Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ジェイリース株式会社 (7187)

ジェイリースは家賃債務保証を中核に、医療費保証、養育費保証、不動産関連、IT関連を展開する。住居・事業物件・駐車場まで対応範囲が広く、地域密着の営業体制、蓄積した債権データと個人信用情報、AI分析を用いた与信審査高度化が強み。継続保証料、代位弁済手数料、収納代行手数料の積み上がりも特徴。首都圏強化、新規出店、大型オフィス・商業施設開拓、DX推進、M&Aで事業領域拡大を図る。[本社]大分県大分市 [創業]2004年 [上場]2016年

1. 事業概要

ジェイリースグループは、当社と連結子会社4社で構成し、保証関連事業、不動産関連事業、IT関連事業を展開する。中核は家賃債務保証事業にあり、賃貸住宅、オフィス、店舗、駐車場、レンタルボックスなど幅広い物件を対象とする。不動産事業者と業務協定を締結し、入居希望者の属性情報や物件情報を基に保証受託を審査し、賃借人から保証料を受領する仕組みを採る。保証開始後に賃料不履行が生じた場合は代位弁済を行い、その後に求償を実施する。加えて、収納代行サービスも提供し、未収納分を含めた賃料全額を不動産事業者へ送金する機能も持つ。周辺領域では、医業未収金に対応する医療費保証、ひとり親世帯向けの養育費保証を展開する。不動産関連事業は、あすみらい株式会社が外国籍入居者向け賃貸仲介、賃貸管理、不動産賃貸、海外投資家による国内不動産投資仲介を担う。IT関連事業は、株式会社エイビスが環境検査システム販売、ソフトウェア受託開発、医療機関・介護施設向けシステム販売を行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、地域密着で培った情報力・対応力と、与信審査・債権管理の運用ノウハウに置く。会社は重点課題として「地域密着」の強みを明示し、既存店舗網を活用した営業展開を継続するとしており、不動産会社等との深い信頼関係の構築を差別化要因と位置付ける。審査面では、蓄積してきた債権データ、個人信用情報機関の信用情報、全国賃貸保証業協会の家賃弁済情報データベースを活用し、定量・定性情報を総合勘案する体制を整備する。さらにAI分析を用いた与信審査モデルの高度化を進めており、精度の高い審査を競争力の源泉とする。回収面でも、初期発生債権と中長期債権に分類した担当部門運営、弁護士・司法書士との連携、「お客様生活支援室」による生活支援相談など、回収と顧客対応を両立する仕組みを持つ。収益構造では、新規契約時の受取保証料に加え、既存契約からの継続保証料、代位弁済手数料、収納代行手数料の増加を掲げており、単発売上に偏らない継続収益の積み上がりが特徴となる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できないが、会社自身は市場シェア拡大を重要課題として明示する。

3. 市場環境

主力の家賃債務保証事業を取り巻く市場では、賃貸借契約における家賃債務保証会社の利用率が増加傾向にある一方、企業間競争は激化する。特に住居用賃料保証では大小様々な競合他社が存在し、不動産管理会社による保証サービス提供も進むため、価格競争や新サービス投入の影響を受けやすい業界構造となる。他方、少子化、高齢化、晩婚化の進行により、従来の連帯保証人制度の機能や効果が低下してきたことが、家賃債務保証サービスの需要背景となる。規制面では、現時点で家賃債務保証業務を直接制限する法規制は存在しないが、同社は国土交通省監督の家賃債務保証業者登録制度に基づく登録を行う。加えて、住宅セーフティネット法等の一部改正法が2025年10月に施行され、住宅確保要配慮者の賃貸住宅ニーズへの対応が求められる見通しとなる。会社は、代位弁済立替金等への影響可能性を認識しつつ、一方で保証ニーズ拡大も見込む。

4. 成長戦略

成長戦略は、主力保証事業の深耕、周辺サービス拡大、DX推進、M&A活用の四層で構成する。営業面では、既存店舗網を活用した地域密着営業を継続しつつ、首都圏での営業強化と新規出店による営業エリア拡大を進める。事業用賃料保証では認知拡大を背景に、大型オフィスや商業施設へ積極展開する方針を示す。収益面では、新規契約による受取保証料だけでなく、継続保証料、代位弁済手数料、収納代行手数料の増加による継続的な売上維持・拡大を図る。新規領域では、医療費保証等を新たな収益基盤として拡大する。サービス開発では、様々な業種とのコラボレーションも含め、既存取引にとらわれない革新的サービスの開発と申込チャネル拡大を進める。DXでは、エイビスとの連携強化、AIを活用したデータ分析高度化、電子申込・契約への移行、基幹システム更改を含む抜本的刷新を推進する。さらに、シナジーの高い企業等への資金投入やM&Aも含めて事業領域拡大を図る。中期経営計画は2027年3月期を最終年度とし、主力事業の堅調な拡大やK-netのグループ化により、計画を大幅に上回る見込みと記載する。2026年3月期の数値目標として、売上高210億円、営業利益35億円、営業利益率16.7%を掲げる。

5. リスク

主要リスクの第一は、国内賃貸不動産市場の変動。人口減少、少子高齢化、経済悪化、空室率上昇、賃料水準低下、貸家着工件数減少などが保証需要や流動性に影響する可能性を持つ。第二は信用リスクにあり、景気や雇用環境の悪化により賃借人の支払能力が低下した場合、代位弁済増加や回収率低下、貸倒引当金追加計上につながる可能性を抱える。第三は競争・制度変更リスクにあり、競合他社の新商品、価格競争、法令改正、新たな規制導入が優位性や収益性を損なう可能性を持つ。加えて、システム障害、情報漏洩、自然災害、感染症拡大も業務継続上の重要リスクとなる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、内部管理体制の強化を重要課題に掲げ、内部監査部門による内部統制の有効性評価、経営陣や従業員への研修実施、人財確保、業務手順の運用徹底を通じて、グループ全体の管理体制強化を進める。情報管理では、ファイル保管の厳重化、社内情報監視システム導入、アクセス権限制限を実施し、プライバシーマーク認証を取得更新する。災害対応ではBCPを策定し、感染症対策も講じる。人材面では、役員を含めた管理職向けマネジメント研修、階層別・職種別教育、集合研修を通じて理念経営の浸透を図る。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。沿革上は2004年に大分県大分市で設立し、2016年に東京証券取引所マザーズへ上場、2018年に市場第一部へ市場変更する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1ZU | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
22.9B 10.9倍 3.9倍 0.0% 1,272.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 17.3B 13.2B 11.0B
営業利益 3.1B 2.6B 2.5B
純利益 2.1B 1.8B 1.7B
EPS 117.1 100.7 93.7
BPS 329.9 260.3 194.8

大株主

株主名持株比率
JLホールディングス株式会社0.24%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
中島 拓0.04%
株式会社豊和銀行0.02%
株式会社大分銀行0.02%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
矢下 健二0.01%
NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB) (常任代理人 野村證券株式会社)0.01%
阿部 兼三0.01%
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行決済事業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-22野村證券株式会社 5.02%+5.02%
2021-11-22野村證券株式会社 2.66%(2.38%)
2021-11-04野村證券株式会社 5.04%+5.04%
2021-10-21ゴールドマン・サックス証券株式会社 3.93%(1.13%)
2021-06-04ゴールドマン・サックス証券株式会社 5.06%+5.06%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-09TDNet決算ジェイリース2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,440-1.18%
2026-02-09TDNetIRジェイリース2026年3月期第3四半期決算説明資料1,440-1.18%
2026-01-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.02%1,475+0.34%
2026-01-21TDNetその他ジェイリース業績連動型株式報酬制度への追加拠出に関するお知らせ1,461+0.96%
2025-07-25TDNetM&Aジェイリース(開示事項の経過)株式会社エイエフビイの株式取得(子会社化)完了に関するお知らせ1,401-1.28%
2025-07-01TDNetM&Aジェイリース株式会社エイエフビイの株式取得(子会社化)に関するお知らせ1,325-0.98%
2021-11-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 2.66%
2021-11-04EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 5.04%
2021-10-21EDINET大量保有ゴールドマン・サックス証券株式会社大量保有 3.93%
2021-06-04EDINET大量保有ゴールドマン・サックス証券株式会社大量保有 5.06%