Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社エフテック (7212)

エフテックは自動車部品関連事業を主力とし、サブフレーム、サスペンション、ペダルを中核領域に金型・機械機具の製造販売や研究開発を展開する。強みはCAE技術を進化させた最適化設計とグローバルR&D連携にあり、軽量化・低コスト化・生産性向上を提案する。主要得意先は本田技研工業。北米EVメーカー向け営業強化やインド事業強化を進める。[本社]埼玉県久喜市 [創業]1947年 [上場]1996年

1. 事業概要

株式会社エフテックグループは、当社、子会社20社、関連会社10社で構成し、自動車部品及びそれに伴う金型、機械機具等の製造・販売を行う自動車部品関連事業を主力とする。これに関連する研究開発活動も展開する。長期ビジョンでは「足廻り機能領域の専門メーカーとして世界No.1を目指す」と掲げ、コア領域を「サブフレーム」「サスペンション」「ペダル」と定義する。主要得意先は本田技研工業株式会社で、継続的かつ緊密な事業上の関係を有する。グローバルで事業を展開し、研究開発部門は日本、北米、中国、フィリピンが連携し、自動車メーカー向けに先進設計や先進技術を提案する。沿革上も二輪・四輪部品加工から発展し、北米、中国、タイ、フィリピン、メキシコなどへ生産・開発拠点を拡大してきたことが確認できる。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、当社が強みと明示するCAE技術を進化させた最適化設計にある。研究開発活動では、ホンダ「N-VAN e:」「CR-V e:FCEV」、北米EVメーカーのピックアップトラック向けサブフレームやサスペンション等で、大幅な軽量化、低コスト化、生産性向上を実現したと記載する。開発本部基本方針でも、競合他社に対し「圧倒的な軽量化とCostで差別化する」と明示する。単体部品にとどまらず、システムとして最適な開発を目指す点も特徴となる。さらに、日本の生産技術力と現場管理力を海外拠点へ伝承し、海外拠点のモノづくり力を強化する方針を掲げる。知的財産権については、独自開発技術等に関する権利取得を進めるとともに、先行調査や模倣監視、営業秘密管理を実施する。ブランドや市場シェアの定量的優位は提示テキスト内では確認できないが、グローバルR&D連携、軽量化提案力、量産立ち上げまで含む開発対応力が受注競争上の差別化要因となる。

3. 市場環境

自動車業界は不透明感が強い。米国新政権の保護主義的な関税政策やEV普及策の撤回により、完成車メーカーが戦略を軌道修正する動きがみられる。中国や東南アジアでは中国系EVメーカーの勢いが継続し、日・欧米系メーカーの販売不振が続く。日本では少子高齢化と人口減少に伴う国内市場縮小、新車販売台数の減少が続く一方、北米は安定需要、インドは今後の成長市場として位置付ける。法規制面では、労働法、独占禁止法、環境諸法令等の適用を受ける。加えて、2050年カーボンニュートラルに向けた世界的潮流があり、脱炭素対応は事業運営上の重要テーマとなる。得意先集中も市場環境上の重要論点で、本田技研工業株式会社及び同社関係会社への売上高シェアは63.2%と高い。

4. 成長戦略

第15次中期経営計画の全社方針は「稼ぐ力を向上させ持続的に成長し社会に貢献する」とする。施策は「Back to Basics」と「Challenge for New」の二本柱で構成する。前者では、モノづくりの本質追求による稼ぐ力の強化、投資成果の創出やモニタリング機能・分析力強化による財務体質の健全化を進める。後者では、北米新子会社設立により北米地域のEV自動車メーカー向け営業活動及び関連業務を強化する。加えて、各極の市場動向変化に対応した新規開発受注活動、日本の生産技術力と現場管理力の進化と海外伝承、海外拠点の安全・品質・コスト・納期の強化、インド事業への経営リソース投入強化を掲げる。研究開発面では、高ハイテン化、モジュール領域での最適構造化、新たな技術要素への取り組みを進める。サステナビリティでは、2035年までに自社製造領域のCO2排出量Scope1/2でカーボンニュートラル実現を目指し、2050年までにScope3ネット・ゼロへ挑戦する方針を示す。

5. リスク

第一に、得意先集中リスクを抱える。本田技研工業株式会社及び同社関係会社への売上依存度が高く、同社グループの販売・生産動向や失注が業績に影響する可能性がある。第二に、海外依存と為替変動リスクを抱える。海外売上高シェアは90%で、北米75%、アジア15%を占め、為替相場や各国市場の景気変動の影響を受けやすい。第三に、設備停止、品質問題、原材料調達、自然災害、気候変動、固定資産減損など製造業特有のリスクが広範に存在する。有利子負債依存と金利上昇リスクも明示する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、借入及びグループ子会社の債務保証に取締役会承認を前提条件とし、事業計画、投資計画、資金計画を横断的にモニタリングする体制を敷く。サステナビリティ経営では、環境、社会、企業統治の重要課題を特定し、KPIを設定して推進する方針を示す。人的資本では、従業員エンゲージメント向上、個性尊重、人材育成の具体的取り組みを重視する。労使関係は円満に推移すると記載する。一方、株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VZTC | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
13.9B 0.3倍 0.0% 742.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 300.8B 298.8B 261.2B
営業利益 5.5B 3.7B 2.0B
純利益 -6.9B 1.7B 1.7B
EPS -373.0 90.6 93.3
BPS 2,774.3 3,006.6 2,691.6

大株主

株主名持株比率
本田技研工業株式会社0.14%
福田 秋秀0.05%
公益財団法人エフテック奨学財団0.04%
株式会社埼玉りそな銀行0.02%
エフテック社員持株会0.02%
BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH- PRIME BROKERAGECLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部)0.02%
福田 順子0.02%
住友商事株式会社0.02%
有限会社フクダ興産0.02%
福田 祐一0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-11-27本田技研工業株式会社 13.63%(6.96%)
2025-06-20本田技研工業株式会社 13.63%(6.96%)
2023-07-21株式会社りそな銀行 3.78%(1.23%)
2022-06-21株式会社りそな銀行 5.01%+5.01%
2022-06-17イーストスプリング・インベストメンツリミテッド 2.39%(3.58%)
2021-06-21三井住友信託銀行株式会社 4.13%(1.16%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-29TDNet人事エフテック取締役候補者及び監査役候補者の選定に関するお知らせ772+2.07%
2026-01-29TDNet人事エフテック執行役員の異動及び委嘱事項の変更に関するお知らせ772+2.07%
2025-11-27EDINET大量保有本田技研工業株式会社大量保有 13.63%718+2.37%
2025-11-06TDNet決算エフテック2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)803-9.71%
2025-06-20EDINET大量保有本田技研工業株式会社大量保有 13.63%650-1.69%
2023-07-21EDINET大量保有株式会社りそな銀行大量保有 3.78%
2022-06-21EDINET大量保有株式会社りそな銀行大量保有 5.01%
2022-06-17EDINET大量保有イーストスプリング・インベストメンツリミ大量保有 2.39%
2021-06-21EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 4.13%