株式会社三十三フィナンシャルグループは、当社および連結子会社9社で構成する金融持株会社。中核は株式会社三十三銀行で、預金、貸出、内国為替、外国為替、国債・投資信託・保険の窓口販売を担う。加えて、三十三リース株式会社および三重リース株式会社がリース業務を展開し、その他の連結子会社6社がクレジットカード業務、信用保証業務などの金融サービスを担う。グループ全体として銀行業を中心に周辺金融機能を組み合わせる構造を採る。2025年2月28日付で三重総合信用株式会社の全株式を全国保証株式会社へ譲渡し、連結範囲から除外。さらに2025年4月1日付で三十三リース株式会社を存続会社、三重リース株式会社を消滅会社とする吸収合併を実施。設備面では銀行業で店舗の新設、移転、改修、事務機械更新を進める。
提示テキストから確認できる競争優位の中核は、三重県、愛知県および近接地域における営業基盤と、銀行を中心にリース、カード、保証を束ねた総合金融サービス提供力にある。中期計画で「地域のお客さまとの圧倒的なリレーションの構築」を明示しており、地域密着の顧客接点を基盤に経営課題やニーズへ多様なソリューションを提供する方針を採る。これは単純な預貸業務にとどまらず、ビジネスマッチング、事業承継支援、NISA、投資信託積立、保険販売まで含む提案型営業への拡張を示す。銀行持株会社として銀行子会社を中核に複数の金融子会社を保有する体制は、顧客の資金需要、資産形成、保証、決済周辺ニーズをグループ内で取り込むうえで有利に働く。もっとも、国内シェアや地域シェア、特許、独自技術、強いブランド優位に関する定量情報は提示テキスト内では確認できない。
景気は、企業部門での人手不足対応や好調な企業業績を背景とした設備投資意欲の底堅さから、総じて緩やかな回復基調にあると記載する。一方、地域金融機関を取り巻く環境は厳しさと変化の大きさが目立つ。人口減少や高齢化の進展が地域経済へ与える影響、サステナビリティへの関心の高まり、IT・デジタル化の進展、長期の金融緩和方針の見直しによる「金利ある世界」の到来などが挙げられる。競争面では、金融制度の規制緩和に伴い、他業種・他業態を交えた競争激化を認識する。加えて、銀行持株会社および銀行子会社として銀行法などの規制下にあり、自己資本比率は国内基準4%以上の維持が必要。規制変更や行政対応の影響を受けやすい業態特性を持つ。
第3次中期経営計画の対象期間は2024年4月から2027年3月まで。ビジョンに「地域信頼度ナンバー1金融グループ」を掲げ、変革のエンジンとしてDX戦略の推進と人的資本経営の実践を据える。基本方針は「リレーション&ソリューションの進化」「経営の効率化・最適化」「経営基盤の強靭化」の3本柱。顧客接点の深化を通じて、経営課題やニーズに対する多様なソリューション提供を強化する。具体目標として、2024年4月から2027年3月累計のビジネスマッチング成約件数3,000件、事業承継支援件数3,600件を設定。2027年3月末目標として、地元(三重県+愛知県)事業性貸出残高1兆4,200億円、NISA口座数55,000口座、投資信託積立月額15億円、平準払保険新規成約件数累計24,900件、女性役席者比率19%以上を掲げる。財務目標はROE5%以上、当期純利益110億円、コアOHR67%未満、自己資本比率8.4%程度。成長の方向性は、地域貸出の拡大、資産形成関連商品の積み上げ、保険販売、事業承継・マッチング支援の強化、組織生産性向上に整理できる。
主要リスクは信用リスクと市場リスク。信用面では、地域経済や取引先業況の悪化に伴う不良債権増加、貸倒引当金積み増し、担保権実行の困難化が業績と財務に影響する可能性を持つ。市場面では、金利変動による利鞘縮小、保有債券・株式の価格下落、為替変動が損益を左右する。加えて、三重県、愛知県および近接地域に営業地盤が集中するため、地域経済低迷の影響を受けやすい。自然災害面では南海トラフ地震等の発生が危惧される地域で営業しており、拠点や地域経済への被害が業務継続に影響する可能性を持つ。
リスク管理では、信用リスクや市場リスクについてVaRを用い、信頼区間99%のもとで一定期間に被る可能性のある最大損失額を見積もる。自己資本の充実度を評価しつつ、リスク量が自己資本の範囲内に収まるよう資本配賦制度を用いた業務運営を行い、経営戦略と一体化した管理を進める。コンプライアンスは経営の最重要課題と位置付け、法務リスク管理を実施。人的資本面では女性役席者比率の目標設定を行うほか、三十三銀行で男性育児休業取得率や男女賃金差異を開示する。株主還元方針の具体的内容は提示テキスト内では確認できない。沿革上は2018年4月2日に両行の共同株式移転で設立し、同日に東京証券取引所市場第一部および名古屋証券取引所市場第一部へ上場する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 159.4B | 18.3倍 | 0.8倍 | 0.0% | 6,090.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 3.4B | 2.2B | 2.4B |
| 営業利益 | 3.0B | 1.9B | 2.1B |
| 純利益 | 8.7B | 6.9B | 6.3B |
| EPS | 332.5 | 265.5 | 238.4 |
| BPS | 7,914.3 | 8,194.1 | 7,486.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口) | 0.11% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.05% |
| 三十三フィナンシャルグループ 職員持株会 | 0.04% |
| 銀泉株式会社 | 0.04% |
| 株式会社三井住友銀行 | 0.03% |
| 三井住友カード株式会社 | 0.03% |
| JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 0.01% |
| SMBC日興証券株式会社 | 0.01% |
| 株式会社みずほ銀行 | 0.01% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行 決済営業部) | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-12-05 | 三井住友信託銀行株式会社 | 4.44% | (1.07%) |
| 2024-10-04 | 三井住友信託銀行株式会社 | 5.51% | (0.99%) |
| 2024-04-08 | 株式会社三井住友銀行 | 6.94% | (0.15%) |
| 2022-09-06 | 三井住友信託銀行株式会社 | 6.50% | +6.50% |
| 2022-08-22 | SMBC日興証券株式会社 | 7.09% | +1.15% |
| 2022-08-16 | 株式会社 整理回収機構 | 2.47% | (13.83%) |
| 2021-04-26 | SMBC日興証券株式会社 | 5.94% | (1.98%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-06 | TDNet | 決算 | 33FG | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 5,580 | +3.76% |
| 2026-02-06 | TDNet | 資本政策 | 33FG | 「株式分割」および株式分割に伴う「定款の一部変更」ならびに「株主優待制度の変更」に関するお知らせ | 5,580 | +3.76% |
| 2025-11-07 | TDNet | 決算 | 33FG | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 3,730 | +1.61% |
| 2025-11-07 | TDNet | 事業計画 | 33FG | 第3次中期経営計画の財務目標の修正に関するお知らせ | 3,730 | +1.61% |
| 2025-11-07 | TDNet | その他 | 33FG | 株主優待制度の変更(拡充)に関するお知らせ | 3,730 | +1.61% |
| 2024-12-05 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 4.44% | — | — |
| 2024-10-04 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 5.51% | — | — |
| 2024-04-08 | EDINET | 大量保有 | 株式会社三井住友銀行 | 大量保有 6.94% | — | — |
| 2022-09-06 | EDINET | 大量保有 | 三井住友信託銀行株式会社 | 大量保有 6.5% | — | — |
| 2022-08-22 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 7.09% | — | — |
| 2022-08-16 | EDINET | 大量保有 | 株式会社 整理回収機構 | 大量保有 2.47% | — | — |
| 2021-04-26 | EDINET | 大量保有 | SMBC日興証券株式会社 | 大量保有 5.94% | — | — |