Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

杉田エース株式会社 (7635)

建築金物・建築関連資材の卸売を主力とし、ルート事業では金物販売店や建材商社向けに住宅用・ビル用資材を供給し、設計・加工・施工機能を伴う現場サポートも展開する。直需事業では「IZAMESHI」「PATIO PETITE」など自社ブランドやOEM商品を扱う。5万アイテム超の商品群、全国をカバーする物流網、即納体制が競争力の源泉となる。[本社]東京都墨田区 [創業]1948年 [上場]2000年

1. 事業概要

杉田エースは、建築金物および建築関連資材の販売を中核とする企業グループで、事業をルート事業と直需事業の二つのセグメントに区分する。ルート事業では、金物販売店、建材商社、金属工事業者向けに、錠前、丁番、ポスト、物干金物、カーテンレール、ブラインド、ステンレスパイプ、シーリング材、防水材、アルミ製屋上・ベランダ手すり、バリアフリー向け商品、エクステリア商品、車止めなどを販売する。加えて、設計・加工・施工機能による現場サポート営業を行い、リニューアル専門会社やゼネコン向けに多様な金属建材のオーダー対応を実施する。直需事業では、アウトドアファニチャー「PATIO PETITE」、長期保存食「IZAMESHI」、ガーデンアイテム、雑貨、DIY商品、防災商品をホームセンターや通販会社等へ販売し、ハウスメーカーや建材メーカー向けにはOEM商品を含む建築金物を供給する。商品ラインアップは5万アイテム超に及ぶ。

2. 競争優位性

競争力の中核は、豊富な商品ラインアップ、自社ブランド、物流機能、施工サービス付加の組み合わせにある。会社は5万アイテムを超える商品群を保有し、商品ニーズを把握・分析しながら自社ブランド商品を含む多くの商品を企画・開発し、市場開拓を進める方針を示す。競合リスクの記載では、競争力確保の要因として、自社開発商品「IZAMESHI」や「ACE商品」のブランド力、全国をカバーする物流網による即納体制、建築現場における施工サービス付加による価値提供を明示する。単なる卸売にとどまらず、設計・加工・施工機能を伴う現場サポート営業を行う点は、顧客課題に応じたソリューション提供力につながる。直需事業では「PATIO PETITE」や「upstairs outdoor living」などライフスタイル商材も展開し、建材・雑貨・防災にまたがる独自ブランドの拡充を進める。市場シェアや特許に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

事業環境は建設投資と個人消費の影響を強く受ける。主要取扱商品である住宅用資材・ビル用資材の需要は、新規住宅着工件数等の民間住宅設備投資を中心とした建設投資動向に左右される。会社は長期的に国内の住宅着工件数および賃貸集合住宅件数の減少傾向を見込む一方、当面は民間の設備投資需要の増大や、国内各地でのインバウンド需要拡大に伴う再開発需要を期待する。直需事業のDIY商品は個人消費動向の影響を受ける。競争面では多くの市場で激しい価格競争にさらされる。規制面では、建築現場で商品の設置・取付等の建築工事を提供するため、2022年10月に国土交通大臣許可の建設業許可を取得する。加えて、製造物責任法、食品衛生法、下請法などの法的規制を受ける。

4. 成長戦略

中長期戦略として、年3%成長の自己努力とM&A活用により、創業100周年を迎える2034年に売上高1,000億円達成を目標に掲げる。具体策は、建材卸としての継続的な商材と販路の拡大、加工・施工・物流等の機能と仕組み構築、地域ビジネスとのマッチングと水平展開、防災商品の継続拡大、ライフスタイル商材の拡充と卸展開推進、直営ECの拡大、建材・雑貨・防災に関わる独自ブランドの拡充、独自ビジネスの増加による成長推進で構成する。課題対応としては、営業所の統廃合、自社物流網強化に向けたサテライト倉庫新設、ECサイト「スギカウ」の利用率向上とEC売上比率引き上げ、重点販売商材と新規商材を活用した営業提案活性化、防災用品強化、子会社との共同配送によるシナジー追求を挙げる。研究開発では、防災意識の高まりと企業の備蓄需要に応じた長期保存食開発に注力し、「IZAMESHI」10周年の新パッケージ投入や、「PATIO PETITE」の新作「GA Series」5種類のリリースを実施する。M&A面では、沿革上、複数の子会社取得・吸収合併を重ねてきた実績を有する。

5. リスク

主なリスクは三点挙げられる。第一に、住宅着工や建設投資、個人消費の変動による需要変動リスクがある。第二に、多くの市場で競合他社との価格競争が激しく、市場価格下落が収益に影響する可能性がある。第三に、金属製・樹脂製商品の原材料市況、為替、需給関係の変動による仕入価格上昇リスクがある。このほか、自社ブランド商品の品質問題に伴う回収・交換や事故、取引先の信用悪化、法規制強化、情報漏洩、自然災害、季節変動性も業績影響要因となる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、法令遵守のため「コンプライアンス・プログラム」による行動指針を定め、関係法令の遵守に取り組む。訴訟リスクに備えて顧問弁護士と契約し、法律問題の助言を受ける体制を敷く。情報管理では情報管理規程と情報システムセキュリティ管理規程を整備し、データセンターでの集中管理や遠隔地保管を実施する。災害対応ではBCPを策定・整備し、他拠点からの業務フォローを可能とする。投資有価証券は必要に応じて取締役会で合理性を確認し見直す。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。経営目標としては、経常利益率3%およびROE10%以上を中長期目標に据える。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W8M0 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.2B 17.7倍 0.8倍 0.0% 1,706.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 75.7B 73.7B 71.4B
営業利益 830M 1.1B 928M
純利益 517M 718M 600M
EPS 96.4 133.9 111.8
BPS 2,169.4 2,126.0 2,024.1

大株主

株主名持株比率
杉田 直良0.17%
有限会社杉田商事0.14%
杉田 裕介0.05%
株式会社三井住友銀行0.04%
杉田エース従業員持株会0.03%
東京中小企業投資育成株式会社0.03%
株式会社ナスタ0.02%
株式会社ダイケン0.02%
株式会社千葉銀行0.01%
杉田 力介0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-23株式会社UMK 91.73%--
2026-01-07株式会社UMK 91.73%+60.67%
2025-11-17杉田 直良 31.06%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23EDINET大量保有株式会社UMK変更
2026-03-23TDNetMBO・上場廃止杉田エース当社株式の上場廃止のお知らせ
2026-03-03TDNet資本政策杉田エース株式併合、単元株式数の定めの廃止、定款の一部変更及び資本金の額の減少に係る承認決議のお知らせ1,697+0.06%
2026-02-09TDNet決算杉田エース2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,696+0.00%
2026-02-02TDNet資本政策杉田エース株式併合、単元株式数の定めの廃止、定款の一部変更及び資本金の額の減少に関する 臨時株主総会開催のお知1,696+0.06%
2026-02-02TDNetその他杉田エース自己株式の消却に関するお知らせ1,696+0.06%
2026-01-07EDINET大量保有株式会社UMK大量保有 91.73%1,694+0.06%
2025-12-26TDNetM&A杉田エース株式会社UMKによる当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及び主要株主である筆頭株主の異動に関1,693+0.00%
2025-12-24TDNet株主総会杉田エース臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ1,694+0.00%
2025-11-17EDINET大量保有杉田 直良大量保有 31.06%1,710-0.29%