Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

東邦レマック株式会社 (7422)

東邦レマックは靴の企画・販売を中核とするシューズ事業と、物件の売買・保有を行う不動産事業を展開。卸売が主軸で、自社サイトでのEC小売も手掛ける。商品価値重視へ戦略転換し、オリジナルブランド中心の自社企画比率引き上げ、提案型営業、不採算取引是正、在庫管理高度化を推進。海外協力工場活用に特徴を持つ一方、為替や中国生産依存が課題となる。[本社]東京都文京区 [創業]1958年 [上場]1994年

1. 事業概要

東邦レマックは、シューズ事業と不動産事業を営む。シューズ事業では、靴の企画・販売を行う卸売を主力とし、自社サイトにおけるEC販売も展開する。沿革上、ゴム靴販売を目的に設立し、その後はケミカルシューズメーカーの営業部門代行、靴の輸入業務、商品企画機能の設置などを通じて事業領域を拡張する。2024年12月には不動産部を設置し、不動産事業へ参入。現時点の不動産事業は、物件の売買と保有が中心となる。従業員構成はシューズ事業に大きく偏り、人的資源の中核も靴事業に置く。

2. 競争優位性

提示テキスト内で、特許、独自技術、圧倒的市場シェア、強固なブランド力、規制に基づく参入障壁といった明確なMoatは確認できない。一方で、事業基盤としては長年の靴卸売の継続、1981年の企画室設置、1997年の商品企画課設置、海外商品部の設置、輸入業務の開始などから、商品企画と海外生産委託を組み合わせた運営ノウハウの蓄積を読み取れる。現在は、オリジナルブランドを中心とした自社企画商品の比率引き上げを進めており、単なる数量拡大型から商品価値重視型への転換を図る。営業面でも、商品価値やコンセプトを共有できる取引先との協業を重視し、長期的な取引関係の構築を志向する点に特徴を持つ。加えて、自社サイトによるEC小売を保有し、卸売に加えた販売チャネルを持つ。

3. 市場環境

事業環境として、原材料価格や物流費の上昇、為替変動、消費行動や市場構造の変化が進行し、先行き不透明な状況が続く。靴市場では、ライフスタイルのカジュアル化やファッションの多様化が進み、従来型の商品投入や営業手法の見直しが必要となる。加えて、当社は自社企画商品の多くを海外の協力工場に生産委託しており、人民元・米ドル建て輸入に伴う為替影響を受ける。WTO、FTA等の規制緩和による輸入品増加は単価下落要因となり得るほか、中国での生産比率が高いことから、中国情勢の急変、海外でのテロや災害も供給面のリスクとなる。規制が参入障壁として働く業種ではなく、価格競争や需給変動の影響を受けやすい市場構造をうかがわせる。

4. 成長戦略

経営課題への対応は、商品戦略と営業戦略が中心となる。商品戦略では、販売数量拡大を主眼とした商品投入から転換し、商品そのものが持つ価値向上を重視した商品づくりを基本方針とする。企画段階で想定販売価格を明確に意識し、オリジナルブランド中心の自社企画商品の比率引き上げを進める。SKU数や型数も、単純削減ではなく、顧客にとって分かりやすく選びやすい構成へ見直し、商品管理の効率化を図る。営業戦略では、売上高拡大最優先の従来型営業を見直し、商品価値を正しく伝える営業スタイルへ転換。不採算取引の是正、商品特性やターゲットを踏まえた提案型営業の強化、価値観を共有できる取引先との協業を進める。加えて、収益構造安定化に向け、商品投入数量と販売進捗の管理体制強化、ブランド別・商品別の採算管理精緻化、在庫水準適正化を推進。在庫管理体制の高度化、商品ポートフォリオの最適化、高付加価値商品の拡充、仕入条件見直し、販売価格戦略再構築、販売チャネル別採算管理強化も掲げる。目標指標は売上高と営業利益率とする。M&Aや具体的な中期数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に、主要取引先の業績悪化や不祥事に伴う売掛債権回収遅延リスクがある。第2に、サンダル類やブーツ類など季節商品の販売は冷夏・暖冬等の天候不順の影響を受けやすい。第3に、海外協力工場への生産委託比率が高く、為替変動、中国情勢の急変、海外でのテロや災害、WTO・FTA等の規制緩和による輸入品増加が収益や調達に影響し得る。加えて、営業損失計上に伴う重要事象等が記載されており、在庫評価や商品構成の適正化が継続課題となる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、経営会議において月次で業績および在庫状況を確認し、リスクの早期把握と迅速な意思決定を可能とする体制構築を進める。これは在庫管理体制の高度化や採算管理の精緻化と一体で、収益構造の安定化を支える管理基盤となる。人的側面では労働組合が存在し、労使関係は円満に推移する。従業員関連指標として、管理職に占める女性労働者割合、男性育児休業取得率、男女賃金差異を開示する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。[本社]東京都文京区 [創業]1958年 [上場]1994年

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100XRD8 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.0B 28.4倍 0.4倍 2.9% 396.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.1B 5.1B 5.8B
営業利益 -20M 88M 150M
純利益 -57M 71M 130M
EPS -11.2 13.9 25.6
BPS

大株主

株主名持株比率
株式会社フロンティアグループ0.19%
笠  井  庄  治0.13%
金 子 将 幸0.12%
レマック共栄会0.03%
吉 原 頼 道0.03%
PERSHING-DIV. OF DLJ SECS. CORP.(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.02%
株式会社ヌル0.02%
株式会社商工組合中央金庫0.02%
笠 井 正 紀0.02%
清 水 英 助0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-03マネックス証券株式会社 0.15
2025-08-20マネックス証券株式会社 7.1
2025-03-24株式会社フロンティアグループ 19.27
2024-06-20金子 将幸 13.16
2024-05-14金子 将幸 12.05
2024-04-26金子 将幸 12.05
2024-04-26金子 将幸 10.98
2024-04-26金子 将幸 10.35
2024-04-26金子 将幸 9.28
2024-04-26金子 将幸 8.85
2024-04-26金子 将幸 7.83
2024-04-26金子 将幸 6.25
2024-04-26金子 将幸 5.06
2024-03-19株式会社フロンティアグループ 19.27
2024-03-11株式会社フロンティアグループ 19.27
2024-01-19株式会社フロンティアグループ 17.61
2023-11-13株式会社フロンティアグループ 16.6
2023-10-06株式会社フロンティアグループ 15.97
2023-10-05株式会社フロンティアグループ 15.97
2023-02-28有限会社パックス・ケイ 0.59

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-03TDNet東邦レマック株式会社3月度月次業績ご報告
2026-03-06TDNet公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するお知らせ
2026-03-06TDNet東邦レマック株式会社2月度月次業績ご報告
2026-03-02TDNet支配株主等に関する事項について
2026-02-16TDNet代表取締役の追加選定及び役員等の人事異動に関するお知らせ
2026-01-28TDNet特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-28TDNetforecast_revision: 特別損失の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ
2026-01-09TDNet東邦レマック株式会社12月度月次業績ご報告
2025-12-19TDNet投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ
2025-12-15TDNet固定資産の販売用不動産への保有目的の変更に関するお知らせ
2025-12-15TDNet株式会社 NOVEL REPUBLIC との販売協業に関するお知らせ
2025-12-05TDNet東邦レマック株式会社11月度月次業績ご報告
2025-12-04TDNet固定資産の譲渡および特別利益の計上に関するお知らせ
2025-11-07TDNet東邦レマック株式会社10月度月次業績ご報告
2025-10-30TDNet非上場の親会社等の決算情報に関するお知らせ
2025-10-24TDNetearnings: 2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-10-24TDNet2025年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2025-10-20TDNet(開示事項の経過)暗号資産の購入に関するお知らせ
2025-10-03TDNet東邦レマック株式会社9月度月次業績ご報告
2025-09-05TDNet東邦レマック株式会社8月度月次業績ご報告