Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社オーハシテクニカ (7628)

自動車関連部品を中核に、製造・販売・加工技術開発・物流を一体運営する部品サプライヤー。国内外14拠点の供給網と、ファクトリー機能とファブレス機能の併用が特徴。独自の圧入プロジェクション接合技術や精密塑性加工、精密プレス、接合技術を強化し、EV・HEV向け採用拡大を狙う。内製率引上げや調達先との共同開発、M&A検討も進める。[本社]東京都港区 [創業]1951年 [上場]2000年

1. 事業概要

株式会社オーハシテクニカグループは、当社、子会社14社、関連会社2社で構成し、エンジン関連部品、車体組立用部品、ブレーキ関連部品、EV関連等の自動車関連部品とその他関連部品の製造、販売、加工技術開発、物流業務を手掛ける。国内では当社が販売と加工技術開発を担い、オーハシ技研工業、テーケー、ナカヒョウが製造・販売、オーハシロジスティクスが物流を担う。海外では米州、中国、アセアン、欧州、台湾で12社が事業を展開し、グローバル供給体制を構築する。経営方針では、グローバル企業としての発展、ファクトリー&ファブレス機能の強化、企業成長を通じた社会貢献を掲げる。ミッション・ステートメントとして「もっといい車を作ろうとしている人に もっといい部品をお届けします」「車づくりに欠かせない会社を目指して」を定める。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、製造拠点で行うファクトリー機能と、調達先企業と共同して部品製造を行うファブレス機能を併せ持つ点にある。これにより、自社製造能力と外部調達力を組み合わせ、多様な顧客ニーズへの対応力を高める。技術面では、独自の圧入プロジェクション接合技術を保有し、部品の高強度化・大口径対応、高精度化、軽量・コンパクト化を実現する。この技術は電動車搭載部品として大手自動車メーカー各社で採用拡大が進む。加えて、商品開発部を設置し、EV車e-Axle減速機ユニット、モーターユニット、HEV車エンジンユニットなど電動車搭載部品を中心に、精密塑性加工技術、精密プレス加工技術、接合技術の高度化を推進する。研究開発では、圧入プロジェクション接合技術に加え、子会社保有の精密冷間鍛造技術や調達先との協業を通じ、独自の強みの創造を図る。さらに、14拠点のネットワークを活かしたグローバル部品供給活動も差別化要因となる。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業分野の中心は自動車業界にあり、業績は日系自動車メーカーの生産動向の影響を受けやすい。2024年度は北米で販売が好調に推移した一方、中国では地場EV車メーカーのシェア拡大、東南アジアでは景気停滞による乗用車・商用車需要低迷が生じ、日系自動車メーカー全体の生産台数は国内、グローバルとも前年度比で減少した。競争環境では、得意先からの値下げ要請や海外市場での現地競合先の価格・品質競争力向上により価格競争が激化する可能性がある。加えて、関税、輸入規制、労働を含む法令・制度変更も海外事業の重要な外部要因となる。一方で、HEV車やEV車の開発・投入拡大は、同社の独自加工技術を用いた部品採用の機会拡大につながる。

4. 成長戦略

中期経営計画は、2022年度開始のMission2025を2024年度に2年延長し、2027年度を最終年度とするMission2025+2へ移行する。最終年度目標として連結売上高450億円、連結営業利益41億5,000万円を掲げる。投資計画は6年間で設備投資95億円、研究開発費9億円、ESG関連投資7億円を予定する。成長戦略の柱は四つの基本機能の強化にある。開発機能では、商品開発部を軸に電動車搭載部品向けの新たな加工技術開発を進め、市場創造型ビジネスを展開する。製造機能では、米国子会社の工場拡張工事やオーハシ技研工業鈴鹿工場の第2工場建設計画を進め、グループ内製率拡大を図る。中期的には売上高に占めるグループ製造部門比率を現状26%から40%へ引き上げる方針を示す。調達機能では、主要調達先との関係強化、新たな資本提携・M&Aの検討、設備投資の協業、共同特許出願を念頭に置いた独自加工技術の共同開発を進める。グローバル機能では、日本、北米、中国、タイの4極で圧造・プレス・切削の3加工技術に対応できる生産体制を確立し、世界ベストQCD体制の構築を目指す。

5. リスク

主要リスクの第一は、自動車関連部品事業への依存。事業区分は自動車関連部品事業とその他関連部品事業の2つだが、自動車関連部品事業の比重が圧倒的に高く、自動車産業の生産動向が業績に影響する。第二は、為替や原材料価格、海上物流費、関税など調達コスト変動の影響。価格転嫁が進まない場合、収益率低下につながる。第三は、災害や調達先停止によるサプライチェーン寸断、品質不良、情報セキュリティなど事業継続上のリスク。BCP整備、代替調達先検討、品質保証体制強化などで低減を図る。

6. ガバナンス

リスク管理面では、各部門の状況を月次の主管業務報告会で共有し、取締役が監督する体制を採る。内部監査部門の監査結果も踏まえ、内部統制委員会でリスク認識と低減策を協議する。経営指標としてROE8%以上、ROA10%以上、DOE2.8%以上、配当性向35%以上を掲げ、株主還元を重視する方針を示す。ESG経営を推進し、地球環境課題、社会的課題、ガバナンス強化の3側面からマテリアリティを特定する。人的資本面では、グローバル連結で管理職に占める女性労働者比率19.7%を開示する。取締役会構成や指名・報酬委員会の詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W297 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.8B 9.7倍 0.4倍 0.1% 1,120.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 40.0B 39.2B 35.0B
営業利益 1.8B 1.6B 2.1B
純利益 1.5B 1.0B 1.3B
EPS 116.0 75.1 95.0
BPS 3,024.8 2,780.2 2,610.1

大株主

株主名持株比率
オーハシテクニカ取引先持株会0.10%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.09%
日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)0.05%
株式会社みずほ銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
いちごトラスト・ピーティーイー・リミテッド(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)0.04%
SINOPACSEC (常任代理人 日産証券株式会社)0.03%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
株式会社佐賀鉄工所0.02%
阪村産業株式会社0.02%
株式会社日新0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-05-09株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2024-03-25株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2023-05-29坂田 潤一 0.00%(9.73%)
2023-05-29佐藤 義則 9.68%+9.68%
2023-03-23株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2023-03-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2022-12-22株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2022-01-21株式会社みずほ銀行 0.05%N/A
2021-12-07株式会社みずほ銀行 0.05%N/A

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-11-28TDNetその他オーハシテクニカ「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」のアップデートに関するお知らせ2,296-0.87%
2025-07-15TDNetM&Aオーハシテクニカ公開買付けへの応募結果及び特別利益の計上額確定のお知らせ2,111+2.79%
2025-07-15TDNet業績修正オーハシテクニカ業績予想の修正に関するお知らせ2,111+2.79%
2025-06-18TDNet配当・還元オーハシテクニカ自己株式の取得状況および取得終了に関するお知らせ1,985+0.81%
2025-06-10TDNetM&Aオーハシテクニカ公開買付けへの応募及び特別利益の計上見込みに関するお知らせ1,989+2.06%
2024-05-09EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2024-03-25EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2023-05-29EDINET大量保有坂田 潤一変更
2023-05-29EDINET大量保有佐藤 義則大量保有 9.68%
2023-03-23EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2023-03-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2022-12-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2022-01-21EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%
2021-12-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.05%