Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ハイレックスコーポレーション (7279)

自動車向けを中核に、二・四輪用や産業・医療・住宅・船舶向けの遠隔操作コントロールケーブル、ウインドレギュレータ、ドアモジュール、ドアラッチ、パワーリフトゲートを製造販売する。設計・研究開発を本社主導で担い、世界各地域に生産販売網を展開。EV化で需要構成が変わる中、ドア周り部品とシステム製品へ軸足を移し、非自動車分野拡大も進める。[本社]兵庫県宝塚市 [創業]1963年 [上場]1977年

1. 事業概要

ハイレックスコーポレーションは、当社と49社の子会社、5社の関連会社で構成するグループを形成し、二・四輪用、産業機器用、医療機器用、住宅機器用、船舶用などの遠隔操作コントロールケーブルを中核製品として製造販売する。加えて、四輪用ウインドレギュレータ、ドアモジュール、ドアラッチ、パワーリフトゲートおよび付属品を手掛け、これら製品の生産に用いる専用機の開発、製造、販売も行う。設計と研究開発は当社が中心となって担い、子会社・関連会社の統括機能も有する。地域別には日本、北米、中国、アジア、欧州、南米に生産販売拠点を配置し、欧州ではHI-LEX EUROPE GMBHが欧米メーカーのグローバル車種向けに設計、営業、購買、実験を担当する。医療分野では、サンメディカル技術研究所が補助人工心臓の製造販売を担い、ハイレックスメディカルが補助人工心臓の販売と医療機器の輸入販売を行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長年培ったケーブル技術を起点に、自動車のドア周り部品やシステム製品へ展開してきた技術蓄積と、グローバル一体の開発・生産体制にある。研究開発は日本、北米、中国、アジア、欧州の拠点で行い、日本ではシステム製品開発グループ、電子制御センター、宇都宮技術センター、ドアシステム開発グループ、ケーブル・システム設計グループが先行開発と量産開発を担う。ケーブルでは標準化に伴うモノづくりの深化と進化を進め、ウインドレギュレータではモジュール化・パッケージ化を推進し、さらにECUも組み合わせたシステム全体を提案・開発・生産できる「システム・サプライヤー」への変革を掲げる。知的財産については、製品に関する特許、意匠、商標を保有または取得していると明記する。加えて、世界各地域に広がる製造販売網、部品供給網、物流網は顧客の生産ラインに同調する供給体制を支え、参入障壁として機能する。設備投資も日本、北米、中国、アジア、欧州、南米で継続して実施しており、生産能力拡大と合理化を進める点も量産対応力の裏付けとなる。

3. 市場環境

主力市場は自動車部品業界にあり、国内外の主要自動車関連メーカーの生産ラインに同調して製品を供給する。経営環境として、米国の通商政策、為替変動、中国経済の先行きなど不確実性が高い状況にある。自動車業界ではEV化の進展が一時的に鈍化している一方、自動車の電動化は着実に進行し、主力製品であるコントロールケーブルの需要は頭打ちとなる。これに伴い、製品構成はコントロールケーブルの比重が低下し、ウインドレギュレータやドアモジュールなどドア周り部品の比重が高まる方向に変化する。また、中長期ではEV等の進展によるバイワイヤ化が進む方向にあり、従来型ケーブル製品にとっては構造変化圧力となる。こうした環境下で、同社は安全性や軽量化などの付加価値を高めた製品開発と、医療・住宅関連機器など非自動車分野への技術応用を進める。

4. 成長戦略

成長戦略の軸は、ドアクロージャーシステム製品とモジュール製品で世界のトップサプライヤーを目指す方針にある。その具体策として、独自の技術力とブランドを有するハイレックスアクトを2025年11月4日にグループに迎え、4つの重点課題に取り組む。第1は新たな付加価値の創出にあり、両社が培った技術力を融合・創発させる組織横断型チームを編成し、中短期の取り組み指針と長期ビジョンの形成を進める。第2は利益の追求にあり、生産設備の有効活用による部品内製化、共同購買による調達コスト削減、物流ネットワークの最適統合を進めるほか、成熟製品の利益率向上に向けて設備自動化と工場DX化による原価低減を図る。第3は提案力の向上にあり、「To be the First-Call Company」を掲げ、顧客の経営戦略や開発動向を先取りするフロントローディングを重視する。第4は人財投資にあり、若手や女性のリーダー起用、多様性重視の育成、AI活用を含むDX推進、グローバル人的資本の強化を進める。研究開発面では、医療機器で新規治療機器の薬事承認取得、マイクロカテーテル3種とガイドワイヤ1種のマレーシア販売活動、次世代小型人工心臓の米国治験投入準備など、非自動車分野でも成長余地を広げる。

5. リスク

主要リスクの第1は市場環境の変化にあり、自動車関連メーカーの生産や各地域の景気変動、製品装着率の変化が業績に影響する。第2は技術革新にあり、EV化やバイワイヤ化の進展により、従来のコントロールケーブルと同様の競争力を新製品分野でも維持できるか不確実性を抱える。第3は為替、原材料、品質、海外展開に関するリスクにあり、為替相場の急変、鋼材や樹脂価格の変動、半導体供給不足、ソフトウェアを含む品質問題、各国の法規制変更や政治経済要因が収益に影響する可能性を持つ。

6. ガバナンス

経営の基本理念として、創業の理想「この仕事を通じて社会に貢献する。」「この仕事を通じて立派な人を創る。」を掲げ、経営信条「良品・安価・即納」、社訓「信義誠実」「和衷協力」「不撓不屈」「業務奉仕」を定める。経営上の目標指標としては、自己資本と営業利益、ROE、配当の原資となる親会社株主に帰属する当期純利益の安定的確保と拡大を重視する。人的資本面では、ハイレックスアクトとの協働プロジェクトを通じた成長機会の提供、若手社員や女性社員の積極登用、DXによる高付加価値業務へのシフトを進める方針を示す。株主還元の具体的な配当方針の詳細は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-10) doc_id=S100XGCL | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
121.0B 14.1倍 0.7倍 0.0% 3,165.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 304.1B 308.4B 298.6B
営業利益 3.4B 365M 3.0B
純利益 8.4B 2.0B -3.0B
EPS 224.9 52.6 -79.8
BPS 4,737.6 4,503.8 4,675.3

大株主

株主名持株比率
寺浦興産株式会社0.28%
CEPLUX- THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.04%
公益財団法人寺浦奨学会0.04%
日本生命保険相互会社0.03%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.03%
西川ゴム工業株式会社0.03%
本田技研工業株式会社0.02%
ビ-エヌワイエムエスエ-エヌブイ ビ-エヌワイエムアイエル ダブリユ-エス ゼノア ジヤパン エクイテイ インカム フアンド (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
株式会社アルファ0.02%
株式会社三菱UFJ銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-17ゼナーアセットマネジメントエルエルピー 7.40%+1.11%
2025-10-20ゼナーアセットマネジメントエルエルピー 6.29%+1.13%
2025-09-17寺浦興産株式会社 28.51%+1.22%
2025-07-16ゼナーアセットマネジメントエルエルピー 5.16%+0.16%
2024-01-12寺浦興産株式会社 27.29%+1.59%
2023-10-06FMR LLC 3.72%(1.46%)
2022-09-07FMR LLC 5.18%(1.06%)
2022-05-02寺浦興産株式会社 1.62%(0.01%)
2022-05-02寺浦興産株式会社 25.70%+0.47%
2022-03-04寺浦興産株式会社 25.23%(3.06%)
2021-12-24寺浦興産株式会社 28.29%+0.70%
2021-10-21シュローダー・インベストメント・マネジメント株式会社 4.50%(1.05%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-17EDINET大量保有ゼナーアセットマネジメントエルエルピー大量保有 7.4%3,130+3.19%
2026-03-13TDNetIRハイレックス2026年10月期第1四半期決算ご説明(IR資料)3,185+0.47%
2026-03-06TDNetその他ハイレックス特別利益(負ののれん発生益)の計上に関するお知らせ3,345-5.68%
2026-03-06TDNet業績修正ハイレックス2026年10月期第2四半期(中間期)および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ3,345-5.68%
2026-03-06TDNet決算ハイレックス2026年10月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,345-5.68%
2026-03-06TDNetその他ハイレックス報告セグメントの変更に関するお知らせ3,345-5.68%
2026-03-06TDNetその他ハイレックス連結子会社の商号変更に関するお知らせ3,345-5.68%
2026-02-17TDNetその他ハイレックス投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ3,640+1.37%
2025-12-26TDNetその他ハイレックス投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ3,185-1.26%
2025-12-22TDNetIRハイレックス2025年10月期通期決算のご説明(IR資料)3,320-2.71%
2025-12-05TDNet業績修正ハイレックス2025年10月期 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ2,874+2.19%
2025-12-05TDNet特損・減損ハイレックス特別損失(減損損失)及び繰延税金資産の計上に関するお知らせ2,874+2.19%
2025-11-04TDNetM&Aハイレックス(開示事項の経過)三井金属アクト株式会社の株式取得(子会社化)完了のお知らせ2,830-1.45%
2025-10-20EDINET大量保有ゼナーアセットマネジメントエルエルピー大量保有 6.29%2,940-1.09%
2025-10-06TDNetその他ハイレックス(開示事項の経過)三井金属アクト株式会社の株式譲渡実行日の決定に関するお知らせ2,637+0.72%
2025-10-01TDNet配当・還元ハイレックス自己株式の取得状況に関するお知らせ2,635+0.57%
2025-09-17EDINET大量保有寺浦興産株式会社大量保有 28.51%2,671-0.79%
2025-09-05TDNet決算ハイレックス2025年10月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,849-2.81%
2025-09-05TDNet業績修正ハイレックス2025年10月期 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ2,849-2.81%
2025-09-01TDNet配当・還元ハイレックス自己株式の取得状況に関するお知らせ2,866-1.95%