株式会社アンビスホールディングスは持株会社にあり、連結子会社の株式会社アンビス、株式会社明日の医療、株式会社ミドリとともにグループを構成する。報告セグメントは医心館事業のみの単一セグメントとする。中核は、ホスピス型有料老人ホーム「医心館」事業所内で訪問看護、訪問介護、居宅介護支援、障害者を対象とした居宅介護を提供する事業運営にある。アンビスが各種サービス提供と事業所運営を担い、持株会社が開設戦略の企画、協力医療機関の獲得、顧客営業先の開拓、集客やサービス提供状況の分析・改善、適正運営の確保、診療・介護報酬請求、債権管理、物品調達まで支援する。一気通貫型の地域医療・看護の強化再生ビジネスモデルを構築する点が特徴となる。医心館は1都1道1府30県、130事業所を展開する。売上は医療保険報酬、介護保険報酬、入居者から収受する家賃・管理費・食費等の保険適用外売上から成る三階建構造を採る。
競争優位の中核は、訪問系サービスと施設系サービスを同一敷地内で有機複合的に組み合わせる運営モデルにある。医療依存度が高い方、具体的にはがん末期状態、人工呼吸器装着、重度の神経変性疾患、看取り対応、重度障害など一般的な介護施設では受入れが難しい層を積極的に受け入れ、終末期における看護ケアを提供する。特に看護師の人員体制を強固にすることを特徴とし、24時間365日の見守りと健康管理、病変時対応を可能にする。加えて、医師を常駐させず外部化する独自の考え方を採り、看護や介護への人材投入余力を生み出す。無床診療所にとっては医心館のベッド活用により実質的に病床を有するような患者対応が可能となり、市中病院にとっては病床回転率向上につながると位置付ける。この“シェアリング病床”の発想を通じ、医療機関等との間で強固な信頼関係を築いていると記載する。会社は自らを地域医療を強化再生するプラットフォーマー、パイオニアと位置付け、先駆者の優位性を競争優位として掲げる。展開地域でより厚い信頼とより高いシェアの獲得・維持を目指す方針も明示するが、具体的な市場シェア数値は提示テキスト内では確認できない。
事業機会の背景には、地域医療の疲弊・破綻と医療ケア難民化がある。医療過疎地では医師不足と経営赤字により病床の休廃止や廃院の危機が進む。加えて、日本は超少子高齢多死社会に入り、85歳以上を中心に高齢者数が増加し、死亡者数も増加する見通しとする。国は病院完結型医療から地域完結型医療への移行を進め、診療報酬上も在宅復帰や在院日数短縮を促進してきた。この結果、末期がん患者や人工呼吸器を離脱できない患者など医療依存度の高い方にも速やかな退院が求められる一方、在宅や一般介護施設では24時間365日の継続的医療ケア体制が脆弱で、退院後の療養先確保が難しい。こうした環境下で、病院でも自宅でもない「第3の療養の場」への需要拡大を見込む。事業運営には老人福祉法、高齢者住まい法、介護保険制度、医療保険制度、障害者総合支援法など制度面の枠組みが関わる。
中長期ビジョンとして、医心館事業を長期安定的な収益基盤として確立し、医療支援事業を通じて総合医療カンパニーへ進化し、100年続く企業を目指す方針を掲げる。医心館事業では、開設数の拡大と持続的な事業基盤の構築を進める。末期がん患者を中心とする展開を推進しつつ、非がん患者や重度ケアを必要とする若年者も積極的に受け入れ、在宅医療のセーフティーガードを志向する。地域展開では、東日本や首都圏でのドミナント展開を加速してきたが、今後は西日本を含む需要地域で拠点新設を進める。加えて、入居者と従業員のロイヤリティ向上を掲げ、顧客満足度向上、教育研修、ゆとりある運営、人員体制拡充、退職率低減に取り組む。新規事業としては、2020年3月設立の株式会社明日の医療を通じ、医療機関や介護施設の経営支援を展開する。長年の医心館事業で培った医療機関等とのネットワークを活用し、地域医療のプラットフォーム形成、病棟転換、医療従事者の組織づくり、入退院調整を支援する。2025年4月には6つの医療機関に対する経営支援を開始し、地域マーケティング、機能明確化、コスト管理、組織づくり、多職種連携のノウハウを活かして収益性改善に成功したと記載する。支援の特徴は、医師や看護師の人財派遣を通じた超ハンズオン型支援と、運営管理や資金面を含むバックオフィス支援にある。
主なリスクの一つは新規開設に関する不確実性にある。好立地の確保競争、自治体等の各種規制、工事期間中の台風や大雪、景況感や相場・需給変化などにより、開設時期の遅延や事業計画との乖離が生じる可能性がある。二つ目は人材の確保、育成、管理に関するリスクにある。とりわけ看護職員の配置体制が事業の強みであるため、有資格者の確保が滞ると既存事業所の規模縮小や新規事業所の開設順延につながる可能性がある。三つ目として、提示テキストでは「特定人物への依…」の記載が途中で途切れており、詳細は確認できない。
経営指標としてEBITDA、EBITDAマージン、自己資本比率、Net Debt/EBITDA倍率を重視し、成長性、収益性、財務安定性のバランスを取りながら企業価値拡大を図る方針を示す。財務健全性の確保を優先課題に掲げ、着実な利益剰余金の積み上げ、キャッシュ・フロー創出、有利子負債管理を進める。自己資本比率の目安を30%と定める点も明示する。一方、取締役会構成、社外取締役比率、指名・報酬制度、配当方針や自己株取得方針などの詳細なコーポレートガバナンスおよび株主還元方針は、提示テキスト内では十分に確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 43.1B | 11.7倍 | 1.2倍 | 0.0% | 439.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 49.2B | 42.5B | 32.0B |
| 営業利益 | 6.2B | 10.6B | 8.6B |
| 純利益 | 3.7B | 7.4B | 6.3B |
| EPS | 37.5 | 75.9 | 64.4 |
| BPS | 370.5 | 339.4 | 270.6 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社IDEA Capital | 0.53% |
| 柴原 慶一 | 0.09% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.06% |
| BNP PARIBAS SINGAPORE/2S/JASDEC/MAYBANK CLT ASET 30E-0B(常任代理人 香港上海銀行東京支店) | 0.02% |
| 東京短資株式会社 | 0.01% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.01% |
| UBS AG LONDON ASIA EQUITIES (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.01% |
| JPモルガン証券株式会社  | 0.01% |
| DBS BANK LTD. 700104 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 佐護 勝紀 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-02-26 | Pantheum Partners Limited | 5.02% | +1.02% |
| 2026-02-25 | Pantheum Partners Limited | 5.05% | +2.05% |
| 2026-02-19 | 柴原 慶一 | 60.94% | -- |
| 2026-01-23 | 柴原 慶一 | 60.94% | -- |
| 2025-04-04 | 柴原 慶一 | 59.94% | (0.02%) |
| 2025-04-04 | 柴原 慶一 | 60.94% | +1.00% |
| 2025-03-31 | 柴原 慶一 | 60.94% | +1.01% |
| 2025-02-13 | ポーラー・キャピタル・エル・エル・ピー | 4.03% | (1.03%) |
| 2024-11-11 | 柴原 慶一 | 59.93% | (0.03%) |
| 2024-06-05 | ポーラー・キャピタル・エル・エル・ピー | 5.06% | +0.06% |
| 2024-05-29 | 柴原 慶一 | 59.96% | -- |
| 2024-05-09 | 柴原 慶一 | 59.96% | -- |
| 2024-04-05 | 柴原 慶一 | 59.96% | -- |
| 2024-03-07 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 4.65% | (2.15%) |
| 2024-02-22 | 柴原 慶一 | 59.96% | (0.81%) |
| 2023-08-31 | 柴原 慶一 | 60.77% | (0.01%) |
| 2023-06-19 | 柴原 慶一 | 60.78% | -- |
| 2023-05-22 | キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニー | 6.80% | -- |
| 2023-05-11 | 柴原 慶一 | 60.78% | (0.01%) |
| 2023-04-04 | 柴原 慶一 | 60.79% | -- |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-03 | TDNet | 資本政策 | アンビス | 募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行内容確定に関するお知らせ | 484 | -0.62% |
| 2026-02-26 | EDINET | 大量保有 | Pantheum Partners Li | 大量保有 5.02% | 504 | +3.57% |
| 2026-02-25 | EDINET | 大量保有 | Pantheum Partners Li | 大量保有 5.05% | 499 | +1.00% |
| 2026-02-19 | EDINET | 大量保有 | 柴原 慶一 | 大量保有 60.94% | 507 | -0.20% |
| 2026-02-13 | TDNet | 資本政策 | アンビス | 有償ストック・オプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ | 499 | -3.21% |
| 2026-02-13 | TDNet | その他 | アンビス | 当社主要株主が保有する当社株式を用いた株式譲渡予約権(コール・オプション)設定契約に関するお知らせ | 499 | -3.21% |
| 2026-02-13 | TDNet | IR | アンビス | 2026年9月期第1四半期決算説明資料 | 499 | -3.21% |
| 2026-02-13 | TDNet | 決算 | アンビス | 2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕〈連結〉 | 499 | -3.21% |
| 2026-02-02 | TDNet | その他 | アンビス | 当社及び当社の子会社の従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ | 483 | +2.07% |
| 2026-01-23 | EDINET | 大量保有 | 柴原 慶一 | 大量保有 60.94% | 480 | -2.50% |
| 2025-12-26 | TDNet | その他 | アンビス | 上場維持基準への適合に向けた計画(改善期間入り)について | 457 | +2.84% |
| 2025-12-26 | TDNet | その他 | アンビス | 当社及び当社の子会社の従業員に対する譲渡制限付株式としての自己株式処分に関するお知らせ | 457 | +2.84% |
| 2025-12-22 | TDNet | その他 | アンビス | 支配株主等に関する事項について | 437 | +0.92% |
| 2025-11-06 | TDNet | 決算 | アンビス | 2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結) | 527 | -18.98% |
| 2025-10-20 | TDNet | 決算 | アンビス | (訂正・数値データ訂正)「2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正につい | 517 | +10.25% |
| 2025-10-20 | TDNet | 不祥事・訂正 | アンビス | (訂正)「2025年9月期 第3四半期決算説明資料」の訂正に関するお知らせ | 517 | +10.25% |
| 2025-10-17 | TDNet | IR | アンビス | 2025年9月期第3四半期決算説明資料 | 597 | -13.40% |
| 2025-10-17 | TDNet | 決算 | アンビス | 2025年9月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 597 | -13.40% |
| 2025-10-17 | TDNet | 業績修正 | アンビス | 通期業績予想の修正に関するお知らせ | 597 | -13.40% |
| 2025-09-09 | TDNet | 決算 | アンビス | 2025年9月期第3四半期決算発表日の決定に関するお知らせ | 604 | -0.50% |