Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社アドヴァン (7463)

建築用仕上材の輸入販売を中核とし、タイル・石材、水廻り商品、システムキッチン、ガーデニング関連商品を展開する。世界のトップメーカー約350社との強固な取引網、直接販売体制、全国5カ所の自社ショールーム、国内3物流センターが強み。ユニットバス製造・販売・施工を取り込み、住宅設備分野の複合提案を強化する。[本社]東京都渋谷区 [創業]1975年 [上場]1995年

1. 事業概要

アドヴァングループは、建築用仕上材の輸入販売を主力とする企業グループで、連結子会社はアドヴァンロジスティクス、ヤマコー、アドヴァン管理サービスの3社で構成する。中核の建材関連事業では、店舗・商業施設、住宅・マンション向けに、床・壁用のタイル、石材を中心とする建築用仕上材に加え、蛇口などの水廻り商品、システムキッチンなどの住宅設備機器を取り扱う。商品は世界のトップメーカーと共同開発し輸入する体制を採る。販売先は施主、工務店、工事会社などで、代理店を介さず直接販売する点に特徴を持つ。販売価格はカタログとウェブサイトに明示し、購入者属性にかかわらず同一価格で販売する。東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄の5カ所にショールームを展開し、商品や施工例を展示するほか、当社商品を材料とする工事も請け負う。加えて、海外メーカーから輸入した砂利などのガーデニング関連商品を国内ホームセンターへ卸売するHRB事業も展開する。不動産賃貸事業では本社ビル、物流センター、社宅をグループ内へ賃貸し、その他事業では物流管理を担う。2024年7月にはユニットバスの製造・販売・施工業を行うアドヴァンテックを吸収合併し、住宅設備分野の提案領域を拡張する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、世界のトップメーカー約350社との長年の取引実績と強固な信頼関係に基づく調達ネットワークにある。このネットワークが毎年発表する多数の新商品につながると会社は位置付ける。商品面では、日本の建材マーケットで初めて登場する商品が多いと明記されており、世界の一級品を日本のニーズや流行に合わせて開発する企画力が差別化要因となる。販売面では、建材業界で代理店方式が多い中、同社は直接販売にこだわる。営業スタッフが商品特性、施工方法、メンテナンス方法まで熟知し、顧客へ直接説明することで、新規性の高い商品の浸透を促進する構造を持つ。同時に、顧客接点から得た市場トレンドを在庫管理や商品開発へ反映できる点も優位性となる。設備面では、東京・原宿と大阪・本町に面積3,000㎡以上の業界最大級ショールームを保有し、2025年3月時点で全ショールームが自社保有物件となる。物流面では、茨城、三重、福岡の3カ所に自社物流倉庫を配置し、本社とオンラインネットワークで結ばれた受発注システムにより全国へ即日配送する体制を整備する。設立以来の物流システム投資により物流コストを大きく低減させ、納得価格の実現につなげる点も参入障壁として機能する。

3. 市場環境

同社が属する市場は、マンション、住宅、一般建築、商業施設など幅広い建築需要の影響を受ける。提示テキストでは、国内経済活動の回復期待がある一方、資源高による仕入コスト上昇や、米国による関税引き上げなどを背景とした世界的景気後退懸念が不透明要因として挙げられる。調達の大部分を欧州・アジア中心の海外メーカーに依存するため、海外の政治・経済情勢、感染症による物流寸断、為替相場の変動が事業環境に直結する構造を持つ。また、会社法、金融商品取引法、法人税法、独占禁止法、建設業法など各種法規制の適用を受ける。競争環境については、建材マーケットで代理店方式を採る企業が多い中、同社は直接販売モデルを採用する点が特徴となる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略の柱は、高付加価値商品の開発、時代のニーズに対応した事業展開、ショールーム施設と物流施設への継続投資、自前主義に基づく設備投資にある。会社は建築用仕上材と住宅設備機器の総合メーカーを目指す方針を掲げる。商品開発では、世界中のトップメーカーと提携し、日本のニーズや流行に合った商品を開発する。営業・展示戦略では、ショールームを毎年改装し、新商品の展示や施工例の訴求を強化することで来場者増と顧客基盤拡大を図る。2025年3月には福岡、沖縄で新社屋併設ショールームが完成し、全ショールームの自社保有化を実現する。物流戦略では、3拠点分散型の自社物流センターを活用し、品質維持、即日配送、災害時の供給継続を両立する。事業領域拡大では、2024年7月にアドヴァンテックを吸収合併し、ユニットバスの製造・販売・施工を取り込むことで、建築用仕上材や住宅設備機器との複合提案を推進する。今後もユニットバスの設計・製造・施工、システムキッチンの販売・施工に注力し、住宅設備分野を強化する方針を示す。加えて、環境認証取得商品やリサイクル素材を主原料とする商品の開発・販売を進め、サステナブル商品を成長テーマに据える。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に、国内経済状況や建築需要の変動リスクがある。住宅、マンション、商業施設などの需要が大きく落ち込む場合、業績へ影響する可能性がある。第2に、海外仕入と為替のリスクがある。欧州・アジア中心の海外メーカー依存度が高く、政治・経済不安、感染症による物流寸断、米ドル中心の外貨建て決済に伴う為替変動が収益に影響する可能性がある。第3に、自然災害リスクがある。国内物流センターに在庫を保有するため、大規模地震などで棚卸資産の損害、納期遅延、コスト増が生じる可能性がある。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、為替予約取引について投機的取引を行わない方針を明示し、為替管理規程に則って管理・実行し、全て代表取締役の承認を経る運用とする。経営指標としては、為替予約評価損益の影響を受けやすい経常利益や当期純利益よりも営業利益率を重視し、あわせてROE向上に努める方針を示す。人的体制は連結従業員239人、うち建材関連事業186人で、営業スタッフは全国8拠点に配置する。労働組合は結成されていないが、労使関係は円満に推移すると記載する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W8K6 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
41.9B 13.9倍 0.6倍 4.3% 925.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 18.5B 18.5B 18.5B
営業利益 2.8B 2.8B 3.2B
純利益 6.0B
EPS 169.1
BPS 1,516.3

大株主

株主名持株比率
株式会社不二総業0.47%
山形兄弟株式会社0.07%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.06%
岡 秀朋0.04%
薮田 雅子0.03%
有限会社山形兄弟0.03%
山形 一雅0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%
山形 文乃0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 3857810.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-10-24株式会社不二総業 34.13
2024-07-17株式会社不二総業 33.11
2024-07-16株式会社不二総業 33.11
2024-05-02株式会社不二総業 29.89
2022-04-28山形兄弟株式会社 4.68
2022-04-26山形兄弟株式会社 4.68
2021-04-09株式会社不二総業 26.78
2021-04-08山形兄弟株式会社 6.38

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-04-06TDNet剰余金の配当(特別配当)に関するお知らせ
2026-04-06TDNet2026年3月期通期業績予想と実績との差異に関するお知らせ
2026-04-06TDNet2026年3月期 決算短信[日本基準](連結)
2026-03-18TDNetbuyback: 自己株式の消却に関するお知らせ
2026-03-18TDNet自己株式の消却に関するお知らせ
2026-02-12TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-02-12TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2026-01-29TDNet自己株式の市場買付及び取得終了に関するお知らせ
2026-01-29TDNetbuyback: 自己株式の市場買付及び取得終了に関するお知らせ
2026-01-09TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-09TDNet為替予約評価益の増加について
2026-01-09TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-01-06TDNet自己株式の市場買付に関するお知らせ
2026-01-06TDNetbuyback: 自己株式の市場買付に関するお知らせ
2025-12-17TDNetbuyback: 自己株式の取得期間の延長に関するお知らせ
2025-12-17TDNet自己株式の取得期間の延長に関するお知らせ
2025-12-02TDNet自己株式の市場買付に関するお知らせ
2025-12-02TDNetbuyback: 自己株式の市場買付に関するお知らせ
2025-10-10TDNet自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
2025-10-10TDNetbuyback: 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ