Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社栄電子 (7567)

産業用一般電子部品と電子機器を販売する専門商社。連結子会社の東栄電子と一体で、半導体製造装置、医療機器、放送機器、通信機器向けに展開する。主力市場は半導体製造装置関連で、安定供給を掲げる営業体制を特徴とする。成長戦略は顧客基盤の多様化、新市場・販路開拓、M&A活用、東アジア中心の海外販路拡大、DX推進に置く。単一セグメント運営。[本社]東京都千代田区 [創業]1971年 [上場]1997年

1. 事業概要

株式会社栄電子グループは、当社と連結子会社1社で構成し、産業用一般電子部品、電子機器の販売を主力事業とする。事業区分は単一セグメントで、連結子会社の東栄電子株式会社も同様に産業用一般電子部品、電子デバイスの販売を主な事業内容とする。取引先分野としては、半導体製造装置、医療機器、放送機器、通信機器などを挙げる。経営の基本理念は「お客の役に立て」で、電子部品を通じて人と技術をつなぎ、安定供給と新たな価値創造で産業と社会の発展に貢献する方針を掲げる。2025年3月末の連結従業員数は86人で、電子部品機器販売部門58人、管理部門28人の体制を敷く。

2. 競争優位性

提示テキスト内で特許、独自技術、ブランド力、ネットワーク効果、スイッチングコストに関する定量的記載は確認できない。一方で、同社の事業基盤として読み取れるのは、産業用電子部品販売に特化した営業蓄積と、半導体製造装置関連を中心とする顧客接点の厚み。実際に、国内大手半導体製造装置メーカー各社との取引依存度が高いと明記されており、同分野で一定の商流に組み込まれていることを示す。加えて、安定供給を自社の果たす役割として掲げ、国内拠点の選択と集中により地域密着型の営業体制を構築する方針を示す。営業拠点の沿革を見ると、神奈川、埼玉、西東京、山梨、宮城、長野、熊本、大阪、福岡などへ展開してきた経緯があり、顧客対応の地理的な広がりも営業上の基盤となる。もっとも、市場シェアやニッチトップを示す数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

主力市場である半導体製造装置関連業界について、会社は中長期的に市場環境が一段と拡大すると見込む。背景として、AIの発展、自動車のEV化、自動運転技術の進展による半導体利用の拡大、IoT利用の進展に伴うデータセンター需要の増加を挙げる。需要拡大の追い風がある一方、同社売上は依然として半導体製造装置関連顧客への依存度が高く、顧客動向が業績に与える影響は大きい。半導体業界の需給動向は経営成績変動の主たる要因とされ、半導体電子部品の市況次第で業績が左右される構造を持つ。規制や許認可が参入障壁として機能する旨の記載は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

同社は2024年3月期より新たな成長フェーズへの移行に着手し、顧客基盤の多様化や安定的な収益基盤の確立を重要課題に据える。さらに、2026年3月期から2028年3月期を対象とする中期経営計画を策定し、基本方針を「資本コストや株価を意識した経営により企業価値を高める」と定める。2028年3月期の数値目標として、連結売上高150億円、ROIC・ROE8%以上、PBR1倍以上を掲げる。施策の中核は収益力の向上で、顧客基盤の多様化、新規市場・販路の開拓、M&Aの活用による安定的な収益源の確保を進める。加えて、国内拠点の選択と集中による地域密着型営業体制の構築、東アジア圏を中心とした海外販路の拡大とグローバル展開の加速、人材育成や健康経営による人的資本の強化、DX推進や業務プロセス見直しによる生産性向上と収益性改善を打ち出す。資本効率面では、営業利益率、ROIC、ROEの向上を重視し、その結果としてPBR1倍以上の達成を目指す。

5. リスク

第1に、半導体業界の需要動向リスクを抱える。半導体製造装置関連の取引高が多く、半導体業界の需給動向が経営成績変動の主たる要因となる。第2に、特定取引先への依存リスクを抱える。国内大手半導体製造装置メーカー各社との取引依存度が高く、半導体市場や関連装置需要の変化が業績に影響する可能性を持つ。第3に、顧客集中リスクの軽減が急務と会社自ら認識する。対応策として、新市場・新規顧客の開拓、新製品の取扱い増加、既存顧客の潜在需要の掘り起こしへ経営資源をシフトする方針を示す。

6. ガバナンス

経営指標として営業利益率、ROIC、ROEを重視し、資本効率を意識した経営を進める。株主還元方針としては、連結配当性向20〜30%、DOE2.0%以上を目標とする利益還元政策を実施する方針を掲げる。加えて、2025年3月期より株主優待制度を導入し、株主還元の多様化を推進する。IR活動の充実も重点施策に位置付け、プレスリリースの多様化、IRサイトのリニューアル、非財務情報の開示充実を通じて、製品・サービス情報に加えESGや人的資本に関する情報発信を強化する。取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W7R8 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.6B 69.6倍 0.6倍 0.0% 511.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 6.4B 8.4B 10.8B
営業利益 63M 319M 881M
純利益 37M 231M 651M
EPS 7.3 45.4 128.3
BPS 880.9 898.2 815.0

大株主

株主名持株比率
染谷 英雄0.24%
染谷 美穂子0.08%
有限会社酒東商事0.07%
ウルトラテクノロジー株式会社0.07%
染谷 崇0.06%
染谷 政一0.06%
扇谷 昭子0.01%
中西 豊子0.01%
栄電子社員持株会0.01%
小原 悟古0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-08-19ウルトラテクノロジー株式会社 8.72%+1.25%
2025-08-18ウルトラテクノロジー株式会社 8.72%+1.25%
2025-04-23ウルトラテクノロジー株式会社 7.47%+1.37%
2025-04-22ウルトラテクノロジー株式会社 7.47%+1.37%
2024-12-18ウルトラテクノロジー株式会社 6.10%+1.02%
2024-12-17ウルトラテクノロジー株式会社 6.09%+1.01%
2024-10-08ウルトラテクノロジー株式会社 5.08%+0.08%
2024-10-08ウルトラテクノロジー株式会社 5.08%+0.08%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-09TDNetその他栄電子従業員向け株式給付信託の導入に関するお知らせ502+1.00%
2025-12-05TDNetその他栄電子海外子会社設立に関するお知らせ466+0.86%
2025-08-19EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 8.72%510-0.59%
2025-08-18EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 8.72%488+4.51%
2025-06-11TDNetその他栄電子支配株主等に関する事項について451+1.11%
2025-06-11TDNetその他栄電子公益財団法人財務会計基準機構への加入状況及び加入に関する考え方等に関するお知らせ451+1.11%
2025-04-23EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 7.47%462+0.00%
2025-04-22EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 7.47%478-3.35%
2024-12-18EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 6.1%
2024-12-17EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 6.09%
2024-10-08EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 5.08%
2024-10-08EDINET大量保有ウルトラテクノロジー株式会社大量保有 5.08%