株式会社キムラグループは、当社と子会社3社で構成し、卸売事業、小売事業、不動産事業、足場レンタル事業、サッシ・ガラス施工事業を展開。中核の卸売事業では、住宅金物、住宅資材、住宅機器、エクステリア、機械工具、仮設資材、ビル用サッシなどを取り扱い、住宅用資材とビル用資材の販売を行う。不動産事業では当社と㈱ジョイフルエーケーが不動産賃貸及び販売を手掛ける。小売事業は子会社㈱ジョイフルエーケーが担い、北海道内において最大規模のホームセンター4店舗、ペット専門店5店舗、資材専門店2店舗を運営し、DIY用品、家庭用品、ペット用品、レジャー用品、建築資材、園芸用品、インテリア、農業用資材などを販売。加えて、㈱キムラリースが建築足場のレンタル、東洋ガラス工業㈱がサッシ・ガラス・建具等の施工を担い、建築関連の周辺機能をグループ内に持つ構造を形成。従業員は連結751人で、小売事業537人、卸売事業138人が中心となる。
競争優位の中核は、北海道を営業基盤として長年蓄積した建築資材流通の営業網と、卸売・小売・施工・足場レンタルを組み合わせたグループ総合力にある。会社側も東洋ガラス工業㈱、㈱キムラリースなどの関連会社と共に、取引先・顧客の要望に幅広く対応することでシナジー効果を高め、収益基盤の拡大を目指す方針を明示。小売では、㈱ジョイフルエーケーが北海道内最大規模のホームセンター4店舗を運営しており、地域内での店舗規模が差別化要因となる。さらにペット専門店5店舗、資材専門店2店舗を展開し、専門店業態を組み合わせて集客と専門性を補完。卸売では、創業以来の北海道基盤に加え、本州での基盤づくりを進め、オリジナル商品の売上拡大を推進。具体例として、ダクトレス全熱交換換気システム「Air save」など換気関連商品の販売強化を掲げる。小売では大型店経営による品揃えと接客力強化、ペット部門・DIY部門での特色あるイベント、リアル店舗の強みを生かしたファンづくりを差別化要素とする。許認可面では、一般建設業の許可、宅地建物取引業免許の取得履歴を有し、事業領域拡張の基盤を持つ。
卸売事業の営業基盤である住宅業界では、新設住宅着工戸数が全体として減少傾向にあり、円安基調による資源・原材料価格の高騰、職人不足、建築資材価格の上昇による住宅価格上昇が消費者マインドを低下させる環境にある。小売事業でも、電気代や生活必需品の物価上昇による生活防衛意識の高まりから厳しい状況が続く。ホームセンター業界では、同業他社や他業種との競争激化、ネット販売など消費行動の多様化、再編による寡占化が進行。こうした中で同社は、北海道に売上の約9割が集中しており、北海道固有の経済環境や建設需要、人口減少の影響を受けやすい構造を持つ。一方で、北海道地域外における事業展開の強化を進め、地域集中リスクの低減を図る方針を示す。
成長戦略は、新商品開発と販売促進、小売店舗の魅力向上、グループ戦略強化の3本柱で構成。卸売事業では、北海道でのきめ細かな営業展開とボリュームゾーンに対する提案型営業により事業規模拡大を図るとともに、商品の安定供給と取扱商品増加による提案力強化を進める。本州方面では、換気に特化した製品の販売拡大と商品ラインナップの定期更新により収益基盤の確立を目指す。具体的な商品として「Air save」を挙げ、換気関連商品の販売強化を推進。小売事業では、お客様満足度向上を最大テーマとし、大型店経営による品揃えと接客力強化、適正価格販売、在庫戦略による仕入価格引き下げ、新部門の開発と展開、テナント誘致による集客力向上、ペット専門店の多店舗展開を進める。設備投資面では、ジョイフルエーケー釧路店の店舗新設、ジョイフルエーケービルドオン苫小牧東店開設、ペットワールド・プロックス苫小牧中央店開設、ペット生体管理施設新設などを実施。リスク記載でも2025年夏に釧路市での新規出店予定を明示しており、北海道内でのドミナント強化を継続。沿革上も近年はペットワールドプロックス各店、ビルドオン新道店、苫小牧東店、犬と猫の森ペポルの開設が続き、ペット・資材専門領域の拡張が確認できる。
主なリスクは3点ある。第1に、卸売事業が住宅関連資材中心にあり、新設住宅着工戸数の増減や人口減少、国内経済停滞による需要低迷の影響を受ける点にある。第2に、売上の約9割が北海道に集中し、地域経済、建設需要、人口減少の影響を受けやすい点にある。第3に、小売事業で同業他社・他業種との競争激化、ネット販売の進展、天候不順による季節商品の需要低下が業績に影響し得る点にある。加えて、災害による拠点・店舗・システム被害、取引先の信用悪化、固定資産の追加減損もリスク要因となる。
経営方針として「社会への貢献」「企業の永続」「社員の幸せ」を企業理念に掲げ、お客様、仕入先、当社の三者が共に生成発展する三位一体経営の実践を基本とする。企業コンセプトは「人と環境に優しい住まい方の創造と提案で社会貢献します」とし、堅実な経営による安定した財務体質の維持に注力。経営指標としては、売上総利益を常に意識した営業活動を行い、自己資本の充実を図りながら、売上高経常利益率及びROEを重要指標として向上に取り組む。労務面では、㈱ジョイフルエーケーに労働組合が存在し、労使関係は円満に推移。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 7.5B | 6.2倍 | 0.5倍 | 0.0% | 495.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 36.2B | 34.0B | 35.1B |
| 営業利益 | 1.9B | 1.8B | 2.2B |
| 純利益 | 1.2B | 1.0B | 1.3B |
| EPS | 79.8 | 69.5 | 87.5 |
| BPS | 1,096.3 | 1,033.4 | 967.0 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社カネキ | 0.36% |
| キムラ取引先持株会 | 0.09% |
| 株式会社北海道銀行 | 0.05% |
| 木村 勇介 | 0.04% |
| 木村 勇市 | 0.04% |
| キムラ社員持株会 | 0.04% |
| 野村證券株式会社 | 0.03% |
| 株式会社北洋銀行 | 0.03% |
| 木村 リサ | 0.02% |
| 飯島 奈美 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2021-07-09 | 山田 茂 | 9.64% | (2.40%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-03-23 | TDNet | 業績修正 | キムラ | 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ | — | — |
| 2021-07-09 | EDINET | 大量保有 | 山田 茂 | 大量保有 9.64% | — | — |