株式会社IDOMグループは、当社および子会社15社で構成し、一般消費者向け小売を主要販路とする中古車販売事業と付帯事業を展開する。日本では当社が中古車販売と付帯事業を担い、東京マイカー販売が中古車売買、IDOM CaaS Technologyが自動車のリース・レンタル、IDOMビジネスサポートが事務処理受託、IDOM Digital Driveがソフトウェア開発を担う。中古車販売事業では新車販売も行う。海外ではGulliver USA, Inc.およびGulliver EAST, Inc.が米国内で中古車売買を行う。経営の軸足は、従来の中古車買取と卸売中心モデルから、一般消費者向け小売中心モデルへの転換に置く。沿革上は「ガリバー」ブランドを基盤に事業を拡大し、2016年に商号を株式会社IDOMへ変更する。月額定額クルマ乗り換え放題サービス「NOREL」、個人間カーシェアサービス「GO2GO」を開始し、その後これら事業をIDOM CaaS Technologyへ承継するなど、周辺サービスの事業化も進める。
競争優位の中核は、「ガリバー」のブランド力による集客力と、長年蓄積した中古車流通のノウハウに置く。会社自身が大型店の新規出店に際し、ブランド力と蓄積ノウハウを武器と明示する点は重要。日本の中古車小売市場規模は約3.6兆円、年間流通台数は約231万台と推計される一方、同社の市場シェアは約6%程度にとどまる。業界大手でありながら寡占化が進んでいない市場で一定の地位を築く点は、仕入力、販売網、在庫運営、価格見極め能力の蓄積を示唆する。リスク記載でも、変動する中古車相場の中で各車両の状況と市場価値を見極め、適正な価格で仕入れ、適正な価格で販売する体制を構築すると記載する。さらに、2005年には自動査定システムに関する特許を取得し、2001年には査定価格算出業務でISO9001を取得するなど、査定・価格算出領域での仕組み化も確認できる。整備工場の展開は、顧客との取引循環サイクル拡大、リピート顧客化、生涯顧客としての囲い込み、内製化によるコスト効率向上を狙う施策にあり、単発売買から継続接点へ広げる点でビジネスモデルの質向上に資する。
日本の中古車小売市場は約3.6兆円、自動車整備市場は約5.4兆円と推計され、いずれも大きい。中古車の年間流通台数は約231万台とされる。会社は、日本では新車比率が高い一方、米国では中古車比率が高い点に着目し、消費者の中古品への抵抗感低下と流通取引の透明化進展を背景に、日本でも長期的に中古車比率が高まる可能性を見込む。業界構造としては事業者の裾野が広く、大手による寡占化が進んでいないと記載する。このため、同社は適正な販売価格を維持しつつシェア拡大を目指せるとみる。一方で、法的規制として古物営業法、道路運送車両法、保険業法等の規制を受ける。加えて、排ガス規制強化やEV化といった商品・規制変化が進行し、会社はこれをリスクと機会の両面から捉える方針を示す。
成長戦略の第一は大型店の新規出店。近年は資本効率を重視して店舗網を再構築してきたが、今後は大型店出店を進め、出店ペースを資本効率を見極めながら段階的に加速する方針を示す。第二は整備工場の展開。整備市場の大きさを背景に、顧客接点の循環拡大、リピート顧客化、囲い込み、内製化によるコスト効率向上を狙い、拠点拡大を進める。第三は既存事業の改善で、出店エリアの戦略的判断、インターネット集客の効率化、在庫管理の徹底を継続課題とする。第四は海外展開で、将来的な海外拡大を見据え、米国や豪州を中心にグローバル展開を進めてきた。経営指標としては営業利益、ROIC、フリー・キャッシュ・フローを重視する。2027年2月期目標として、直営店小売台数17万台から19万台、営業利益300億円、直営店小売台粗利44万円から41万円、ROIC8%以上、フリー・キャッシュ・フロー黒字を掲げる。設備投資は直営店舗の新規出店等を中心に実施しており、成長投資継続の姿勢が明確。人材教育体制の整備、専門人材採用、新しいIT技術を取り入れたIT投資も拡大対応策として挙げる。
主要リスクの第一は、オートオークション相場の急騰・急落による粗利変動。中古車価格は需給で日々変動し、予期せぬ相場変動は短期的に業績・財政状態へ影響し得る。第二は競争環境や景気動向。競争激化による仕入環境変化や在庫の過不足、景気悪化による販売台数低下は短期的な収益圧迫要因となる。第三は出店・財務・運営面のリスク。大型店出店後の周辺環境変化による減損、有利子負債増加や調達環境悪化、人材確保難、個人情報流出、自然災害、風評被害、法規制変更が挙げられる。
ガバナンス面では、事業拡大や環境変化への対応のため、実効性の高い経営体制、業務執行体制、経営意思決定プロセスの構築を通じてコーポレート・ガバナンス強化を図る方針を示す。法務部門の設置と顧問弁護士連携により訴訟リスク低減体制を整備し、個人情報管理規程、情報セキュリティ規程、機密情報管理規程、特定個人情報取扱規程などを制定する。人材面では、評価制度や働き方の刷新、従業員エンゲージメントの可視化・数値化を進める。株主還元方針の具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。[本社]福島県郡山市 [創業]1994年 [上場]1998年
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 132.4B | 9.3倍 | 1.6倍 | 0.0% | 1,239.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 496.7B | 419.9B | 416.5B |
| 営業利益 | 19.9B | 16.1B | 18.7B |
| 純利益 | 13.4B | 11.4B | 14.2B |
| EPS | 133.9 | 114.0 | 141.5 |
| BPS | 791.0 | 687.3 | 618.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社フォワード | 0.28% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.09% |
| 羽鳥 由宇介 (戸籍名:羽鳥 裕介) | 0.06% |
| 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 0.04% |
| 株式会社フォワードY | 0.03% |
| 株式会社フォワードT | 0.03% |
| 大田 宜明 | 0.02% |
| あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.02% |
| 羽鳥 貴夫 | 0.02% |
| THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044(常任代理人 株式会社みずほ銀行) | 0.02% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-04-05 | 野村證券株式会社 | 4.30% | (0.72%) |
| 2024-03-07 | 野村證券株式会社 | 5.02% | +5.02% |
| 2023-09-27 | 株式会社ビッグモーター | 4.15% | (1.18%) |
| 2022-10-18 | テンプルトン・インベストメント・カウンセル・エルエルシー | 4.71% | (1.20%) |
| 2022-08-30 | 羽鳥 裕介 | 8.30% | +0.96% |
| 2022-08-30 | 株式会社フォワードT | 6.43% | +0.41% |
| 2022-07-20 | 株式会社フォワードT | 6.02% | +1.01% |
| 2022-06-23 | 羽鳥 裕介 | 7.34% | +1.01% |
| 2022-05-20 | 株式会社フォワードT | 5.01% | +2.01% |
| 2022-05-20 | 株式会社フォワードT | 5.01% | +2.01% |
| 2022-05-06 | 羽鳥 貴夫 | 4.71% | (1.88%) |
| 2021-10-20 | テンプルトン・インベストメント・カウンセル・エルエルシー | 5.91% | (1.05%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-01-23 | TDNet | その他 | IDOM | 株主優待制度の導入に関するお知らせ | 1,370 | +9.78% |
| 2026-01-13 | TDNet | 決算 | IDOM | 2026年2月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) | 1,329 | -1.58% |
| 2025-10-10 | TDNet | 業績修正 | IDOM | 業績予想の修正に関するお知らせ | 1,091 | +0.37% |
| 2024-04-05 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 4.3% | — | — |
| 2024-03-07 | EDINET | 大量保有 | 野村證券株式会社 | 大量保有 5.02% | — | — |
| 2023-09-27 | EDINET | 大量保有 | 株式会社ビッグモーター | 大量保有 4.15% | — | — |
| 2022-10-18 | EDINET | 大量保有 | テンプルトン・インベストメント・カウンセ | 大量保有 4.71% | — | — |
| 2022-08-30 | EDINET | 大量保有 | 羽鳥 裕介 | 大量保有 8.3% | — | — |
| 2022-08-30 | EDINET | 大量保有 | 株式会社フォワードT | 大量保有 6.43% | — | — |
| 2022-07-20 | EDINET | 大量保有 | 株式会社フォワードT | 大量保有 6.02% | — | — |
| 2022-06-23 | EDINET | 大量保有 | 羽鳥 裕介 | 大量保有 7.34% | — | — |
| 2022-05-20 | EDINET | 大量保有 | 株式会社フォワードT | 大量保有 5.01% | — | — |
| 2022-05-20 | EDINET | 大量保有 | 株式会社フォワードT | 大量保有 5.01% | — | — |
| 2022-05-06 | EDINET | 大量保有 | 羽鳥 貴夫 | 大量保有 4.71% | — | — |
| 2021-10-20 | EDINET | 大量保有 | テンプルトン・インベストメント・カウンセ | 大量保有 5.91% | — | — |