萬世電機は、当社と連結子会社3社、その他の関係会社1社で構成する技術商社グループとして、電気機器・産業用システム、電子デバイス・情報通信機器、設備機器の販売を中核事業とし、これらに付帯する工事の設計・施工、保守・サービス、太陽光発電事業を展開する。取扱品目は幅広く、回転機、ホイスト、電磁開閉器、遮断器、シーケンサ、表示器、インバータ、ACサーボ、ロボット、センサ、発電機・受変電システム、計測監視制御システム、生産ライン制御システム、物流搬送システム、各種プラント用システム、半導体、パワー素子、液晶パネル、電子部品、パソコン、サーバー、ネットワーク機器、映像機器、EMS、パッケージエアコン、冷凍機、照明器具、エレベーター、太陽光発電設備工事、空調・給排水衛生設備工事などに及ぶ。連結子会社は香港、上海での仕入・販売会社と、太陽光による発電事業会社で構成する。
競争優位の中核は、三菱電機との長年の取引関係と販売代理店契約に置く。沿革上、1947年に特約店契約を締結し、1962年に代理店契約へ改めており、長期継続の取引基盤を有する。主要仕入先は三菱電機グループで、総仕入高に対する割合は55.5%を占める。取扱領域は単なる機器販売にとどまらず、システム提案、工事の設計・施工、保守・据付・修理まで含むため、顧客接点が多層化しやすく、案件単位での関係継続性を持つ構造を備える。経営方針でも「技術商社として、お客様のベストパートナーであり続け、ともに成長する」を掲げ、情報・商品・技術の迅速提供と技術力向上を明示する。1983年にOA・FAシステム開発室を開設し、現システムエンジニアリング部へ発展させた経緯も、技術提案力の蓄積を示す。香港・上海の子会社を通じた仕入・販売機能も、電子デバイス分野での対応力を補強する。
会社が認識する事業環境は、技術革新、気候変動・資源不足、労働力人口の減少、業界再編など変化が継続する局面にある。事業領域は電気、電子、建設関連市場にまたがり、日本国内に加え香港、上海の経済環境の影響を受ける。太陽光発電事業を保有する点は、気候変動対応や再生可能エネルギー活用の流れと接点を持つ。設備機器分野では空調、冷凍・冷蔵、クリーンルーム、給排水衛生設備工事まで扱い、産業設備投資や建設需要の動向が重要となる。規制・許認可面では、沿革上1974年に特定建設業の建設大臣許可を取得しており、管工事業、機械器具設置工事業に対応する。市場シェアや特定分野での占有率は、提示テキスト内では確認できない。
中長期戦略は、持続的成長と企業価値向上を目的に4つの基本戦略で整理する。第1に営業働き方改革として、顧客接点の強化、営業品質の向上、業務処理の効率化を進める。第2に収益基盤の強化・拡大として、既存顧客との信頼関係維持・強化を基盤にパートナー協業を進め、事業領域の拡大に取り組む。戦略に沿った投資を実施し、M&Aの機会があれば企業価値向上に資するかを判断して検討する方針も示す。営業地域は首都圏・関西圏をベースに拡充する。第3に人材育成・確保として、安心して働ける環境整備、新卒・キャリア採用強化、顧客起点で実行力・実現力を高める人材育成を進める。第4に資本政策として、株主還元は配当政策を第一に位置付ける。経営指標は、営業利益10億円を超える水準の持続的な維持・拡大、配当性向30%以上、株主資本コストを上回るROE維持を掲げる。
主要リスクの第1は仕入先集中で、三菱電機グループへの依存度が高く、同グループの経営戦略変更や調達困難が生じた場合に影響を受ける可能性を持つ。第2は景気・市場変動で、日本、香港、上海の経済環境や電気、電子、建設業界の市場動向が業績に影響する。第3は自然災害、新興感染症、火災などによる事業継続リスクで、拠点や仕入先設備への被害が供給や営業活動を阻害し得る。加えて、為替変動、債権管理、情報流出、有価証券評価、退職給付債務もリスク要因として挙げる。
ガバナンス面では、法令遵守と社会倫理・社会常識の変化に敏感な感性を持ち行動する方針を企業理念に組み込む。資本政策では、全てのステークホルダーの利益向上を基本としつつ、株主還元は内部留保の充実と経営環境を総合勘案し、配当政策を第一に還元する方針を示す。目標として配当性向30%以上、安定的かつ継続的な配当実施を掲げる。人材面では終身雇用の良い点を活かす方針を示し、平均勤続年数は15.9年と長い。労働組合は1966年結成で、労使関係は概ね良好と記載する。管理職に占める女性労働者の割合は0%、男性育児休業取得率は80%と開示する。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 9.7B | 13.8倍 | 0.8倍 | 0.0% | 5,950.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 24.4B | 26.2B | 23.1B |
| 営業利益 | 1.1B | 1.5B | 1.1B |
| 純利益 | 873M | 1.1B | 600M |
| EPS | 431.8 | 468.2 | 262.2 |
| BPS | 7,224.1 | 5,920.5 | 5,391.4 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 三菱電機株式会社 | 0.22% |
| 日光産業株式会社 | 0.09% |
| 株式会社サンセイテクノス | 0.04% |
| 占部正浩 | 0.04% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.03% |
| 東洋電機製造株式会社 | 0.03% |
| 萬世電機従業員持株会 | 0.03% |
| 占部弘晃 | 0.03% |
| 占部朋子 | 0.02% |
| 光通信株式会社 | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-12-03 | 日光産業株式会社 | 6.52% | (5.07%) |
| 2024-11-12 | Black Clover Limited | 0.00% | (17.27%) |
| 2024-11-08 | 三菱電機株式会社 | 15.22% | (6.52%) |
| 2024-01-31 | Black Clover Limited | 17.27% | +4.07% |
| 2023-04-26 | Black Clover Limited | 13.20% | (1.30%) |
| 2022-11-29 | Black Clover Limited | 14.50% | +1.41% |
| 2021-12-21 | Black Clover Limited | 13.09% | +1.12% |
| 2021-10-04 | Black Clover Limited | 11.97% | +1.73% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-03 | TDNet | 決算 | 萬世電機 | 2026年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結) | 6,170 | +1.46% |
| 2026-02-03 | TDNet | 業績修正 | 萬世電機 | 業績予想の修正に関するお知らせ | 6,170 | +1.46% |
| 2025-06-12 | TDNet | その他 | 萬世電機 | 支配株主等に関する事項について | 4,365 | -2.63% |
| 2024-12-03 | EDINET | 大量保有 | 日光産業株式会社 | 大量保有 6.52% | — | — |
| 2024-11-12 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 変更 | — | — |
| 2024-11-08 | EDINET | 大量保有 | 三菱電機株式会社 | 大量保有 15.22% | — | — |
| 2024-01-31 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 大量保有 17.27% | — | — |
| 2023-04-26 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 大量保有 13.2% | — | — |
| 2022-11-29 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 大量保有 14.5% | — | — |
| 2021-12-21 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 大量保有 13.09% | — | — |
| 2021-10-04 | EDINET | 大量保有 | Black Clover Limited | 大量保有 11.97% | — | — |