡充、合理化、生産性向上を進める方針を示す。株主還元方針は、将来の事業展開と経営体質強化に必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続実施することを基本とする。株主への適正な利益還元を重要課題と位置付け、利益水準、次期以降の見通し、資金需要、内部留保の状況を総合勘案して判断する方針を示す。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VGZ1 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
6.4B 2.4倍 0.0% 548.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.3B 10.0B 7.9B
営業利益 -632M 1.3B 908M
純利益 -695M 781M 557M
EPS -59.2 67.5 48.7
BPS 225.1 315.8 255.4

大株主

株主名持株比率
M&Aキャピタルパートナーズ株式会社0.20%
大西 正一郎0.19%
矢島 政也0.05%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託 口)0.02%
松岡 真宏0.02%
村田 朋博0.02%
ANTEMA (常任代理人:みずほ証券株式会社)0.02%
JPモルガン証券株式会社0.01%
大谷聡伺0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-08-22松岡 真宏 2.11%(16.80%)
2024-08-20M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 19.45%+2.99%
2024-08-19松岡 真宏 2.11%(16.80%)
2024-08-16M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 19.45%+2.99%
2024-08-15M&Aキャピタルパートナーズ株式会社 16.46%+11.46%
2022-08-22株式会社SBI証券 0.97%(4.36%)
2022-08-05株式会社SBI証券 5.33%+2.33%
2022-07-25株式会社SBI証券 0.71%(4.58%)
2022-07-07株式会社SBI証券 5.29%+2.29%
2022-06-22株式会社SBI証券 1.01%(4.26%)
2022-06-07株式会社SBI証券 5.27%+2.27%
2022-04-14大西 正一郎 18.91%--
2022-04-14松岡 真宏 18.91%--
2022-03-28大西 正一郎 18.91%(1.02%)
2022-03-28松岡 真宏 18.91%(1.02%)
2022-03-11大西 正一郎 18.91%(1.02%)
2022-03-11松岡 真宏 18.91%(1.02%)
2022-01-14大西 正一郎 19.93%(1.19%)
2022-01-14松岡 真宏 19.93%(1.19%)
2022-01-07三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 3.43%(1.60%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-24TDNet人事フロンティアM(訂正)取締役(監査等委員である取締役を除く)及び監査等委員である取締役の候補者選任に関するお知らせ554+0.72%
2025-12-12TDNet人事フロンティアM代表取締役の異動に関するお知らせ674+0.59%
2025-10-09TDNetM&AフロンティアM連結子会社間の組織再編(合併・吸収分割)及び商号変更に関するお知らせ710-1.83%
2025-08-15TDNet決算フロンティアM(訂正・数値データ訂正)「2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正につ709-0.14%
2024-08-22EDINET大量保有松岡 真宏大量保有 2.11%
2024-08-20EDINET大量保有M&Aキャピタルパートナーズ株式会社大量保有 19.45%
2024-08-19EDINET大量保有松岡 真宏大量保有 2.11%
2024-08-16EDINET大量保有M&Aキャピタルパートナーズ株式会社大量保有 19.45%
2024-08-15EDINET大量保有M&Aキャピタルパートナーズ株式会社大量保有 16.46%
2022-08-22EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 0.97%
2022-08-05EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 5.33%
2022-07-25EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 0.71%
2022-07-07EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 5.29%
2022-06-22EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 1.01%
2022-06-07EDINET大量保有株式会社SBI証券大量保有 5.27%
2022-04-14EDINET大量保有大西 正一郎大量保有 18.91%
2022-04-14EDINET大量保有松岡 真宏大量保有 18.91%
2022-03-28EDINET大量保有大西 正一郎大量保有 18.91%
2022-03-28EDINET大量保有松岡 真宏大量保有 18.91%
2022-03-11EDINET大量保有大西 正一郎大量保有 18.91%