中山福グループは、中山福株式会社と子会社3社で構成し、主力の「家庭用品卸売事業」、子会社による「インテリア用品製造・販売事業」、および「プラスチック日用品製造事業」を展開する。中核の卸売事業では、調理用品、台所用品、サニタリー用品、収納用品・インテリア関連用品、行楽・レジャー用品、エクステリア用品・園芸用品、家電用品・冷暖房用品、ヘルスケア・シニア・ベビー用品等を取り扱う。主要商品は、フライパン類、鍋類、包丁、キッチンツール、卓上ポット、ガラス食器、保存容器、スポンジ、分別ペール、収納ケース、ラック、キッチンマット、ステンレスボトル、クーラーボックス、菜園プランター、炊飯器、掃除機、体組成計などに及ぶ。得意先はホームセンター、スーパーマーケット、通信販売業者、生活協同組合、専門小売店等で構成し、全国各地域を販売対象とする。子会社では、LIV PLUSが家庭用品等の企画・開発・販売、インターフォルムがインテリア関連商品の企画・開発・販売、グリーンパルが収納用品や園芸用品等の製造販売を担う。
提示テキストから確認できる競争優位の中核は、全国にまたがる営業・物流網、幅広い商品群、ならびに卸売とものづくりを併せ持つ事業構造にある。従業員の配置は北海道、東北・関東、中部、近畿・中四国、九州・沖縄に広がり、会社自身も全国物流拠点を「当社の強み」と明示する。経営課題でも、全国物流網の活用を通じた販売力強化、物流拠点ごとの新システム導入による高度化・効率化を掲げており、広域配送と地域密着営業の両立が差別化要素となる。加えて、仕入先商品の卸売に加え、自社オリジナル商品や子会社による企画・開発・製造機能を持つ点も特徴となる。卸売事業の拡充とものづくり事業の強化を並行して進める方針は、単なる中間流通にとどまらず、商品政策や企画提案力を通じて得意先・仕入先双方に対する存在価値を高める狙いを示す。知的財産権保護のための体制整備にも言及があるが、特許件数やブランドシェアなどの定量情報は提示テキスト内では確認できない。
主要な販売市場では販売競争の激化が続き、原材料価格の高騰、物価上昇による消費者の節約志向が継続する厳しい環境に置かれる。翌期見通しについても、物価上昇に伴う家計負担への不安から生活防衛意識が高まり、国内消費市場は引き続き厳しい状況が続くと見込む。加えて、物流業界での労働力不足や労働環境の変化による物流コスト上昇、アルミ、ステンレス、鉄、ナフサなど主要原材料の価格変動も収益圧迫要因となる。競合状況の具体名や市場シェアは提示テキスト内では確認できないが、会社はこうした環境下で、売場のデジタル化対応を視野に「情報付加価値の高い卸売業」への転換を課題として掲げる。
2024年5月に3カ年の「中山福グループ 新中期経営計画 NFG2026」を策定し、経営戦略として「卸売事業の拡充」「ものづくり事業の強化」「EC事業の拡大」「物流機能の強化」を据える。卸売では、従来のビジネスモデルを見直し、商品政策を通じて強みを再構築し、得意先・仕入先に対する存在価値と収益性の維持向上を追求する。ものづくりでは、子会社の事業体制見直しを通じて各事業の成長とグループ商品戦略を推進し、原材料費や物流費、人件費の上昇に対応しつつ、新商品開発と必要に応じた設備投資を継続する。ECでは、グループ一体運営、自社販売サイトの拡充、全国物流網の活用により販売チャネル拡充と収益向上を図る。物流では、拠点ごとの事業環境に合わせた新システム導入を検討し、物流品質向上と低コスト化を追求する。中計の指標は、2026年3月期の売上高目標400億円、経常利益目標7億80百万円、2027年3月期の売上高420億円、経常利益9億20百万円とする。設備投資では、当期に倉庫増設やグリーンパルの製造設備増設を実施しており、物流・製造基盤の強化を進める。
主要リスクの第1は取引先リスクとなる。販売先の業績悪化による債権回収不能、仕入先の業績悪化や廃業による商品供給支障が業績と財務状況に影響する可能性がある。第2は原材料・物流コスト上昇リスクとなる。アルミ、ステンレス、鉄、ナフサ等の価格高騰や物流業界の労働力不足に伴うコスト増が、販売価格へ十分転嫁できない場合に収益を圧迫する。第3は品質・情報管理リスクとなる。海外メーカーを含む調達先で大規模な品質問題が発生した場合のリコール費用やブランド力低下、サイバー攻撃や情報漏洩による信用低下が想定される。
ガバナンス面では、経営理念として株主、仕入先、得意先、社員その他関係者の「幸」の実現と社会発展への貢献を掲げる。利益配分については、取引を通じて得た適正な対価としての利益を株主に還元しつつ、社員の処遇・福利厚生・教育の充実、新たな経営資源への投資に充て、社業拡大を図る方針を示す。危機管理では「経営危機管理規程」、個人情報では「個人情報取扱規程」、コンプライアンスでは「中山福グループの役職員行動規範」を整備し、研修も実施する。人的資本関連では、提出会社の管理職に占める女性労働者比率14.4%、男性育児休業取得率80.0%を開示する。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 9.4B | 17.1倍 | 0.4倍 | 0.0% | 465.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 40.9B | 38.6B | 39.9B |
| 営業利益 | 155M | -470M | 116M |
| 純利益 | 527M | 14M | 601M |
| EPS | 27.2 | 0.8 | 31.1 |
| BPS | 1,158.2 | 1,160.1 | 1,126.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 中山福共栄会 | 0.14% |
| 象印マホービン株式会社 | 0.05% |
| 京セラ株式会社 | 0.05% |
| 株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 0.03% |
| 中山福従業員持株会 | 0.03% |
| 中山 修次郎 | 0.03% |
| 株式会社良善 | 0.03% |
| 天馬株式会社 | 0.01% |
| INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.01% |
| 松本 陽子 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-12-23 | 荒井 毅 | 13.18% | +1.05% |
| 2022-09-26 | 荒井 毅 | 12.13% | +1.07% |
| 2022-08-22 | 株式会社みずほ銀行 | 0.03% | N/A |
| 2022-03-23 | FMR LLC | 3.86% | (1.18%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-30 | TDNet | 決算 | 中山福 | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 481 | +1.66% |
| 2026-01-30 | TDNet | 資本政策 | 中山福 | 業績連動型株式報酬制度への追加拠出に伴う第三者割当による自己株式の処分に関するお知らせ | 481 | +1.66% |
| 2025-10-31 | TDNet | 決算 | 中山福 | 2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結) | 412 | -1.94% |
| 2025-10-31 | TDNet | 業績修正 | 中山福 | 2026 年3月期 第2四半期(中間期)連結業績予想と実績値との差異に関するお知らせ | 412 | -1.94% |
| 2025-07-31 | TDNet | 配当・還元 | 中山福 | 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT 3 )による自己株式の買付けに関するお知ら | 405 | +1.73% |
| 2025-07-31 | TDNet | 決算 | 中山福 | 2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 405 | +1.73% |
| 2024-12-23 | EDINET | 大量保有 | 荒井 毅 | 大量保有 13.18% | — | — |
| 2022-09-26 | EDINET | 大量保有 | 荒井 毅 | 大量保有 12.13% | — | — |
| 2022-08-22 | EDINET | 大量保有 | 株式会社みずほ銀行 | 大量保有 0.03% | — | — |
| 2022-03-23 | EDINET | 大量保有 | FMR LLC | 大量保有 3.86% | — | — |