Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ベビーカレンダー (7363)

妊娠・出産・育児を起点に、女性のライフステージ全般へ情報提供を広げるメディア企業。主力は「ベビーカレンダー」などの専門メディア群で、専門家監修記事、無料相談、日めくり機能を組み合わせて信頼性と継続接触を高める。医療法人向けは全国480か所導入の「ベビーパッドシリーズ」を軸に月額レンタル等のストック収益を積み上げる。[本社]東京都渋谷区 [創業]1991年 [上場]2021年

1. 事業概要

株式会社ベビーカレンダーは、「女性の笑顔でいっぱいに-A Sea of Smiling Women-」を中長期ビジョンに掲げ、女性の一生におけるライフイベントに関わる情報提供と、産婦人科を中心とした医療機関向けソリューションを展開する。事業はメディア事業と医療法人向け事業の2本柱で構成する。メディア事業では、「妊娠・出産・育児」領域の専門サイト「ベビーカレンダー」に加え、「ムーンカレンダー」「ウーマンカレンダー」「シニアカレンダー」「ヨムーノ」を運営し、PV連動型広告、タイアップ広告、成果報酬型広告で収益化する。医療法人向け事業では、産婦人科向け院内サポートサービス「ベビーパッドシリーズ」、クラウド型の「かんたん診察予約システム」、「エコー動画館」、「おぎゃー写真館・動画館」、WEBマーケティング、グラフィックデザイン、産院・クリニックアプリを提供する。

2. 競争優位性

同社の競争優位は、専門家監修による信頼性の高いコンテンツと、デジタルとアナログを組み合わせたサービス設計にある。メディアでは、医師、助産師、保育士、看護師、管理栄養士、ファイナンシャルプランナーなど約80名の専門家と提携し、記事監修や無料の“専門家相談”を提供する。妊娠前から約2歳までを対象とした約5,200本の実用情報記事、管理栄養士監修の離乳食レシピ、日替わりで必要情報を届ける「日めくり」機能など、継続利用を促す機能群を備える。外部メディアへのニュース配信も行い、ユーザー流入と一部広告収入を獲得する。医療法人向けでは、「ベビーパッドシリーズ」が全国480か所の産婦人科に導入実績を持ち、施設ごとのカスタマイズ、動画活用、通院期から産後までの一貫支援により、患者利便性向上とスタッフ業務軽減を両立する。加えて、リース契約もしくは月額レンタル契約で提供しており、同社自身が「ストックビジネス」と位置付ける収益特性を持つ点も強みとなる。

3. 市場環境

同社が属するインターネット関連業界は市場規模の拡大が続く一方、技術進歩や流行変化が速く、競争が激しい。メディア事業では参入障壁が低い面があり、参画企業の増加による競争激化リスクを抱える。加えて、検索エンジンのロジック変更は集客に影響し得る。事業領域のうち妊娠・出産関連では、2024年の日本の出生数が72万988人の速報値となり、9年連続で過去最少を更新するなど逆風が存在する。一方で、妊娠・出産に関する消費市場は2023年見込で4兆3,786億円、前年比0.5%増と微増傾向にあり、子供一人当たり支出も増加傾向にある。産婦人科施設数は減少傾向にあるが、同社は集患やサービス向上の課題解決を訴求している。

4. 成長戦略

成長戦略の中核は、メディア事業の拡大と医療法人向け事業の深耕、ならびに領域拡張にある。メディア事業では、「ベビーカレンダー」の認知度向上を踏まえつつ、さらなる収益拡大に向けて他領域メディアを含めたPV数とUU数の増加を重視する。コンテンツ制作とSEO強化に加え、幅広い年齢層への訴求施策を強化し、女性の一生を支える事業へ拡大する方針を示す。医療法人向け事業では、従前からの核である「ベビーパッド」に加え、「エコー動画館」とホームページ制作やSEO・MEOコンサルティングを含む「WEBマーケティング」を3本柱として育成する。さらに「産院・クリニックアプリ」のリリースと拡大により、既存顧客の契約更新や追加サービス導入につなげる。市場変化への対応では、スピード感のある組織体制、正しい情報をわかりやすく伝える編集力、IT分野に追随する技術力を戦略の柱に据える。加えて、新規事業やサービス拡大のためM&A活用も重要と位置付け、相乗効果を見極めた事業投資を志向する。

5. リスク

主なリスクは3点ある。第1に、出生数減少と産婦人科施設数減少による市場縮小リスクがある。メディアのPV停滞や外部提供先からの流入減、医療法人向けの顧客減少につながる可能性がある。第2に、メディア事業は広告収入依存の側面を持ち、景気悪化による広告費縮小、検索エンジンの方針変更、コンテンツ提供先との契約条件変更が業績に影響し得る。第3に、コンテンツの信頼性毀損、個人情報漏洩、システム障害、法令違反は信用低下や損害賠償につながる可能性がある。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、継続的な事業拡大に対応するため、内部管理体制と情報管理体制の強化を重要課題に位置付ける。各分野に専門性を有した人員を配置し、社内規程や業務マニュアルの運用、計画的な社内研修を通じて管理体制の充実を図る。情報セキュリティでは、「情報システム管理規程」「個人情報保護基本規程」等を整備し、定期的な教育、ファイアウォール、アクセス制御、監視システムなどの技術的対策を講じる。人材面では、編集スタッフ、エンジニア、営業スタッフの採用と育成を重視する。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VJ10 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
1.1B 20.9倍 1.5倍 0.0% 1,151.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.9B 1.5B 306M
営業利益 85M 50M 20M
純利益 48M 17M
EPS 55.0 19.4
BPS 791.0

大株主

株主名持株比率
安田 啓司0.23%
山田 育代0.21%
森 帆久0.05%
ASGJapan株式会社0.04%
福島 智晴0.02%
株式会社ステムセル研究所0.02%
オオサキメディカル株式会社0.02%
株式会社SBI証券0.02%
藤盛 良平0.01%
大崎 将男0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2021-12-22高谷コンサルティング株式会社 4.79
2021-11-25高谷コンサルティング株式会社 9.06
2021-10-04高谷コンサルティング株式会社 4.79
2021-06-07高谷 康久
2021-04-23山田 育代 22.77
2021-04-19高谷 康久 9.06
2021-04-05高谷 康久 11.1
2021-04-02高谷 康久 14.07
2021-04-01安田 啓司 26.04
2021-04-01山田 育代 22.77
2021-04-01高谷 康久 18.9
2021-03-30株式会社ベビーカレンダー

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet特別調査委員会の調査報告書(公表版)の公表及び今後の対応に関するお知らせ
2026-03-31TDNet特別調査委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ
2026-03-31TDNet有価証券報告書の提出期限延長申請に関するお知らせ
2026-03-31TDNet有価証券報告書の提出期限延長申請の承認に関するお知らせ
2026-03-30TDNet第35期有価証券報告書の提出期限延長申請に向けた検討に関するお知らせ
2026-03-27TDNet公認会計士等の異動(辞任)に関するお知らせ
2026-02-27TDNet取締役候補者の選任に関するお知らせ
2026-02-13TDNet特別調査委員会の委員の選任及び今後の調査スケジュールに関するお知らせ
2026-01-30TDNet前CFOによる広告収益入金に係る不正疑義及び特別調査委員会の設置に関するお知らせ
2025-12-19TDNetforecast_revision: 業績予想の修正に関するお知らせ
2025-12-19TDNet業績予想の修正に関するお知らせ
2025-08-14TDNetearnings: 2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-08-14TDNet2025年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-07-25TDNet(訂正・数値データ訂正)2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)の一部訂正につい
2025-07-25TDNetearnings: (訂正・数値データ訂正)2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連
2025-04-15TDNetストック・オプション(新株予約権)の発行内容確定に関するお知らせ
2025-03-26TDNetearnings: (訂正・数値データ訂正) 「2024年12月期決算短信〔日本基準〕(非連結)」の
2025-03-26TDNet(訂正・数値データ訂正) 「2024年12月期決算短信〔日本基準〕(非連結)」の一部訂正について
2021-12-22TDNetHolding change by 高谷コンサルティング株式会社
2021-11-25TDNetHolding change by 高谷コンサルティング株式会社