Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

カヤバ株式会社 (7242)

カヤバは油圧緩衝器・油圧機器・特装車両をグローバルに展開。四輪・二輪車用ショックアブソーバ、産業用油圧機器、コンクリートミキサ車等が主力。電子制御減衰力調整式ショックアブソーバやステアバイワイヤシステム、EV対応ミキサ車など、電動化・自動運転化に対応する高機能製品開発に強みを持つ。インド市場開拓、知多鋼業の完全子会社化によるアフターマーケット強化とサプライチェーン強靭化を成長戦略とし、事業ポートフォートフォリオ見直しで収益性改善を図る。 [本社]東京都港区 [創業]1935年 [上場]1959年

1. 事業概要と競争優位性

カヤバは、油圧緩衝器・油圧機器等の製造・販売及び関連サービス業務をグローバルに展開する。当社及び子会社32社、関連会社7社で構成され、海外売上高比率は60%を超える。報告セグメントはAC(オートモーティブコンポーネンツ)事業、HC(ハイドロリックコンポーネンツ)事業、特装車両事業の3つであり、航空機器事業は2022年2月に撤退を公表し、段階的に製販活動を終了する方針である。

AC事業では、四輪車用・二輪車用油圧緩衝器、油圧機器、電動パワーステアリング等を製造し、自動車メーカー及び市販・サービス市場へ販売している。HC事業は、産業用油圧機器を製造し、建設機械メーカー等へ販売。特装車両事業は、コンクリートミキサ車等の特装車両を製造・販売している。

当社の競争優位性は、高機能・高付加価値製品の開発力にある。AC事業では、電子制御減衰力調整式ショックアブソーバや電子制御サスペンションシステムActRide®、生分解性作動油SustainaLub®といった高機能・環境配慮型製品を開発。自動運転対応の冗長機能付きステアリングアクチュエータ、電動オイルポンプ、鉄道車両用オイルダンパ等も提供する。二輪車用でも高性能製品が採用され、全日本ロードレース・モトクロス最上級カテゴリーで総合優勝実績を持つなど、高い技術力を誇る。

HC事業では、電子制御コントロールバルブ、小型・高圧ロードセンシングシステム用ポンプPSVL-50を量産。独自の油状態センサでリアルタイム診断を行う「油状態診断システム」を開発し、製品販売に留まらない「コト売り」サービス提供を目指している。特装車両事業では、国内初となるEV対応ミキサ車を開発するなど、電動化への対応を進めている。

研究開発体制は、基盤技術研究所と生産技術研究所を中核とし、欧州技術者駐在員事務所で世界の最先端情報を収集。振動制御・パワー制御と電子制御、センサ、電動機・インバータ等のコア技術を融合させ、BEV、建機、産業用車両の安全・快適性能向上、エネルギー消費低減、自動運転に貢献する製品開発を進めている。開発効率向上のため、モデルベース開発(MBD)を推進。大規模な設備投資と長年の技術蓄積・ノウハウが参入障壁となっている。

2. 沿革ハイライト

1919年11月、創業者萱場資郎が萱場発明研究所を創業。1935年3月、株式会社萱場製作所を設立し、1959年10月には東京証券取引所に株式上場を果たした。1970年代以降、海外展開を加速。2015年10月、商号をKYB株式会社に変更し、2023年10月にはカヤバ株式会社に再度変更した。2022年2月、航空機器事業からの撤退を公表。2025年1月、インドの合弁会社KYB-Conmat Pvt. Ltd.の全株式を譲渡し、連結範囲から除外する。2025年4月、知多鋼業株式会社を子会社化し、同年5月に完全子会社化する予定である。

3. 収益・成長戦略

現在の経営環境は、不安定な国際情勢、原材料・エネルギー価格高騰等により不確実性が高い。自動車市場では電動化・自動運転化、建設機械市場では無人化・省エネ化のトレンドが加速し、インド市場の重要性が高まっている。また、脱炭素化への社会的要請も高まっている。

これらの市場トレンドに対応した新製品・新市場開拓を成長ドライバーとして推進している。AC事業では、電子制御製品のラインナップ拡充、ステアバイワイヤシステム技術の深耕、電動ポンプや二輪車用車高調整システムの開発を進める。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W29I | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
216.5B 15.3倍 1.7倍 0.0% 4,290.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 438.3B 442.8B 431.2B
営業利益 22.7B 22.4B 32.5B
純利益 14.9B 15.8B 27.2B
EPS 281.1 294.8 514.2
BPS 2,583.6 2,235.9 1,790.2

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)0.11%
トヨタ自動車株式会社0.06%
株式会社日本カストディ銀行 (信託口)0.05%
カヤバ協力会社持株会0.04%
明治安田生命保険相互会社0.04%
日立建機株式会社0.04%
みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行0.03%
株式会社大垣共立銀行0.02%
野村 絢(常任代理人 三田証券株式会社)0.02%
カヤバ従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-19トヨタ自動車株式会社 6.33%(0.72%)
2023-09-26トヨタ自動車株式会社 7.05%(1.02%)
2023-08-10トヨタ自動車株式会社 8.07%(1.34%)
2023-06-06三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 3.97%(1.05%)
2023-02-07株式会社みずほ銀行 0.04%N/A
2021-07-21三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 5.02%+5.02%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-19EDINET大量保有トヨタ自動車株式会社大量保有 6.33%
2026-03-17TDNetM&Aカヤバ自己株式の公開買付けの結果及び取得終了に関するお知らせ4,330+2.08%
2026-02-12TDNet決算カヤバ2026年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)4,840+3.93%
2026-02-12TDNet業績修正カヤバ2026年3月期連結業績予想(IFRS)の修正に関するお知らせ4,840+3.93%
2026-02-12TDNet配当・還元カヤバ自己株式の取得及び自己株式の公開買付けに関するお知らせ4,840+3.93%
2025-11-19TDNet配当・還元カヤバ自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ4,340-0.23%
2025-11-12TDNet決算カヤバ2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)4,130+14.29%
2025-11-12TDNet業績修正カヤバ2026年3月期連結業績予想(IFRS)の修正に関するお知らせ4,130+14.29%
2025-11-12TDNet業績修正カヤバ剰余金の配当(中間配当)及び期末配当予想の修正に関するお知らせ4,130+14.29%
2025-10-03TDNet配当・還元カヤバ自己株式の取得状況に関するお知らせ3,955-0.51%
2025-09-26TDNet配当・還元カヤバ自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ4,035-2.60%
2025-09-05TDNet配当・還元カヤバ自己株式の取得状況に関するお知らせ3,965+0.88%
2025-08-07TDNet決算カヤバ2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)3,440+0.73%
2025-08-07TDNetその他カヤバ負ののれん発生益の計上に関するお知らせ3,440+0.73%
2025-07-31TDNet人事カヤバ取締役(社外取締役を除く。)及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬等としての自己株式処分の割当完了に3,265+1.68%
2025-07-07TDNet配当・還元カヤバ自己株式の取得状況に関するお知らせ2,993+1.24%
2025-07-04TDNet人事カヤバ取締役(社外取締役を除く。)及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬等としての自己株式処分の割当完了に3,040-1.55%
2025-06-24TDNet人事カヤバ取締役(社外取締役を除く。)及び執行役員に対する譲渡制限付株式報酬等としての自己株式処分及び執行役員2,937-0.14%
2023-09-26EDINET大量保有トヨタ自動車株式会社大量保有 7.05%
2023-08-10EDINET大量保有トヨタ自動車株式会社大量保有 8.07%