Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

アルビス株式会社 (7475)

北陸を地盤に食品スーパーマーケットを展開し、惣菜・精肉加工・豆腐製造の子会社とリサイクル受託子会社を持つ。生鮮強化、商品開発強化、公式アプリやLINEミニアプリを活用したOne to Oneマーケティング、プロセスセンター再構築、店舗改装投資で差別化を進める。地域密着と業務基盤強化を軸にファン拡大を図る。[本社]富山県射水市 [創業]1968年 [上場]1995年

1. 事業概要

アルビス株式会社は、食品スーパーマーケットを主力事業とする。グループは当社、連結子会社2社、非連結子会社4社で構成し、当社が小売の中核を担う。連結子会社の㈱アルデジャパンは惣菜品の製造、精肉加工、豆腐商品類の製造を担い、店舗で販売する商品の供給機能を補完する。アルビスクリーンサポート㈱はリサイクルおよびグループ内の各種業務受託を担う。事業運営では「より新鮮でより美味しく安全な商品をお値打ち価格でお届けします」を掲げ、安全・安心な食材の提供と品質・価格の両立を追求する。地域密着型の食品スーパーとして北陸3県、愛知県、岐阜県に店舗展開し、地元の旬の食材を中心に鮮度の高い生鮮食品を強化する方針を示す。2025年度には新業態の市街地小型店「albis KULA*SU SOGAWA」を富山市で開業予定とし、建替え新店として大広田店、太閤山店の開業も予定する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、地域密着の店舗運営と生鮮・惣菜の供給体制にある。リスク記載では、地元の旬の食材を中心に鮮度の高い生鮮食品を強化し、他社よりも高い競争力を保持すると明記する。加えて、惣菜、精肉、豆腐の製造機能をグループ内に持つことで、商品供給の内製化と差別化余地を確保する。中期計画では商品開発を専門に行う部署を新設し、同質化競争からの脱却を掲げる。商品戦略として、来店目的になる商品開発、購買頻度の高い商品への価格対応、あるべき品揃えの実現を進める。デジタル面では、アルビス公式アプリとLINEミニアプリを活用したOne to Oneマーケティングを推進し、顧客接点の拡大を図る。業務基盤では、既存バックシステムの最大活用、店舗オペレーション標準化、プロセスセンター再構築、物流効率化を進める方針を示す。市場シェアや特許、独自技術に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

食品小売業界は、継続する物価高による節約志向の強まり、業種業態を超えた競争激化、人件費上昇、電気料・物流費の高止まりに直面する。競合は同業の食品スーパーに加え、コンビニエンスストアやドラッグストアにも広がる。法規制面では、食品衛生法、食品表示法、独占禁止法、JAS法、労働基準法、働き方改革関連法などの適用を受け、店舗出店では関連法令や条例への対応が必要となる。規制対象となる場所や店舗規模では手続きに一定期間を要し、出店遅延リスクが存在する。外部環境では、原材料価格や電気料の高止まり、米国の関税引き上げ政策による世界経済減速、原油価格上昇、円安、金利変動、自然災害も経営に影響し得る要因として挙げる。

4. 成長戦略

第四次中期経営計画の中期経営方針として「私のお店と言ってもらえるアルビスファンを増やす」を掲げる。重点施策は5つで構成し、商品、店舗、人的資本、システム、社会・地域の各領域で施策を推進する。商品面では、商品開発強化による同質化競争からの脱却、デジタル活用による顧客接点拡大を進める。店舗面では、顧客満足度、利便性、品質レベルの向上に加え、新規事業や店舗開発を検討する。システム面では、デジタルを活用した店舗オペレーション見直し、次世代システムの検討、物流効率化、納品品質向上、プロセスセンター再構築、商品調達網整備を進める。2027年3月期の計画として、店舗数77店舗、営業収益1,203億円、営業利益35億円、経常利益41億円、連結売上高営業利益率3.0%、連結売上高経常利益率3.5%、ROE8.2%を掲げる。資本コストを意識した経営では、PBR1倍以上の実現を目指し、WACCを管理指標として出店・改装投資の判断に活用する。インフラ投資では、石川県内に金沢常温センターを新設し、北陸100店舗への供給を可能とする体制を整備するほか、海産プロセスセンター新設を決定する。リスク記載では、積極的な出店やM&Aにより事業を成長させる方針も示す。

5. リスク

主要リスクの第1は食品安全。食中毒や食の安全に対する信頼を損ねる問題が発生した場合、売上減少につながる可能性がある。第2は競争激化。食品スーパーに加え、コンビニやドラッグストアの参入により、商圏内の競争が強まる可能性がある。第3は出店・運営に伴う外部要因。法規制対応の遅れ、固定資産の減損、敷金・保証金の回収不能、原油・電気料高騰、金利上昇、自然災害、情報システム障害、個人情報流出が業績に影響し得る。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンスを企業行動指針に定め、法務担当部署とコンプライアンス委員会を設置し、定期研修と状況確認を行う。違反発生時には委員会開催、調査報告、再発防止策、従業員教育の再徹底を行う体制を敷く。人的資本面では、労使関係は円満に推移し、従業員エンゲージメント向上や人事制度見直しを進める。株主還元では、第四次中期計画の具体策として自己資本最適化に向けた株主還元を掲げ、配当金による還元と自己株式取得を実施する。IR面では年2回の決算説明会、機関投資家向けIR説明会、個別IRの積極実施を進め、情報開示の充実を図る。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W1NA | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
24.0B 13.8倍 0.7倍 0.0% 2,590.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 97.2B 96.7B
営業利益 2.1B 2.1B 1.9B
純利益 1.6B 1.5B 1.7B
EPS 187.7 178.5 192.5
BPS 3,768.8 3,635.1 3,494.4

大株主

株主名持株比率
三菱商事株式会社0.16%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.08%
アルビス共栄会持株会0.05%
株式会社北陸銀行0.03%
カナカン株式会社0.03%
アルビス社員持株会0.02%
株式会社日本アクセス0.02%
株式会社富山第一銀行0.02%
三菱食品株式会社0.02%
株式会社富山銀行0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-10TDNetその他アルビス譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,964+0.37%
2025-06-20TDNetその他アルビス譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ2,923+1.78%