Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社 桜井製作所 (7255)

桜井製作所は、自動車部品加工と工作機械製造を併営する結合企業。自動車向けではトランスミッションを中心とする高精度機能部品で実績を持ち、工作機械ではターレックス、ターレックス・キュービック、双頭ロータリーフライス盤、B-Trimなど専用機を展開。部品加工で蓄積した量産・試作ノウハウを機械開発へ還流する点が特色。航空宇宙や次世代自動車関連へ展開を進める。[本社]静岡県浜松市 [創業]1950年 [上場]1963年

1. 事業概要

桜井製作所グループは、当社、子会社2社、その他の関係会社1社で構成し、工作機械及び輸送用機械器具の製造、修理及び販売を主力事業とする。報告セグメントは自動車部品製造事業と工作機械製造事業の2本柱で構成する。自動車部品製造事業では、自動車部品、オートバイ部品、汎用機部品等を製造販売し、事業等のリスクの記載では自動車部品のトランスミッションを中心に高精度機能部品を自動車メーカーへ供給すると示す。四輪車以外にも、中型・大型二輪車のエンジン関連部品、船外機、農業機械向け汎用機のエンジン関連部品も手掛ける。工作機械製造事業では、ターレックス、多軸ヘッド交換型専用機のターレックス・キュービック、双頭ロータリーフライス盤、各種専用機械、B-Trim(5軸バリ取りセンター)を製造販売する。海外拠点としてベトナム子会社と米国子会社を有し、工作機械では海外向け取引の増加にも対応する体制を敷く。

2. 競争優位性

同社の競争優位性は、自動車部品加工と工作機械製造を併営する結合企業という事業構造に集約する。経営方針・研究開発活動では、この2事業の特性を相互活用し、部品加工製造で培った繰り返し生産による量産加工技術と少ロット生産の試作加工技術を、ユーザー向けの専用工作機械開発へ展開すると記載する。工作機械分野では、独自の発想のもとに開発した専用工作機械を国内外へ供給してきた実績を持ち、ターレックス、キュービックなど多軸ヘッドチェンジャーマシンのシリーズ化、モジュラーシステム展開、メカトロニクスシステムへの幅広い展開を進める。自動車部品では、技術レベルの高さを背景に高精度機能部品を供給してきた実績が強みとなる。工作機械事業の競争力強化策として、部品事業で実績のある製造ノウハウを活かした新製品開発力の強化と顧客密着型営業活動を掲げており、現場知見を製品提案へ転換する点が参入障壁として機能する。市場シェアの具体的数値、特許件数、ブランド力の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

同社を取り巻く経営環境は、原材料価格の高騰、ウクライナ情勢の長期化によるサプライチェーン混乱、米国における関税の影響、為替動向、地政学的リスクなど不透明要因が多い。自動車部品製造事業では、競合会社とのコスト競争激化に加え、受注納入先親メーカーの生産調整が業績に影響し得る。特に二輪車業界では海外への生産シフト加速と生産台数減少傾向を指摘する。工作機械製造事業では、基幹産業である自動車業界向け需要の影響を受けつつ、専用工作機械分野で競合メーカーが多く、受注確保のため価格競争による販売価格低下が起こり得る。海外向け納入増加に伴い、製品欠陥等のクレームによる製造物責任リスクも抱える。加えて、2025年3月31日時点で東証スタンダード市場の流通株式時価総額基準に適合していない点も資本市場上の課題となる。

4. 成長戦略

工作機械製造事業では、ロータリーフライス盤、ターレックス・キュービック、B-Trimの標準機の競争力強化に注力しつつ、得意分野とする高効率専用機の提案型営業販売を進める方針を示す。研究開発面では、製品の高速化、高精度化を図り、多様化するニーズに適合するモジュラーシステムや多軸ヘッドチェンジャーマシンのシリーズ化を推進する。当期は3Dプリンターを中心に開発、製作を実施し、設備投資でも3Dプリンターの増設を行う。自動車部品製造事業では、高難度品、高精度品のエンジン廻り部品を中心に受注活動を行い、高品質と高い加工技術を活かして航空宇宙等の成長産業への展開を継続する。さらに、脱炭素社会への潮流を背景に、次世代自動車における関連製品と新規製品の割合を増やす方針を掲げる。海外子会社との連携強化による営業活動も進め、グループ全体の収益確保を図る。中期経営計画の数値目標や売上目標、M&A方針の具体記載は提示テキスト内では確認できない。経営指標としてはROE向上を基本目標に据える。

5. リスク

第1に、自動車部品製造事業は有力取引先数社への売上集中があり、取引先メーカーの業績や生産調整によって売上高が大幅に減少する可能性を抱える。第2に、工作機械製造事業は競合メーカーが多く、価格競争による販売価格低下が収益を圧迫し得る。第3に、為替相場変動がベトナム子会社の技術支援費や売上債権、海外向け米ドル建取引に影響し、業績と財政状態を左右し得る。この軽減策として為替予約取引を行う。加えて、上場維持基準のうち流通株式時価総額が未達で、改善が進まない場合は監理銘柄指定リスクを抱える。

6. ガバナンス

経営方針として、社会への奉仕、顧客への奉仕、個人能力の向上、技術開発への取組を掲げ、モノ作りで社会に貢献することを使命と位置付ける。経営上の目標達成を判断する客観指標として、株主価値重視のROE向上を基本目標に設定する。工作機械事業の製造物責任リスクや競争力維持に対しては、従業員全体の技能レベル向上と技術の継承を徹底する考えを示す。連結従業員数は285名、提出会社単体は183名で、平均勤続年数は18.6年と記載する。労働組合は結成していないが、労使間は円満な状態とする。配当方針や自己株式取得方針、社外取締役構成などの詳細なガバナンス情報は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W5W6 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.7B 11.2倍 0.5倍 0.0% 676.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.0B 5.5B 4.6B
営業利益 164M -263M -417M
純利益 211M 321M -306M
EPS 60.2 89.3 -83.8
BPS 1,428.0 1,336.7 1,276.5

大株主

株主名持株比率
桜井興産株式会社0.27%
桜井取引先持株会0.10%
櫻井 美枝子0.09%
株式会社不二0.08%
櫻井 成二0.04%
桜井製作所従業員持株会0.03%
株式会社古橋0.02%
前田 順子0.01%
山崎電機産業株式会社0.01%
小木曽 伸一0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-11-22神谷 紀彦 9.36%+4.36%
2024-10-10山﨑 文義 9.36%+4.36%
2024-10-10神谷 紀彦 9.36%+4.36%
2023-09-14株式会社不二 6.52%+1.26%
2021-10-12西村 邦夫 0.00%(8.28%)
2021-10-12山﨑 文義 8.38%+3.38%
2021-09-17西村 邦夫 8.28%+1.13%
2021-09-10西村 邦夫 8.28%+1.13%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-12TDNet決算桜井製作2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)660-5.00%
2026-02-12TDNet業績修正桜井製作業績予想の修正に関するお知らせ660-5.00%
2025-12-19TDNet配当・還元桜井製作自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ596+0.67%
2025-11-20TDNet配当・還元桜井製作自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の取得結果に関するお知らせ576+1.56%
2025-11-19TDNetその他桜井製作自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ572+0.70%
2025-11-04TDNet配当・還元桜井製作自己株式の取得状況に関するお知らせ575-0.35%
2025-10-14TDNet配当・還元桜井製作自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ563+0.00%
2024-11-22EDINET大量保有神谷 紀彦大量保有 9.36%
2024-10-10EDINET大量保有山﨑 文義大量保有 9.36%
2024-10-10EDINET大量保有神谷 紀彦大量保有 9.36%
2023-09-14EDINET大量保有株式会社不二大量保有 6.52%
2021-10-12EDINET大量保有西村 邦夫変更
2021-10-12EDINET大量保有山﨑 文義大量保有 8.38%
2021-09-17EDINET大量保有西村 邦夫大量保有 8.28%
2021-09-10EDINET大量保有西村 邦夫大量保有 8.28%