Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社ワークマン (7564)

作業服・作業用品を起点に、アウトドア・スポーツウエアやカジュアルまで扱う専門小売業。主力はフランチャイズで、加盟店への情報・ノウハウ供与や資金面支援を通じてチャージ収入を得る。PB拡大、需要予測に基づく品揃え、ローコスト出店、物流投資を組み合わせ、一般客向け業態の拡大で客層を広げる。フランチャイズ比率の高い収益基盤も特徴。[本社]群馬県伊勢崎市 [創業]1982年 [上場]1997年

1. 事業概要

株式会社ワークマンは、作業服、作業関連用品、アウトドア・スポーツウエア及びカジュアルウエアの小売事業を営む。事業セグメントは単一で、主として個人とフランチャイズ契約を締結し、加盟店A契約店舗に対する情報とノウハウの供与、資金面の応援などを行い、「加盟店からの収入」であるワークマン・チャージ収入を得る。加えて、加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア、ショッピングセンター店舗から成る直営店も展開する。取扱商品はファミリー衣料、カジュアルウエア、ワーキングウエア、ユニフォーム、履物、作業用品の6部門で、肌着、靴下、ポロシャツ、ブルゾン、作業ジャンパー、つなぎ服、白衣、安全靴、長靴、軍手、レインウエア、ヘルメット、キャンプギアまで幅広い。店舗は47都道府県に設置し、地域性に合わせた商品構成で販売高の増加を図る。取引先に代わる商品小分け作業や供給などの流通業務受託も行う。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、フランチャイズを基盤とする収益モデル、PB商品開発力、データ活用、ローコスト運営の組み合わせにある。収益基盤は加盟店との荒利分配方式を基本とし、会社自身も最重要課題として加盟店の業績向上とフランチャイズ・ストア化の推進を掲げる。当事業年度のフランチャイズ比率は92.7%で、高水準のネットワークを形成する。商品面では、「より良いものをより安く」をモットーに、素材・機能・価格・サステナブルの4テーマを追求したPB拡大を進める。チェーン全店売上高の68.5%をPB商品が占め、ワーク、アウトドア・スポーツ、カジュアルの各分野で素材や機能性を共有し、当社ならではの価値創造と市場での差別化を図る。販売面では販売分析データを活用し、需要予測による緻密な品揃えと地域特性に合わせた売場づくりを展開する。出店面では独自の出店基準で候補地を選定し、ベスト立地にローコストで出店し、各地域でドミナントエリアの構築に取り組む。物流面でも継続投資を行い、フラットな入出荷によるコスト抑制と安定供給を進める。

3. 市場環境

当事業年度の経営環境は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加を背景に景気が緩やかに回復する一方、物価高による節約志向の高まりや海外景気の減速懸念で先行き不透明感が残る。ワーキング・ユニフォーム業界では、堅調な企業収益を背景に法人需要は底堅く推移する一方、個人消費は継続的な物価上昇で慎重さが見られる。さらに、国内の人口減少や高齢化により建設技能労働者が減少し、構造的課題を抱える。一般向けアパレル市場では、社会経済活動の正常化で外出機会が増えファッション需要が高まる一方、アウトドア関連需要は鈍化する。加えて、猛暑、残暑、暖冬など地球温暖化の影響で季節商品の需要や販売時期が大きく変化し、気候変動対応が求められる。

4. 成長戦略

成長戦略は、客層拡大と顧客満足度向上による持続的成長の実現に置く。店舗展開では、ワークマンプラスやワークマンカラーズの出店強化、既存店改装、スクラップ&ビルドを通じ、主要顧客のプロ職人に加えて一般客にも対応する。課題認識としても、一般消費者をターゲットとしたワークマンカラーズの店舗網拡大や都市部など未開拓エリアの開発を掲げる。商品政策では、PB商品の拡大と売り切る体制づくりを進め、「エブリデー・ロー・プライス」戦略を推進する。競合優位性のある製品開発として、様々な着用シーンで効果を発揮する機能性と、気兼ねなく買い求められる低価格の両立を図り、顧客の「声」に応じたリニューアルで付加価値を高める。販売政策では、需要予測に基づく品揃え、地域特性に応じた売場づくり、アンバサダーマーケティング、各メディアでの情報発信力強化を進める。物流政策では、在庫最適化と安定供給の両立を狙い、流通センターの増設やマテハン機器など適切な物流投資を継続する。設備投資では、自社店舗の増築に加え、WMSの環境移転やバージョンアップを実施する。沿革上も、ワークマンプラス、#ワークマン女子、ワークマンプロ、ワークマンカラーズと新業態を順次立ち上げ、2023年9月には営業店舗数1,000店舗を達成する。

5. リスク

主要リスクの第1は、商品仕入体制に関するリスク。製造は主に中国やASEAN諸国で行い、中国依存度が高いため、政治・経済・感染症などで輸入に支障が生じた場合、販売機会損失が発生する可能性がある。第2は、異常気象や流行変化に伴う需要変動リスク。季節商品や雨具類は天候の影響を受けやすく、一般個人消費者向けのアウトドア・スポーツ及びカジュアル商品は嗜好変化の影響を受けやすい。第3は、PB比率上昇に伴う在庫・仕入価格リスク。円安、原材料価格、海上輸送費の高騰が仕入価格を押し上げ、過剰在庫や値引き販売増加につながる可能性がある。

6. ガバナンス

提示テキスト内で取締役会構成や指名・報酬委員会などの詳細な統治体制は確認できない。一方、情報管理面では、情報リスク管理規程、個人情報保護規程、機密情報保護規程に基づく運用に加え、ベイシアグループ全体でもセキュリティ体制を整備し、二重の管理体制を構築する。サイバープロテクト保険にも加入する。人的資本面では、2025年3月31日現在の従業員数は417人、労働組合は結成していないが労使関係は良好と記載する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2ZD | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
527.1B 31.1倍 3.9倍 0.0% 6,440.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 99.7B 96.6B 92.9B
営業利益 24.4B 23.1B 24.1B
純利益 16.9B 16.0B 16.7B
EPS 207.0 195.9 204.1
BPS 1,657.9 1,536.9 1,399.8

大株主

株主名持株比率
株式会社ベイシア興業0.28%
土屋 裕雅0.14%
株式会社カインズ0.10%
吉田 佳世0.07%
大嶽 惠0.07%
株式会社カインズ興産0.04%
土屋 嘉雄0.04%
みずほ信託銀行株式会社有価証券管理信託0.02%
第一生命保険株式会社0.01%
株式会社群馬銀行0.01%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-02TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ7,500-9.20%
2026-02-02TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ6,530-1.23%
2026-01-05TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ6,690-5.98%
2025-12-01TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ6,980-3.72%
2025-11-04TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ5,810+4.48%
2025-10-01TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ6,120-3.76%
2025-09-01TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ5,520+2.17%
2025-08-04TDNet決算ワークマン2026年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結)6,350-8.50%
2025-08-04TDNetIRワークマン2026年3月期 第1四半期決算説明会資料6,350-8.50%
2025-08-04TDNetその他ワークマン2026年3月期 第1四半期決算補足資料6,350-8.50%
2025-07-25TDNetその他ワークマン譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の割当て及び払込完了に関するお知らせ6,310-1.90%
2025-07-01TDNetその他ワークマン2026年3月期 月次前年比速報に関するお知らせ6,380+3.29%