ギークス株式会社グループは、IT人材インフラを活用し、全4事業を展開する。中核はIT人材事業で、国内ではITフリーランスを活用した技術リソースシェアリングを主体とし、日本のIT人材不足の解消を志向する。DX施策による業務効率化、マーケティング手法見直し、組織強化、人材教育のブラッシュアップを進め、北海道支店と広島支店も新設する。海外ではオーストラリアのLaunch Group Holdings Pty Ltdを通じ、カジュアル雇用人材やフリーランスを活用したIT人材特化の人材関連事業を展開し、シドニーとメルボルンで人材派遣事業とMSP事業を運営する。Seed Tech事業は日本とフィリピンを拠点に、オフショア開発受託、フィリピン・セブ島へのIT留学、SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」、未経験若年層向け研修・実務機会提供の「Seed Tech Camp」を展開する。その他事業に属したx-Tech事業は、ゴルフ等スポーツ領域中心のデジタルマーケティング支援やD2C支援を行っていたが、当連結会計年度に撤退を決定する。
競争優位の中核は、ITフリーランスのデータベースと、ITフリーランスの働き方支援を通じた技術リソースのシェアリングプラットフォームに置く。国内IT人材事業では、IT関連技術者不足を背景に引合い増加が続く市場で、ITフリーランスに寄り添う柔軟で多様性のあるキャリア支援を通じ、安定的な人材確保とエンゲージメント強化を図る点が差別化要素となる。地方企業のIT人材不足という課題に対し、全国のあらゆる地域から案件参画できる環境づくりを進める点もネットワーク拡張の性格を持つ。海外では、オーストラリアで現地企業・団体、公的機関に対しIT人材の紹介・派遣、人材管理支援を行う体制を持つ。Seed Tech事業では、育成、留学、オフショア開発、SaaS提供、未経験者向け研修までを束ね、IT人材供給の川上から川下まで接点を持つ。もっとも、国内外シェア、特許、独自技術、ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。
市場環境は総じて追い風が強い。会社は、IT・AI技術の活用とデジタルトランスフォーメーション推進により、国内IT市場規模の拡大を見込む。国内ではIT関連技術者不足が継続すると予想し、ITフリーランス活用需要の高止まりを前提に事業拡大を進める。海外のオーストラリア市場も、日本同様に多種多様なIT人材需要が高く、柔軟な労働形態が普及する市場と位置付ける。一方で、法規制や商慣習の違い、人材獲得競争の激化が課題となる。規制面では、下請代金支払遅延等防止法、特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律、労働者派遣法、個人情報保護法、不正アクセス行為の禁止等に関する法律などが事業領域に関係する。フィリピンでは教育関連事業を含む一定事業に外国資本比率の制限があり、現地パートナーとの協調が不可欠となる。
成長戦略は、既存事業強化と事業領域拡大、M&A活用、組織基盤整備の三層で構成する。国内IT人材事業では、ITフリーランスの安定確保と信頼関係向上を重視しつつ、既存サービスに加え、ITフリーランス以外の多様な形態にも対応したサービス提供、企業の課題解決を支援する新規ソリューション構築を進める。地方展開では北海道支店、広島支店を開設し、全国の地域企業需要の取り込みを図る。海外IT人材事業では、現地法令の遵守体制整備、人材ネットワーク拡充、サービス品質の維持・向上を通じ、着実な成長と収益性向上を目指す。Seed Tech事業では、オフショア開発、IT留学、「ソダテク」、「Seed Tech Camp」に加え、クライアント企業の幅広いニーズに対応し解決策を提案する新事業も展開する。M&Aは成長戦略の一環として明確に位置付け、シナジー、戦略整合性、財務・法務リスク、PMI内容を精査し、株式価値向上に資する案件を推進する。加えて、AI技術の進展を背景に、社内業務効率向上を目的としたAI利活用にも注力し、付加価値の高いサービス提供を目指す。中期経営計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。
主なリスクは三点に整理できる。第一に、IT人材市場の成長鈍化や予期せぬ法的規制により、ITフリーランス需要が減少するリスクを抱える。正社員エンジニア活用を進める場合、案件獲得が遅れると人件費負担増加につながる。第二に、海外事業リスクを抱える。オーストラリアでは法令、商慣習、金融政策、労働法制、税制、為替、競争環境の変化が収益性に影響しうる。フィリピンでは外国資本規制により経営権維持に制約が生じうる。第三に、基幹システムの入力誤りや障害、情報セキュリティ事故、M&A後のシナジー未達や減損発生が業績に影響しうる。
ガバナンス面では、事業拡大に応じた国内外の内部管理体制強化とコーポレート・ガバナンス充実を重要課題に位置付ける。情報セキュリティでは、社内システム対策、アクセス制御、従業員教育を徹底し、サイバーセキュリティ対策基本方針の下で体制見直しと改善を継続する。人材面では、新卒採用を含む積極採用と研修制度拡充を進める。提出会社の管理職に占める女性労働者割合は22.6%、男性労働者の育児休業取得率は100%となる。労働組合は結成されていないが、労使関係は安定する。株主還元方針や取締役会構成の詳細は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 6.1B | 123.4倍 | 2.2倍 | 0.0% | 595.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 25.2B | 23.7B | 16.0B |
| 営業利益 | 496M | 91M | 589M |
| 純利益 | 50M | -1.5B | 244M |
| EPS | 4.8 | -142.8 | 23.2 |
| BPS | 267.7 | 272.1 | 416.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 合同会社アトム | 0.38% |
| 曽根原 稔人 | 0.26% |
| 株式会社全国個人事業主支援協会 | 0.02% |
| NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN(CASHPB)(常任代理人野村證券株式会社) | 0.02% |
| 荒井 富雄 | 0.01% |
| 石川 大祐 | 0.01% |
| 株式会社SBI証券 | 0.01% |
| 曽我 健 | 0.01% |
| 株式会社グッドスマイルカンパニー | 0.01% |
| 柏木 拳志 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2023-06-07 | アセットマネジメントOne株式会社 | 0.03% | N/A |
| 2021-08-06 | みずほ証券株式会社 | 0.00% | N/A |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2025-12-24 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | 597 | +1.51% |
| 2025-12-02 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 602 | +0.83% |
| 2025-11-05 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 561 | +3.92% |
| 2025-10-27 | TDNet | 業績修正 | ギークス | 2026年3月期第2四半期(中間期)及び通期連結業績予想の上方修正に関するお知らせ | 661 | -3.48% |
| 2025-10-02 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 604 | +3.15% |
| 2025-09-02 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 650 | -3.69% |
| 2025-08-04 | TDNet | 配当・還元 | ギークス | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | 518 | -0.97% |
| 2025-07-17 | TDNet | 資本政策 | ギークス | 第8回新株予約権(有償ストック・オプション)の発行内容確定に関するお知らせ | 496 | -0.40% |
| 2025-07-17 | TDNet | 資本政策 | ギークス | 第9回新株予約権(無償ストック・オプション)の発行内容確定に関するお知らせ | 496 | -0.40% |
| 2025-07-11 | TDNet | 資本政策 | ギークス | (訂正)「第9回新株予約権(無償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ」の一部訂正について | 499 | +0.60% |
| 2023-06-07 | EDINET | 大量保有 | アセットマネジメントOne株式会社 | 大量保有 0.03% | — | — |
| 2021-08-06 | EDINET | 大量保有 | みずほ証券株式会社 | 変更 | — | — |