Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

助川電気工業株式会社 (7711)

助川電気工業は「熱と計測」技術を核に、電気機械器具・精密機械器具を製造販売。原子力・火力発電所の温度制御装置や半導体・FPD製造装置向け部品を提供。高度な加熱・温度計測制御技術と原子力分野での長年の実績が競争優位性。成長は「第7次エネルギー基本計画」に基づく原子力活用、次世代炉・核融合研究が牽引。原子力産業への高い依存度(約45%)と半導体需要変動が主要リスク。 [本社]茨城県日立市滑川本町 [創業]1949年 [上場]1991年

1. 事業概要と競争優位性

助川電気工業は、電気機械器具、精密機械器具の製造販売を行う。「エネルギー関連」と「産業システム関連」の2部門が主要事業。エネルギー関連では原子力・火力発電所の温度制御装置や試験研究設備を、産業システム関連では半導体・FPD・自動車・鉄鋼等の製造装置向け「熱と計測」部品を提供する。ビジネスモデルは受注生産を基本とする。

同社の競争優位性は、加熱技術と温度計測制御技術を固有技術とし、これを応用した差別化製品や新製品を顧客ニーズに合わせて提案提供する高度な技術開発力にある。技術的難度が高く、受注金額の大きい製品も手掛ける実績は、技術的優位性とノウハウ蓄積を示す。

参入障壁は、原子力分野における長年の実績と信頼性、及び極めて高い安全性・信頼性が求められる特殊製品の開発・製造経験にある。顧客特化型ソリューション提供も強み。生産は高萩工場に約9割を集中し、効率と品質を管理する。

2. 沿革ハイライト

同社は1949年、助川写真工芸社として設立、翌年助川電気工業へ商号変更。1955年シーズヒータ、1961年シース型熱電対の製造販売を開始し、コア技術を確立。1968年高速増殖炉実験用模擬燃料棒の製造販売を開始し、原子力関連事業へ本格参入。1971年研究棟建設、原子力機器等の研究開発に本格着手。1991年株式登録、2004年ジャスダック上場、2022年スタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長

同社の成長ドライバーは、エネルギー政策の追い風と主要産業の需要回復にある。

エネルギー分野では、2025年2月閣議決定の「第7次エネルギー基本計画」による原子力発電最大限活用方針が追い風。次世代革新炉・核融合関連の試験研究が2026年以降も成長を牽引する見込み。同社はエネルギー需要増を見込み、将来のエネルギー発電技術への貢献のため、技術開発投資を強化し、エネルギー研究開発に注力する。

産業システム分野では、半導体製造装置関連でコア製品であるシース熱電対及びシーズヒーターの受注確保に注力。加熱・温度計測制御技術等を応用した差別化製品や新製品を顧客ニーズに合わせて提案提供することで、この分野での受注・売上増を図る。また、経済変動に対応するため、社員の技量明確化と多能工化による生産性向上に取り組む。

4. 財務健全性

一次情報に財務健全性に関する直接的な記述がないため、記載しない。

5. 株主還元

同社は経営理念において、株主に対して誠意を旨とし、最善な運営を行い、公正適正な利益還元を行うことを目標とする。

6. 注目ポイント

同社の事業には複数のリスクが存在する。

第一に、売上高の約45%を占める原子力産業への依存度が高く、原子力発電の縮小・凍結が長期化した場合、業績・財政状態に悪影響を及ぼすリスク。

第二に、売上高の約25%を占める半導体・FPD製造装置関連製品の需要変動リスク。最終製品の需要下落は業績に影響するリスク。

第三に、高難度な受注生産における技術的不透明性等による想定外の設計・製作コスト発生リスク。

第四に、生産拠点の約9割が高萩工場に集中しており、災害や事故により生産能力に重大な支障が発生した場合、業績・財政状態に悪影響を及ぼすリスク。

研究開発活動では、溶融金属機器関連を中心に投資を行い、設備投資も研究開発関連設備に重点を置く。

[本社]茨城県日立市滑川本町 [創業]1949年 [上場]1991年

出典: 有価証券報告書 (2025-09) doc_id=S100XAGE | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
41.7B 49.4倍 8.0倍 0.0% 7,110.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.5B 5.0B 4.6B
営業利益 1.2B 916M 590M
純利益 794M 638M 398M
EPS 144.1 115.7 71.4
BPS 886.7 765.0 638.5

大株主

株主名持株比率
株式会社ドウメキエンタープライズ0.17%
東京中小企業投資育成株式会社0.06%
株式会社常陽銀行0.05%
楽天証券株式会社0.03%
海藤 美好0.02%
SMBC日興証券株式会社0.02%
百目鬼 孝一0.01%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.01%
神谷 信一0.01%
加藤 健治0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-02-28株式会社ドウメキエンタープライズ 16.00%+1.71%
2025-02-13株式会社ドウメキエンタープライズ 16.00%+1.71%
2022-12-13百目鬼 孝一 2.90%(6.31%)
2022-12-13百目鬼 孝一 2.90%(6.31%)
2022-12-12百目鬼 孝一 2.90%(6.31%)
2022-12-07百目鬼 孝一 2.90%(6.31%)
2021-05-24東京中小企業投資育成株式会社 6.10%+0.78%
2021-05-18東京中小企業投資育成株式会社 6.09%+0.77%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-02-28EDINET大量保有株式会社ドウメキエンタープライズ大量保有 16.0%1,622+5.18%
2025-02-13EDINET大量保有株式会社ドウメキエンタープライズ大量保有 16.0%
2022-12-13EDINET大量保有百目鬼 孝一大量保有 2.9%
2022-12-13EDINET大量保有百目鬼 孝一大量保有 2.9%
2022-12-12EDINET大量保有百目鬼 孝一大量保有 2.9%
2022-12-07EDINET大量保有百目鬼 孝一大量保有 2.9%
2021-05-24EDINET大量保有東京中小企業投資育成株式会社大量保有 6.1%
2021-05-18EDINET大量保有東京中小企業投資育成株式会社大量保有 6.09%