Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

横浜魚類株式会社 (7443)

横浜市中央卸売市場と川崎市中央卸売市場北部市場で水産物卸売を担う。子会社・関連会社を通じて水産物関連商品の卸売や加工も展開し、食品加工施設等の賃貸も行う。市場外流通拡大で厳しさが増すなか、南部ペスカメルカードと同Ⅱを活用し、量販店や通販事業者向けに加工済み商品の販売拡大を進める。卸売市場法等に基づく許可業務が参入障壁となる。[本社]神奈川県横浜市 [創業]1947年 [上場]1995年

1. 事業概要

横浜魚類は、水産物の販売・加工を主力とする企業グループとして、子会社3社、関連会社1社で事業を構成する。中核事業は水産物卸売業で、横浜市中央卸売市場および川崎市中央卸売市場北部市場において水産物の卸売を行う。子会社のサカエ食品ほか2社、関連会社の横浜食品サービスは、水産物関連商品の卸売を担う。横浜食品サービスは水産物加工業も手掛ける。加えて、食品加工施設等の賃貸を行う不動産等賃貸業を展開し、当事業年度から報告セグメントを「水産物卸売業」と「不動産等賃貸業」に変更する。経営方針は、高鮮度の商品を低価格で安定的に消費者へ供給することに置く。魚の食べにくさを解消するため、消費者ニーズに合わせた加工水産物を便利かつ安全、かつローコストで提供し、豊かで健康的な食生活への貢献を志向する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、中央卸売市場における卸売機能と、加工・物流機能を組み合わせた供給体制に置く。横浜市および川崎市の市場で卸売を行うには許可が必要にあり、卸売市場法、横浜市中央卸売市場条例、川崎市中央卸売市場業務条例等の法的枠組みの下で事業を営む。この許認可性は新規参入に一定の障壁を形成する。加えて、横浜南部市場に2016年開設の低温加工物流設備「南部ペスカメルカード」、2023年開設の食品加工施設「南部ペスカメルカードⅡ」を保有し、新鮮な市場水産物を安価で利便性のある商品へ加工して販売する体制を整備する。市場の特長である高鮮度調達力と、量販店対応力に優れたグループ会社との連携が差別化要素となる。主要株主のニッスイが当社に対し商品の仕入販売を行う点も、集荷・販売面での事業基盤の一端を示す。提示テキスト内では国内シェアや世界シェア、特許、ブランド優位の定量情報は確認できない。

3. 市場環境

中央卸売市場を取り巻く環境は、市場外流通の拡大により年々厳しさを増す。主要顧客である仲卸店は、量販店の増加によって街の魚屋など販売先の減少に直面し、さらに市場外流通の拡大による販売競争激化の影響も受ける。このため、仲卸店向け売上の減少が当社の経営課題となる。一方で、消費者は利便性の観点から加工済水産物を好む傾向にあり、加工ニーズの高まりは事業機会となる。法規制面では、卸売市場法等の改正や新たな規制導入が業績に影響し得る。食品安全面では、消費者の安全性への関心上昇を受け、市場版HACCPの考え方を取り入れた衛生管理の徹底が求められる。

4. 成長戦略

成長戦略の主軸は販売チャネルの多様化に置く。主要顧客である仲卸店への売上減少に対応するため、スーパーマーケット等の量販店、鮮魚専門店、近年急拡大する水産物の通販事業者への販売を積極拡大する方針を掲げる。この戦略を支える基盤として、横浜南部市場に整備した南部ペスカメルカードおよび南部ペスカメルカードⅡを活用し、新鮮でおいしい市場水産物を安価かつ利便性の高い商品へ加工し、量販店や通販事業者へ拡売する。加工機能の強化は、魚の食べにくさという消費上の障害を下げる施策でもある。経営上の目標指標として、企業発展のための安定的な営業利益の目標に売上高営業利益率0.5%を掲げる。M&Aに関する具体的方針や大規模な海外展開方針は、提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

第1に、販売先リスクがある。仲卸業者の業績低下が進行した場合、当社業績へ影響する可能性があるため、与信管理や債権保全、仲卸店の財務内容改善に努める。第2に、法的規制リスクがある。卸売市場法等の改正や新規制導入に加え、自己資本比率、流動比率、連続損失に関する基準に抵触した場合、横浜市および川崎市から改善措置命令を受ける可能性がある。第3に、水産物価格の変動と食品安全リスクがある。需給バランスの変化による魚価変動や、安全性問題の発生は業績に影響し得る。

6. ガバナンス

提示テキスト内で詳細な取締役会構成、独立社外取締役比率、指名・報酬委員会の設置状況などの経営体制は確認できない。一方、法的規制への対応として情報収集と基準充足に向けた経営努力を行う方針を示す。労働面では、2025年3月末時点で労働組合を有し、労使関係は円満に推移する。従業員は79名で、水産物卸売業に大半を配置し、管理部門は5名とする。株主還元方針についての具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。沿革上は1995年に日本証券業協会の店頭登録銘柄として登録し、その後ジャスダックを経て2022年に東京証券取引所スタンダード市場へ移行する。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W4AC | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
4.3B 23.8倍 1.7倍 0.0% 690.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 20.2B 20.1B 21.0B
営業利益 157M 162M 26M
純利益 181M 163M 54M
EPS 28.9 26.0 8.7
BPS 402.0 376.5 347.1

大株主

株主名持株比率
㈱ニッスイ0.20%
㈱横浜銀行0.05%
横浜冷凍㈱0.03%
東洋水産㈱0.01%
㈱KTグループ0.01%
石井良輔0.01%
横浜魚類従業員持株会0.01%
ヤマザキ・シー・エー㈱0.01%
柏原直樹0.01%
マルハニチロ㈱0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-12-02株式会社ニッスイ 19.68%--
2022-06-10日本水産株式会社 19.68%--
2022-06-10日本水産株式会社 19.68%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-22TDNetその他横浜魚類人事に関するお知らせ652+1.23%
2025-06-16TDNet決算横浜魚類(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期決算短信[日本基準](非連結)」の一部訂正に関するお知らせ590-0.51%
2022-12-02EDINET大量保有株式会社ニッスイ大量保有 19.68%
2022-06-10EDINET大量保有日本水産株式会社大量保有 19.68%
2022-06-10EDINET大量保有日本水産株式会社大量保有 19.68%