Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社FPG (7148)

FPGは、海上輸送用コンテナ・航空機・船舶の日本型オペレーティング・リース、国内不動産小口化、米国不動産集団投資を中核とする金融サービス会社。SPC、信託、証券機能を組み合わせ、案件組成・販売・管理・売却で手数料を獲得する。FPG信託やFPG証券を活用した商品設計力、非連結子会社944社を含む案件運営基盤が特徴。リーディングカンパニー地位の維持・獲得と第4の柱構築を掲げる。[本社]東京都千代田区 [創業]2001年 [上場]2010年

1. 事業概要

株式会社FPGは、「金融で未来を拓く」を企業理念に掲げ、「小口化」という仕組みによる投資商品の提供を中核とする。報告セグメントは、リースファンド事業、国内不動産ファンド事業、海外不動産ファンド事業、その他で構成する。リースファンド事業では、海上輸送用コンテナ、航空機、船舶を対象としたオペレーティング・リース事業案件を主に匿名組合方式または金銭の信託方式で提供し、案件組成、投資家への匿名組合出資持分・信託受益権の販売、管理、物件売却に伴う手数料を収受する。国内不動産ファンド事業では、FPG信託の信託機能を活用した不動産小口化商品を提供し、信託受益権の譲渡対価、信託報酬、委託者報酬、売却時の事務手数料・成功報酬を計上する。海外不動産ファンド事業では、米国不動産を対象とした集団投資事業案件を任意組合方式で提供し、案件組成、管理、任意組合出資持分の販売に伴う手数料等を得る。その他としてM&A事業、プライベートエクイティ事業、航空事業、共同保有プラットフォーム事業も展開する。

2. 競争優位性

当社グループの競争優位性は、案件組成から販売、管理、売却までを一気通貫で担う機能統合にある。リースファンド事業では、個別案件ごとにSPCを利用し、当社が組成、販売、管理の運営に必要な全ての業務を受託する体制を構築する。加えて、FPG信託による信託機能、FPG証券による証券機能をグループ内に有し、匿名組合方式、金銭の信託方式、任意組合方式など複数の器を使い分ける商品設計力を持つ。非連結子会社944社の多くは、航空機、船舶、海上輸送用コンテナを対象としたオペレーティング・リース事業の営業を行う会社等にあり、多数の案件を個別管理する運営基盤の厚みを示す。収益構造面では、案件組成時の手数料に加え、管理期間に対応して計上する管理手数料、物件売却時の手数料や成功報酬を持ち、単発販売にとどまらない収益機会を確保する。経営方針として、リースファンド・不動産ファンド分野でリーディングカンパニーとしての地位の維持・獲得を明示しており、主力3分野での存在感を競争力の源泉と位置付ける。

3. 市場環境

主力のリースファンド事業、国内不動産ファンド事業、海外不動産ファンド事業では、顧客の旺盛な需要に応える形で積極販売を推進したと記載する一方、事業環境には複数の変動要因が存在する。リースファンド事業は、航空業界および海運業界の設備投資動向の影響を受け、為替変動、賃借人のリース料支払不履行、リース物件価額の変動が投資家収益を左右する。国内不動産ファンド事業は、不動産市況、自然災害、稼働状況、税制変更の影響を受ける。特に不動産小口化商品では、2027年1月1日から適用される税制改正により、相続税や贈与税の税務面におけるメリットが大幅に減少または消滅する可能性が示される。海外不動産ファンド事業も、不動産市況、為替、自然災害、稼働状況、税制変更の影響を受ける。規制面では、匿名組合出資持分の私募の取扱いや譲渡が金融商品取引法上の行為に該当し、信託や証券機能を伴う事業運営には制度対応力が求められる。

4. 成長戦略

当社グループは、さらなる成長に向けた事業運営方針として、リースファンド・不動産ファンド(国内・海外)分野でリーディングカンパニーとしての地位の維持・獲得と、第4の柱の構築を掲げる。戦略として、成長を支える体制の強化、具体的には営業体制の拡充、人員増強と育成を進める。加えて、DXの推進により、事業領域の拡大、UXの改善、業務効率化を図る。さらに、FPG証券、FPG信託等のグループ各社のリソースを活用した新たな商品サービスの創出を進める方針を示す。SDGsへの取り組み継続も掲げる。コミットメントとして、毎期の増収増益を目指す方針を明示する。事業別には、主力3事業で顧客需要に応じた積極販売を継続する姿勢を示し、国内不動産ファンド事業では不動産小口化商品の継続販売と、税制改正後の投資家ニーズや市場変化を精査したうえで、投資運用商品としての価値向上に向け柔軟に取組方針を検討する。提示テキスト内では中期経営計画の数値目標は確認できないが、過去最高益の更新を目指す方針は確認できる。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に、リースファンド事業の投資家収益悪化リスクで、為替変動、賃借人の支払不履行、リース物件価額の下落が出資金販売額や手数料収益の減少につながる可能性を持つ。第2に、当社が一時的に保有する商品出資金、金銭の信託、組成用不動産の価値変動リスクで、販売遅延や評価損計上が業績に影響する可能性を持つ。第3に、税制変更リスクで、特に国内不動産小口化商品では相続税・贈与税面のメリット縮小または消滅が需要減少を招く可能性を持つ。加えて、リースファンド事業は航空業界・海運業界への依存も抱える。

6. ガバナンス

株主還元は重要な経営課題と位置付ける。配当金の支払いに加え、自己株式取得を実施した旨を記載し、資本効率の改善に取り組む。株主還元方針としては、配当性向(連結)50%を目安とする方針を維持する。経営面では、FPG証券、FPG信託等のグループ会社のリソース活用を成長戦略に組み込み、グループ経営を推進する。ROE向上やJPX日経インデックス400への2年連続選定にも言及し、収益性拡大と資本効率改善を重視する姿勢を示す。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XBXT | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
164.2B 9.1倍 2.9倍 0.1% 1,959.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 129.8B 107.8B 71.1B
営業利益 25.4B 28.6B 18.3B
純利益 18.2B 20.5B 12.5B
EPS 216.2 240.1 146.0
BPS 681.5 629.4 517.5

大株主

株主名持株比率
HTホールディングス株式会社0.29%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.11%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
谷村 尚永0.03%
 STATE STREET BANK WEST CLIENT -  TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
セントラル短資株式会社0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
ゴールドマン・サックス証券株式会社 BNYM  0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-07-25谷村 尚永 31.62%+0.28%
2025-05-23谷村 尚永 31.34%+1.59%
2021-06-07谷村 尚永 29.75%+1.74%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-18TDNetその他FPGコミットメントライン契約の締結に関するお知らせ1,989
2026-01-29TDNet決算FPG2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,020+0.40%
2026-01-29TDNetIRFPG2026年9月期 第1四半期連結決算説明資料2,020+0.40%
2026-01-22TDNetその他FPG従業員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ2,076-0.10%
2025-12-24TDNetその他FPGコミットメントライン契約の締結に関するお知らせ1,888-1.80%
2025-12-19TDNetその他FPG今後の税制改正を踏まえた当社の対応について2,198-22.75%
2025-10-30TDNet決算FPG2025年9月期 決算短信〔日本基準〕(連結)2,278-6.06%
2025-10-30TDNetIRFPG2025年9月期 連結決算説明資料2,278-6.06%
2025-10-30TDNet配当・還元FPG剰余金の配当に関するお知らせ2,278-6.06%
2025-10-30TDNet人事FPG取締役候補者の選任に関するお知らせ2,278-6.06%
2025-10-30TDNet人事FPG監査役候補者及び補欠監査役候補者の選任に関するお知らせ2,278-6.06%
2025-09-19TDNetその他FPGコミットメントライン契約の締結に関するお知らせ2,460+0.04%
2025-07-31TDNetIRFPG2025年9月期 第3四半期連結決算説明資料2,422-9.95%
2025-07-31TDNet決算FPG2025年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,422-9.95%
2025-07-25EDINET大量保有谷村 尚永大量保有 31.62%2,426-1.81%
2025-06-20TDNetその他FPG財務上の特約が付された金銭消費貸借契約の締結に関するお知らせ2,292-0.79%
2025-05-23EDINET大量保有谷村 尚永大量保有 31.34%2,248+0.04%
2021-06-07EDINET大量保有谷村 尚永大量保有 29.75%