音通グループは、持株会社である株式会社音通と関係会社3社で構成し、カラオケ関係事業、スポーツ事業、IP事業を展開する。カラオケ関係事業は連結子会社の株式会社音通エンタテイメントが担い、カラオケ機器及び関連商品の販売・賃貸を行う。スポーツ事業は株式会社ファイコムが担い、スポーツクラブ「JOYFIT」、スポーツジム「FIT365」、ホットヨガスタジオ「LAVA」の各FC店舗を経営する。IP事業は提出会社が担い、不動産及び店舗設備の賃貸、コインパーキング「T.O.P.24h」の経営を行う。グループ運営面では、管理部門を持株会社に集約し、経営情報と人事情報を集中管理する体制を採用し、グループ全体の最適組織の追求と生産性向上を図る。IP事業部門はグループ全体の資産や賃貸物件を一元管理し、テナント誘致や遊休スペース活用の企画提案を通じて子会社の事業運営に利益貢献する位置付けを持つ。
提示テキスト内で特許、独自技術、圧倒的市場シェア、強固なブランド優位の定量情報は確認できない。一方、事業運営上の優位性として、カラオケ関係事業では関西・中部・関東で展開し、豊富な不動産情報と蓄積された物件開発ノウハウを武器に、カラオケボックス経営法人向け提案営業を強化する方針を示す。公共施設、高齢者施設、カラオケ喫茶、個室居酒屋など周辺市場の開拓や、WEBカメラ、監視カメラ、AV機器、演出効果照明の販売拡大も進め、単一商材依存を緩和する。ナイト市場ではビル管理業者や不動産業者から新店情報を早期把握し、遊休機器の有効利用によりリーズナブルな価格提案を可能にする点が営業上の差別化要素となる。スポーツ事業では、FC本部と連動した新プログラム導入、クリンリネス徹底、接客教育、会員要望への対応を通じて既存会員の定着率向上を重視する。新規出店では将来の競合進出も織り込んだ多角的な店舗シミュレーションを行い、厳しい条件を満たす物件に限定して出店を決定する運営規律を持つ。加えて、持株会社体制の下で経営戦略策定、成長分野投資、M&Aの迅速な意思決定を本社に集約する点も組織面の優位性となる。
カラオケ市場は国内で代表的娯楽として幅広い世代に浸透する一方、産業として成熟段階にあり、今後の急拡大は見込みにくい。通信カラオケ機器ディーラーにはメーカー系、独立系、小規模資本など多様な事業者が存在し、近年は激しいシェア争いが続く。会社はコロナ禍後、ディーラー同士の事業統合のスピードが増すとみており、事業統合を主導しつつシェア拡大を図る必要性を課題として認識する。スポーツ事業が属するフィットネス業界は、コロナ禍を経て健康志向の高まりを背景に新規会員が増加し、新業態店舗の急増で市場が急拡大する。低価格化とリカバリー競争の激化が市場拡大に拍車をかけ、当面は高水準の出店が続く見通しを示す。IP事業のコインパーキング業界も近年市場規模が拡大し、新規参入が活発で競争が激化する。コロナ禍で拡大は踊り場を迎えたが、社会経済活動の活発化に伴い価格戦略見直しや新規開発が課題となる。
グループの基本方針は、収益力向上と財務体質強化を図りながら将来を見据えた投資を行い、既存事業の見直しや遊休資産整理を通じて経営資源の選択と集中を進めることに置く。成長手段として、持株会社が将来の成長分野への積極投資の検討と施策決定、M&Aの迅速な意思決定を担う。カラオケ関係事業では、デイ市場で物件開発ノウハウを活用した提案営業を継続強化し、公共施設や高齢者施設など新市場を開拓する。ナイト市場では新店情報の早期把握と関連会社が運営するバー・スナック・クラブ向け店舗物件紹介サイトとの連携により、新規開業店舗の契約獲得を強化する。スポーツ事業では、既存店の会員プラン再構成により低価格プランを提供し、新規会員獲得を進めるとともに、中長期視点で計画的な新規出店を推進する方針を示す。IP事業では、既存施設の価格戦略見直しと新たな事業所開発を含む中長期計画の策定を課題とする。資金面では、通信カラオケ機器の賃貸資産導入やスポーツ事業の新規出店、さらにM&A拡大に対応するため、営業キャッシュ・フローに加え銀行借入や割賦販売契約を活用しつつ、機動的な資金調達力の向上を重要課題に据える。なお、提示テキスト内では中期経営計画の数値目標や具体的な出店目標件数は確認できない。
主要リスクの第1は、カラオケ関係事業における主要機器供給のメーカー2社依存にあり、メーカーの市場戦略や製品開発次第で需給に想定外の変化が生じる可能性を抱える。第2は、スポーツ事業とIP事業における競争激化にあり、近隣への同業他社参入が会員獲得や稼働率に影響する可能性を持つ。第3は、自然災害や感染症拡大による店舗休業、人材採用・育成の遅れ、個人情報流出、敷金・保証金回収不能、減損損失計上などにあり、多拠点運営と賃借出店モデルに伴う固有リスクを内包する。
コーポレートガバナンスを経営上の最重要課題の一つに位置付け、経営企画室を主幹部門として、管理部門、事業部門、子会社が一体で内部統制システムの構築に取り組む。顧問弁護士など外部専門家との意見交換も行い、統制の有効性向上を図る。全役員・社員の行動指針として「行動規範」を定め、CSRを果たすための共通の価値観と倫理観の浸透を進める。経営体制面では、持株会社に管理部門を集約し、経営情報と人事情報を集中管理する。人材面では、マネジメント層の強化と各セクションのスペシャリスト育成、責任と権限の明確化を基本方針とする。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| — | — | — | — | — |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 4.4B | 4.1B | 8.1B |
| 営業利益 | 461M | 295M | — |
| 純利益 | 222M | 169M | 103M |
| EPS | 1.1 | 0.8 | 0.5 |
| BPS | 15.4 | 14.5 | 13.9 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 株式会社デジユニット | 0.25% |
| 株式会社第一興商 | 0.07% |
| 岡村邦彦 | 0.03% |
| 仲川進 | 0.03% |
| JP JPMSE LUX RE BARCLAYS CAPITAL SEC LTD EQ CO(常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行) | 0.02% |
| 小林護 | 0.02% |
| BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD(常任代理人:株式会社三菱UFJ銀行) | 0.02% |
| モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 | 0.01% |
| 伊澤三男 | 0.01% |
| 吉田知広 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2024-08-21 | 株式会社第一興商 | 0.00% | (7.29%) |
| 2024-08-19 | 株式会社第一興商 | 7.29% | +2.29% |
| 2024-08-14 | 株式会社GENDA | 71.63% | +71.63% |
| 2024-07-22 | バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド | 3.98% | (1.02%) |
| 2024-07-05 | バークレイズ・キャピタル・セキュリティーズ・リミテッド | 5.00% | +5.00% |
| 2022-02-02 | 岡村 邦彦 | 29.69% | -- |
| 2022-01-13 | 岡村 邦彦 | 29.69% | -- |
| 2021-11-09 | 岡村 邦彦 | 29.69% | +1.10% |
| 2021-11-08 | 岡村 邦彦 | 29.69% | +1.10% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2024-08-21 | EDINET | 大量保有 | 株式会社第一興商 | 訂正 | — | — |
| 2024-08-19 | EDINET | 大量保有 | 株式会社第一興商 | 大量保有 7.29% | — | — |
| 2024-08-14 | EDINET | 大量保有 | 株式会社GENDA | 大量保有 71.63% | — | — |
| 2024-07-22 | EDINET | 大量保有 | バークレイズ・キャピタル・セキュリティー | 大量保有 3.98% | — | — |
| 2024-07-05 | EDINET | 大量保有 | バークレイズ・キャピタル・セキュリティー | 大量保有 5.0% | — | — |
| 2022-02-02 | EDINET | 大量保有 | 岡村 邦彦 | 大量保有 29.69% | — | — |
| 2022-01-13 | EDINET | 大量保有 | 岡村 邦彦 | 大量保有 29.69% | — | — |
| 2021-11-09 | EDINET | 大量保有 | 岡村 邦彦 | 大量保有 29.69% | — | — |
| 2021-11-08 | EDINET | 大量保有 | 岡村 邦彦 | 大量保有 29.69% | — | — |