Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社魚力 (7596)

魚力グループは鮮魚・寿司の小売を中核に、飲食と卸売を展開する水産小売企業。首都圏の駅ビル、百貨店、スーパーへのテナント出店を主軸とし、豊洲市場や産地直送を活用した鮮度訴求、常時平均200~300アイテムの品揃え、寿司販売強化で差別化する。豊洲市場を拠点にチルド・冷凍物流を一本化し、仕入力と物流効率を競争力とする。1都3県で鮮魚専門店のドミナント化を進め、卸売は国内外の販路拡大を図る。[本社]確認不可 [創業]確認不可 [上場]確認不可

1. 事業概要

魚力グループは、鮮魚・寿司の小売、飲食、卸売を主たる事業とする。中核の小売事業は、首都圏の駅ビル、百貨店、スーパーを中心にテナント出店し、一般消費者向けに鮮魚と寿司を販売する。鮮魚は豊洲市場に加え産地直送も活用し、平均的な店舗で常時平均200~300アイテムを揃え、鮮度と値ごろ感を訴求する。寿司はセット寿司中心のテイクアウト販売を行う。2025年3月に連結子会社化した最上鮮魚は九州地区のスーパーマーケット中心に鮮魚・寿司を販売し、CP-Uorikiはタイ国内の大型ショッピングモールなどで同様の業態を展開する。飲食事業はテイクアウト寿司で蓄積した商品ノウハウを基盤に、寿司飲食店、海鮮居酒屋、魚介類メインの飲食店を運営する。卸売事業は魚力商事が食品スーパー、地方荷受業者、飲食店、国内外商社などへ商品を販売する構造を持つ。

2. 競争優位性

競争力の源泉として、会社は鮮魚の仕入力、販売力、経営実績により形成した信用力を明示する。仕入面では、長年にわたり培った豊洲市場の卸売業者、配送業者との強いリレーションを活かし、サプライチェーン維持と商品調達の安定化を図る。物流面では、豊洲市場を拠点にチルド物流と冷凍物流を一本化した物流網を有し、バイイングパワーに裏打ちされた仕入力と効率的な物流力が収益性を高める力と位置付ける。加えて埼玉県魚市場の活用も開始する。販売面では、鮮魚専門店としてのノウハウや知見を蓄積し、季節感や活気のある売場づくり、サービスレベル向上、鮮魚売場と寿司売場の連携強化を進める。店舗網では、当連結会計年度末時点で92店、うち小売店78店を展開し、1都3県で鮮魚専門店としてドミナント化を実現する点が優位性となる。飲食では「魚力鮨」「魚力寿司」のブランド浸透を進め、品質での差別化を図る。

3. 市場環境

国内市場では、魚価上昇、供給量減少、肉類への代替、嗜好変化により魚食が減少する状況にある。さらに天然魚資源の枯渇化、海外での魚食普及に伴う魚価高騰、物流をはじめとする諸コスト増大が経営環境を厳しくする。一方で、地上からの供給に代わるタンパク質源としての水産物、健康志向の高まりを背景に、養殖業を含む水産業への注目度は高まる。競争環境では、食品スーパーに加え、コンビニエンスストアやネット販売との競争が激化する。法規制面では、食品衛生法、食品表示法、計量法などの規制下で事業を運営し、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理や適正表示が求められる。出店面では、首都圏有力ターミナルで新規商業施設建設が減少し、好立地物件の獲得機会が限られる。

4. 成長戦略

基本戦略は、国内の基幹事業をベースに海外進出を進め、国内外で活躍する「魚」総合企業を目指す方針に置く。小売では、バイイングパワー強化と物流体制見直しによる原価低減、「旬」を意識したにぎわいのある売場づくり、サービスレベル向上による差別化を進める。出店戦略では、限られた人材を踏まえ、出店と退店を含む最適な店舗ポートフォリオの構築を重視しつつ、首都圏中心の物件開発に加え郊外型大型ショッピングセンターへの出店、有力地域への展開も視野に入れる。実際に2025年2月から3月にかけて福岡市に2店舗を出店する。商品戦略では、鮮魚店併設の寿司店で売場連携を強化し、寿司販売を重点強化する。飲食では、店舗オペレーションと人員配置の見直し、隣接鮮魚店との連携による仕入・配送合理化で粗利益率改善と営業利益確保を図り、インバウンド需要の取り込みも狙う。卸売は新たな柱と位置付け、国内拡大に加え、国内外の有力企業とのパートナーシップにより米国やアジアで既存取引拡大と新規販路開拓を進める。調達面では、ヨンキュウとの資本業務提携、東都水産との業務提携を通じ、養殖水産物の安定調達や仕入手法多様化を進める。加えて、eコマースなど新たな販売手法・ルート開拓、グループ情報システムのレベルアップも掲げる。

5. リスク

主要リスクの第一は食の安全に関するリスクとなる。生鮮食品を扱うため、食品衛生法対応、HACCPの考え方を取り入れた衛生管理、オゾン消毒施設、社内衛生検査、専門業者による清掃・点検を実施するが、重大事故発生時は営業や損害賠償に影響する可能性がある。第二は世界的な魚介類需給構造の変化と市況変動となる。天然資源枯渇や海外需要増加により価格変動や供給制約が生じる可能性がある。第三は人材確保と出店環境となる。人手不足が新規出店の制約となり、好立地物件の減少も成長速度に影響し得る。

6. ガバナンス

提示テキスト内では取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、当期の複数の誤謬判明を受け、経理部門の体制強化に向けた業務改革プロジェクトを立ち上げ、外部有識者をリーダーに据える対応を進める。具体策として、経験豊富なCFO及び経理部門長の外部招聘、専門的能力を有する管理職者の採用、マネジメント教育や専門知識研修の実施、決算業務マニュアルの作成・見直しと運用徹底を掲げる。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100WM1E | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
33.5B 22.4倍 1.8倍 0.0% 2,289.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 36.6B 36.3B 33.7B
営業利益 1.5B 1.6B 1.1B
純利益 1.4B 1.4B 803M
EPS 102.3 97.6 57.6
BPS 1,255.0 1,235.4 1,169.5

大株主

株主名持株比率
株式会社山桂0.37%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.05%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
SMBC日興証券株式会社0.02%
魚力社員持株会0.02%
株式会社みずほ銀行0.02%
株式会社ヨンキュウ0.02%
三上 和美0.02%
東都水産株式会社0.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-09-16山田 貴史 35.05%(1.37%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-19TDNet人事魚力機構改革並びに執行役員の異動及びその他の人事異動に関するお知らせ
2025-09-26TDNet業績修正魚力2026年3月期第2四半期(中間期)業績予想の修正に関するお知らせ2,553-4.03%
2025-09-26TDNet決算魚力2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)2,553-4.03%
2025-09-24TDNet決算魚力(開示事項の経過)2026年3月期第1四半期決算発表日に関するお知らせ2,550-0.35%
2025-08-29TDNet決算魚力(訂正・数値データ訂正)「2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について2,475+2.10%
2025-08-29TDNetその他魚力財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ2,475+2.10%
2025-08-29TDNet決算魚力第41期有価証券報告書の提出完了に関するお知らせ2,475+2.10%
2025-08-29TDNetその他魚力創業95周年記念株主優待実施に関するお知らせ2,475+2.10%
2025-08-29TDNet株主総会魚力第41回定時株主総会の継続会の開催日等に関するお知らせ2,475+2.10%
2025-07-28TDNet決算魚力2026年3月期第1四半期決算短信の開示が四半期末後45日を超えることに関するお知らせ2,466-0.97%
2025-07-25TDNetその他魚力譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分の払込完了に関するお知らせ2,465+0.04%
2025-06-30TDNet決算魚力第41期有価証券報告書の提出期限延長申請に係る承認のお知らせ2,432-0.33%
2025-06-26TDNet人事魚力取締役会の実効性に関する評価結果の概要について2,429+0.41%
2025-06-24TDNet株主総会魚力第41回定時株主総会の継続会の開催方針に関するお知らせ2,422-0.29%
2022-09-16EDINET大量保有山田 貴史大量保有 35.05%