Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社テイン (7217)

自動車用サスペンションの開発・製造・販売に特化する専業メーカー。開発を国内、製造を国内工場と中国工場で担い、北米・欧州・中国・タイ・豪州へ販売網を展開する。モータースポーツ由来の高付加価値製品開発、内製化、資材共通化による原価低減、ISO9001認証取得拠点を基盤に、海外市場拡大と製品ラインアップ多様化を進める。[本社]神奈川県横浜市戸塚区 [創業]1985年 [上場]2002年

1. 事業概要

株式会社テインは、自動車用サスペンション製品の開発、製造、販売を主力とする企業グループ。事業は自動車用サスペンションの製造・販売の単一セグメントで運営する。開発は主に国内で当社が担い、製造は横浜市内の本社工場と中国工場で実施する。販売は国内では当社が小売店等を通じて行い、海外では北米をTEIN U.S.A.,INC.、欧州をTEIN UK LIMITEDおよびTEIN Europe Sp.z o.o.、中国・香港を天御遠東国際貿易(北京)有限公司、タイをTEIN Sales (Thailand) Co.,Ltd.、その他のアジア・オセアニアをTEIN AUSTRALIA PTY LTDおよび当社が担う。中国工場の天御減振器制造(江蘇)有限公司は、主にアジア地域向けのエントリーユーザー製品を生産し、国内工場との住み分けを図る。製品面では「EnduraPro」シリーズ、「EnduraPro Basic」、4×4向け「4x4DAMPER」、伸縮減衰力別調整とHBSを搭載した新世代車高調整式スポーツショックアブソーバー、競技用各種ショックアブソーバーなどを展開する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、カーアフターマーケット向けサスペンションに経営資源を集中してきた専門性にある。会社は自らをカーアフターマーケット向けサスペンションの専門メーカーと位置付け、研究開発力、品質力、コスト削減力、拠点連携を軸に事業基盤を構築する。研究開発では、最先端のモータースポーツフィールドからのフィードバックを活用し、高付加価値製品の開発と市販化を進める点が特徴となる。製品は技術力とブランド力によって、運動性能、快適性、スタイル性を重視するユーザーから支持を得ると記載する。品質面では、国内の全事業所と中国工場でISO9001:2015認証を取得し、世界基準の品質確立を志向する。供給面では、国内工場と中国工場の役割分担、中国子会社によるアジア地域での調査・調整活動、資材の一部共通化による調達合理化と原価低減を推進する。販売面では、北米、欧州、中国、タイ、豪州に拠点を持つグローバルな販売網を整備する。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できないが、会社はカーアフターマーケットでのトップ企業として相応しい研究開発速度を掲げ、国内外で販売シェア拡大を目指す。

3. 市場環境

事業領域はカーアフターマーケットおよびプレミアム・リプレースメント市場。需要は趣味・嗜好性に加え、近年は経済状況の影響も受けやすい。外部環境として、原材料費の高止まり、欧州・中東の地政学的リスク、中国経済の成長鈍化、米国の関税政策を巡る不確実性が挙げられる。とりわけ大きなマーケットである米国の関税政策動向は、グループに大きな影響を与える可能性があると明記する。競争環境では、カーアフターマーケット向けサスペンション市場における販売競争激化がリスクとして示される。一方で、グローバルマーケットでの成長余地を見込み、ブランド訴求と販売網構築を進める方針を示す。規制面では、品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001:2015認証取得が確認できるが、事業参入を直接制約する許認可や法規制の詳細は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

長期経営ビジョンとして、世界戦略に相応した品質、性能、価格の製品を作り上げ、カーアフターマーケット、プレミアム・リプレースメント市場におけるサスペンション事業の売上高100億円を目指す。戦略の柱は五つあり、販売力では営業活動から得る情報を活用した提案型営業を強化し、国内外の販売シェア拡大を図る。研究開発力では、選択と集中により高品質かつリーズナブルな高付加価値製品の開発を進める。コスト面では、VA・VE活動、消費地生産、内製化推進、フレキシブルな生産体制の進化を通じて原価低減と強靭な企業体質構築を狙う。製品戦略では「EnduraPro」シリーズと「4x4DAMPER」のラインアップ拡充を継続し、アジア地域向け商材や開発速度の強化、新世代車高調整式スポーツショックアブソーバーの車種展開充実、4×4向け製品や競技用ショックアブソーバーの開発を進める。海外戦略では、新規拠点のTEIN AUSTRALIAとTEIN Europeの早期立ち上げ、海外展示会への積極出展、海外事業部の拡充、海外子会社・関連会社の活用を掲げる。設備面では中国工場の生産設備等を中心に投資を実施し、生産効率向上と需要変動対応力の強化を進める。

5. リスク

第一に、事業が自動車用サスペンションの単一セグメントに集中し、特定製品への依存度が高い点がある。趣味・嗜好性や経済状況の変化によりユーザーニーズが変動した場合、業績に影響する可能性がある。第二に、海外展開に伴う為替、法令・規制変更、政治経済情勢、税制、感染症、物価高騰など多面的なリスクが存在する。第三に、製品不具合や知的財産紛争、自然災害による国内外工場の操業停止、人材確保の遅れが収益と財務に悪影響を及ぼす可能性がある。

6. ガバナンス

経営方針としてROA重視を掲げ、特に営業資産を重視しつつ最小の資産で最大の利益を生む効率性の高い経営を志向する。意思決定の基本には、客観的データに基づいて判断する方針を置く。グループ運営では、営業・技術・生産などの情報共有、拠点連携の強化、資産の相互活用を通じて、よりスリムで強固な経営基盤の構築を進める。人的側面では、労働組合は結成していないが労使関係は円満に推移すると記載する。管理職に占める女性労働者の割合は提出会社で10.0%。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5AR | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.0B 16.3倍 0.6倍 0.1% 401.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.3B 4.9B 5.2B
営業利益 317M 522M 607M
純利益 248M 469M 562M
EPS 24.7 45.1 54.1
BPS 620.9 613.5 558.9

大株主

株主名持株比率
株式会社イチノホールディングス0.37%
市野 諮0.14%
藤本 吉郎0.10%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.04%
大西 康弘0.04%
日本生命保険相互会社0.03%
市野 澄恵0.02%
小島 恵美子0.02%
市野 景0.02%
山田 一元0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-02-14市野 諮 52.80%+3.41%
2024-05-27市野 諮 33.93%--
2024-05-27市野 諮 49.39%(1.09%)
2024-05-24市野 諮 49.39%(1.09%)
2023-01-04市野 諮 50.48%+9.53%
2022-12-26市野 諮 50.48%+9.53%
2022-12-22市野 諮 50.48%+9.53%
2021-06-22株式会社テイン 40.95%(3.17%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-04TDNetその他テイン自己株式の市場買い付けに関するお知らせ390+0.26%
2026-02-04TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ411-0.24%
2026-01-09TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ400+0.50%
2025-12-05TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ385-0.26%
2025-11-14TDNet決算テイン2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)383+1.83%
2025-11-14TDNetその他テイン2026年3月期 第2四半期(中間期)決算参考資料383+1.83%
2025-11-13TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ375+2.13%
2025-10-31TDNetその他テインランサムウェア感染によるシステム障害発生のお知らせ393-1.27%
2025-10-03TDNet不祥事・訂正テイン(訂正)「自己株式の市場買付に関するお知らせ」の一部訂正について401+0.75%
2025-10-03TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ401+0.75%
2025-09-25TDNetその他テイン海外子会社設立に関するお知らせ820+1.83%
2025-09-05TDNetその他テイン自己株式の市場買い付けに関するお知らせ797+1.00%
2025-07-09TDNetその他テイン自己株式の市場買付に関するお知らせ771+0.91%
2025-06-30TDNetその他テイン公益財団法人財務会計基準機構への加入状況および加入に関する考え方等に関するお知らせ772-0.13%
2025-06-30TDNetその他テイン支配株主等に関する事項について772-0.13%
2025-02-14EDINET大量保有市野 諮大量保有 52.8%
2024-05-27EDINET大量保有市野 諮大量保有 33.93%
2024-05-27EDINET大量保有市野 諮大量保有 49.39%
2024-05-24EDINET大量保有市野 諮大量保有 49.39%
2023-01-04EDINET大量保有市野 諮大量保有 50.48%