フタバ産業は、自動車等車両部品、環境機器部品、外販設備の製造販売をグローバルに展開しています。主要顧客はトヨタ自動車であり、同社への高い依存度が特徴です。これは長期的な取引関係と開発段階からの早期参画による顧客ロックインを示す一方、主要顧客の動向が経営に影響を及ぼすリスクも伴います。
競争優位性は、1945年の創業以来培ってきた「技術開発力」と「モノづくり力」に根差しています。具体的には、鉄やステンレスを主体とした成型・複合技術、加工難易度の高い1470MPa級冷間超ハイテン材の成形工法開発、衝突安全性能向上を目指すボデー骨格部品の研究開発におけるCAE解析技術に強みを持っています。これらの高度な技術力とノウハウ蓄積、および大規模な生産設備投資が、自動車部品製造における高い参入障壁を形成しています。
1935年に関東重工業として設立され、1946年にフタバ産業へ社名変更。1948年に自動車部品生産を開始し、1968年に名古屋証券取引所、1980年に東京証券取引所へ上場、1986年には両市場第一部へ移行しました。1990年代以降、米国、中国など海外生産拠点を積極的に設立し、グローバル展開を加速。2022年4月には東京証券取引所プライム市場へ移行。2024年3月には情報機器事業からの撤退を決定し、事業ポートフォリオの再編を進めています。
自動車産業が「100年に一度の大変革期」を迎える中、フタバグループは中長期的な成長ドライバーとして以下の戦略を推進しています。
電動化対応として、BEV及び電動車向け関連部品の研究開発を強化。排気系部品事業では電動化ニーズに合わせた新たなシステム開発を進めます。
ボデー系部品事業では、解析能力を活用したゾーン開発による付加価値向上、複雑・大型化へ対応したボデー系部品・外販設備事業の拡大を図ります。
新規事業の創出では、「環境」「安心」「豊かな生活」の3分野で新たな価値提供を目指します。環境分野では、物流トラックや建機に後付け可能な「車載式CO2回収システム」を開発し、CO2削減と活用を両立するビジネスモデル構築を目指します。豊かな生活分野では、農業事業において「agleaf®reader CO2システム」のCO2回収効率向上に取り組み、農林水産省の「みどりの食料システム法」基盤確立事業に認定されました。エネルギー循環型農業システムやレーザー除草ロボットの開発も進めています。
グローバル展開の深化として、インド市場を成長市場と位置づけ、拠点拡大と事業基盤強化を図ります。イノベーションへの投資として、デジタル化とものづくりのイノベーションにリソースを投入し、強固で持続可能なグローバル企業を目指します。研究開発活動は主に国内で行われ、当連結会計年度における研究開発費は5,733百万円を計上しています。
当社グループは、企業価値向上を目指す上で、売上高、営業利益率、ROEを重要な経営指標と位置づけています。財務体質の強化として、有利子負債の削減と自己資本比率の向上に取り組み、2022年度から2024年度の中期経営計画でこれを実現しました。2025年度から2027年度の中期経営計画では、成長投資の期間と位置付け、営業利益率5.0%及びROE10.0%を目標に設定しています。
株主還元に関する具体的な方針の記載はありませんが、ROEを重要な経営指標と位置づけ、PBR向上に向けた資本コストや株価を意識した経営を推進する方針が示されています。当連結会計年度の年間配当は38.0円です。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 90.9B | 6.5倍 | 0.7倍 | 4.4% | 1,015.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 669.0B | 677.9B | 666.0B |
| 営業利益 | 19.0B | 18.7B | 16.0B |
| 純利益 | 14.0B | 16.0B | 12.0B |
| EPS | 156.7 | 179.3 | 134.1 |
| BPS | — | 1,555.2 | — |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| トヨタ自動車株式会社 | 0.31% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.10% |
| フタバ協力会持株会 | 0.04% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.03% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.03% |
| みずほ信託銀行株式会社退職給付信託みずほ銀行口再信託受託者株式会社日本カストディ銀行 | 0.02% |
| RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 0.02% |
| フタバ従業員持株会 | 0.02% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.01% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2026-03-23 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 6.36 | |
| 2025-10-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 7.39 | |
| 2025-02-21 | 株式会社みずほ銀行 | 0.02 | |
| 2024-09-24 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 6.37 | |
| 2024-07-05 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 5.11 | |
| 2024-03-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 6.29 | |
| 2023-11-08 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 7.39 | |
| 2022-08-22 | 株式会社みずほ銀行 | 0.03 | |
| 2022-06-22 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 8.59 | |
| 2022-03-25 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 9.72 | |
| 2022-03-07 | 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | 10.94 | |
| 2021-12-07 | 株式会社みずほ銀行 | 0.03 |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-05-27 | TDNet | 支配株主等に関する事項について | — | — | ||
| 2026-03-23 | TDNet | Holding change by 三井住友DSアセットマネジメント株式会社 | — | — | ||
| 2026-03-02 | TDNet | buyback: 従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式の処分の払込完了及び一 | — | — | ||
| 2026-03-02 | TDNet | 従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式の処分の払込完了及び一部失権に関するお知 | — | — | ||
| 2026-02-27 | TDNet | 代表取締役の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-27 | TDNet | 連結子会社の異動に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | forecast_revision: 連結業績予想の修正に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | earnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 連結子会社の減資に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 連結子会社の増資に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 連結業績予想の修正に関するお知らせ | — | — | ||
| 2026-02-02 | TDNet | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — | ||
| 2025-12-03 | TDNet | 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-03 | TDNet | 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-03 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-12-03 | TDNet | buyback: 自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-30 | TDNet | 従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式の処分に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-30 | TDNet | 自己株式の取得に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-30 | TDNet | 連結業績予想の修正に関するお知らせ | — | — | ||
| 2025-10-30 | TDNet | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | — | — |