Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社十六フィナンシャルグループ (7380)

岐阜県・愛知県を主な営業基盤とする地域総合金融サービスグループ。中核の十六銀行が159か店で預金、貸出、為替、有価証券、デリバティブ、社債受託を展開し、リース、証券、カード、決済・デジタル、事業承継・M&A、地域活性化コンサルまで周辺機能を拡充。140年超で培った顧客基盤、情報蓄積、人的ネットワークが強み。[本社]岐阜県岐阜市 [創業]1877年 [上場]2021年

1. 事業概要

株式会社十六フィナンシャルグループは、当社および連結子会社11社等で構成し、銀行業務を中心にリース業務などの金融サービスに係る事業を行う。中核は株式会社十六銀行にあり、本店ほか159か店において、預金業務、貸出業務、商品有価証券売買業務、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、社債受託業務、金融等デリバティブ取引業務、附帯業務を営む。銀行子会社では事務受託業務、信用保証業務を担い、銀行業務の効率化に貢献する。加えて、十六リース株式会社がリース業務を展開し、その他領域では調査・研究、金融商品取引、クレジットカード、決済・デジタルソリューション、経営承継・M&Aアドバイザリー、投資事業有限責任組合の運営・管理、地域活性化コンサルティングを手掛ける。個人顧客と法人顧客の双方に対し、銀行単体にとどまらない総合金融サービスを提供する体制を構築する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、140年超の歴史を有する十六銀行が培った広く深い顧客基盤、日々集積する情報、張り巡らされた人的ネットワークにある。長期ビジョンでもこれらを明示的に強みと位置付けており、地域の金融パートナーとして多様な商品・サービスを提供する基盤となる。銀行本体の159か店という拠点網は、預金・貸出・為替などのコア業務における接点の厚みを支える。さらに、信用保証、リース、証券、カード、決済・デジタル、事業承継・M&A、地域活性化コンサルティングまで機能を広げることで、顧客課題に対する提案範囲を拡張し、グループシナジーを発揮しやすい構造を持つ。銀行持株会社として子会社を直接出資会社へ再編し、異業種との連携や新会社設立も進めており、単一商品依存を避けながら地域密着型の総合金融サービスへ進化を図る。市場シェアの具体的数値や特許・ブランド優位の定量情報は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

国内景気は雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により緩やかな回復基調が続く見通しとする一方、継続的な物価上昇や深刻な人手不足により先行き不透明感が残る。加えて、米国の通商政策をめぐる動きが世界経済に急激な変化をもたらし、不確実性を高めると認識する。地域経済では、人口減少、超高齢社会の進展、産業構造の変化、事業承継・後継者問題を背景とする企業数の減少により、将来的な市場規模縮小を懸念する。銀行業固有の環境としては、金利ある世界での競争激化、預金調達コスト上昇、景気後退や金融市場混乱、サイバー攻撃、マネー・ローンダリング対策、自己資本比率規制などが重要論点となる。自己資本比率は銀行法に基づく国内基準4%以上の維持が必要にあり、規制対応は参入障壁の一つとして機能する。

4. 成長戦略

当社グループは2023年4月から2033年3月までの長期ビジョン「16Vision-10」を始動し、テーマを「一歩先を行き、いつも地域の力になる」と定める。前半5か年に当たる2023年4月から2028年3月までを第2次中期経営計画の期間とし、「トランスフォーメーション戦略」「ヒューマンイノベーション戦略」「マーケットインアプローチ戦略」「地域プロデュース戦略」の4つの基本戦略を全社的に推進する。従来の既成概念に捉われず、『C~E』のXを軸とする7つのトランスフォーメーションによりサステナビリティ実現を目指す方針を掲げる。成長の方向性としては、預貸金や為替といったコアビジネスの真価発揮に加え、付加価値向上と効率化、事業領域の拡大、新規事業への挑戦を通じ、総合金融サービス機能をフル活用しながら成長分野での収益拡大を狙う。異業種との連携や新会社設立により幅広い事業領域を築いてきた点も成長ドライバーと位置付ける。計数目標として2027年度に連結当期純利益200億円以上、連結ROE5%以上、連結修正OHR50%台、連結自己資本比率11%以上を掲げる。

5. リスク

主要リスクは、第一に金利ある世界での競争激化にあり、貸出金・預金の獲得競争の激化や預金調達コスト上昇、流動性リスク増大が収益力を圧迫する可能性を持つ。第二に信用リスクにあり、岐阜県および愛知県を主な営業基盤とするため、地域経済悪化、不動産市況低迷、特定先・特定業種への与信集中が不良債権や与信関係費用の増加につながる可能性を持つ。第三にサイバー攻撃・システム障害にあり、個人情報流出、データ改竄、資金流出、業務停止、信用失墜を招く可能性を持つ。加えて、気候変動、自然災害、地政学リスク、人的・コンプライアンスリスクも重要項目として認識する。

6. ガバナンス

リスク管理面では、蓋然性と影響度の観点から今後約1年以内に重大な影響をもたらす可能性がある事象をトップリスクとして選定し、取締役会で共有のうえ必要な対策を講じる体制を採る。信用リスク・市場リスクではVaRを用いた計測を実施し、配賦資本の範囲内に収まるよう管理する。オペレーショナル・リスクでは組織体制と諸規程を整備し、CSAによる潜在リスク評価、CSIRT活動、業務継続計画、初動対応訓練を進める。人的基盤では連結従業員2,374人を擁し、十六フィナンシャルグループ社員組合の組合員数は1,812人となる。女性管理職比率、男性育児休業取得率、男女賃金差異も開示する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VWTF | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
335.2B 15.3倍 0.8倍 0.0% 8,840.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 9.3B 7.4B 7.4B
営業利益 7.2B 5.6B 6.1B
純利益 20.8B 19.3B 18.6B
EPS 577.3 530.5 505.8
BPS 11,679.0 12,257.7 10,626.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.10%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.06%
フジパングループ本社株式会社0.03%
十六フィナンシャルグループ従業員持株会0.03%
明治安田生命保険相互会社0.02%
セイノーホールディングス株式会社0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.01%
株式会社名古屋銀行0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-01-08野村ホールディングス株式会社 5.21%+5.21%
2022-11-21株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.46%(1.35%)
2022-10-03株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 5.81%(1.01%)
2021-10-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 6.82%+6.82%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-05TDNetその他十六FG(開示事項の経過)子会社における株式売却益計上に関するお知らせ9,620-1.35%
2026-02-25TDNetその他十六FG子会社における株式売却益計上に関するお知らせ9,580+3.13%
2026-01-29TDNet資本政策十六FG株式分割および株式分割に伴う定款の一部変更ならびに株主優待制度の改定に関するお知らせ8,200+0.00%
2026-01-29TDNet決算十六FG2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)8,200+0.00%
2026-01-27TDNetその他十六FG特定子会社の異動に関するお知らせ8,330-1.68%
2026-01-08EDINET大量保有野村ホールディングス株式会社大量保有 5.21%7,410+0.13%
2025-11-27TDNet配当・還元十六FG自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による 自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ6,220+0.00%
2025-11-26TDNetその他十六FG自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ6,270-0.80%
2025-11-21TDNet事業計画十六FG「長期ビジョン『16Vision-10』」および「第2次中期経営計画」における計数目標の見直しに関す6,120-0.16%
2025-10-28TDNet業績修正十六FG2026年3月期中間配当予想の修正(増配)に関するお知らせ5,650-1.77%
2025-07-29TDNet決算十六FG2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)5,200-0.38%
2025-07-18TDNetその他十六FG譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ5,280-1.33%
2025-06-20TDNetその他十六FG譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ4,825-0.10%
2022-11-21EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.46%
2022-10-03EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 5.81%
2021-10-18EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 6.82%