Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

シグマ光機株式会社 (7713)

光学要素部品と光学システム製品を開発・生産・販売する光学製品の総合メーカー。多品種規格品のカタログ販売と、研究開発向け一品特注から中量産OEMまで対応する受注生産体制を併せ持つ。光学技術、機械加工、電気設計、ソフト開発を融合したワンストップ提案と国内外販売網が特徴。大学・研究機関との長年の信頼関係も強み。[本社]埼玉県日高市 [創業]1977年 [上場]1996年

1. 事業概要

シグマ光機は、光学要素部品と光学システム製品の開発、生産、販売、保守、サービスを手掛ける。要素部品事業では、ステージ、ホルダー、ベース、ロッド、ポストスタンド、クランプ、ケージシステムなどの光学基本機器、自動位置・姿勢決めユニット、光計測・制御ユニット、計測・制御ソフトウェアなどの自動応用製品、ミラー、ビームスプリッタ、フィルター、レンズ、プリズム、ポラライザ、基板、ウインドウなどの光学素子・薄膜製品を展開する。システム製品事業では、光学モジュール、レンズユニット、レーザプロセシングシステム、調芯装置、観察光学系、マイクロマニピュレーションシステム、顕微鏡用XY自動ステージシステム、コアユニット顕微鏡、バイオ・医療機器、受託特注製品などを扱う。多品種規格品を冊子・ウェブのカタログで販売し、ウェブサイト、電子メール、郵送、ファクシミリで受注し、宅配便で全国に配送する販売形態を持つ一方、研究・開発分野向けの一品特注品から中量産OEM品まで対応する受注生産体制も整備する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、光学技術、機械加工、電気設計、ソフト開発、システムアップを融合し、商品企画・開発から試作、検証、量産まで一貫提案するワンストップサービスにある。光学モジュールや光学ユニット製品、光学装置までをワンストップで生産可能と明記しており、要素部品からシステムまでを跨ぐ垂直統合型の供給力が差別化要因となる。多品種規格品のカタログ販売は、研究開発現場の即時需要に応える営業基盤として機能し、特注対応力は産業分野の個別ニーズを取り込む。大学、大学付属研究所、国公立研究所、国立研究開発法人、民間企業研究所との接点を通じて先端ニーズを吸収し、長年に亘る信頼関係の下で産官学連携プロジェクトにも参画する点もノウハウ蓄積の源泉となる。研究開発では、独自の脱磁処理技術、残留磁場計測システム、低散乱研磨技術、薄膜技術、ファイバーアライメント技術などを活用し、非磁性・高真空コンポーネント、低床6軸ユニット、昇降型ナノメートルフィードバックステージ、広帯域反射防止膜、赤外高反射ミラー、Yb用ハイパワーフェムト低分散ミラーなどを開発する。知的財産権管理を徹底している点も記載があるが、保有件数やシェア数値は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

光を用いて物質を加工、観察、計測する光技術の活用領域は拡大しており、会社は「光の時代」の到来を見込む。最先端の学術分野と産業分野では、高精密化、高精細化、高耐久化のニーズが高まっており、高度な光技術が不可欠と位置付ける。対象市場は、量子、時間計測・情報通信、材料、バイオ・ライフサイエンス、天文などの基礎研究に加え、半導体、電子部品、FPD、次世代通信、センシング、ナノテクノロジー、バイオ・ヘルスケア、医療・美容、航空・宇宙、エコ・エネルギーまで広い。足元では、地政学的リスク、為替変動、通商政策変化による景気減速懸念がある一方、主要マーケットである電子部品・半導体関連を中心に設備投資需要の回復兆候が見られる。競合環境では、規格品市場の成熟化、コモディティー化、海外低価格品流入による価格競争激化リスクを認識する。

4. 成長戦略

中長期経営方針「Great Reset」の下、4つの重点戦略を推進する。成長戦略では、最先端の知と中核技術の融合を通じた新市場・成長市場への展開強化と、グループ総合力強化による既存事業の継続成長を掲げる。ビジネスモデルの変革では、特定マーケット向けオリジナル製品の企画、開発、生産への挑戦と、専門企業とのコラボレーション拡大を進める。営業面では、国内外の有力光学展示会への出展、提案営業、グローバル・ウェブカタログ・システム、SNS動画、オンラインフォーラム・セミナーを活用し、OptoSigmaブランドの認知度向上と需要創出を図る。ものづくり面では、品質向上、コストダウン、短納期化、必要数量の適時提供を推進し、グローバルサプライチェーン強化、最先端設備投資、生産効率化、キー・テクノロジー開発を進める。要素部品事業では競争優位性の高い製品開発・生産を推進し、システム製品事業では高付加価値の光学モジュール・光学ユニット製品の開発体制強化と量産体制構築によりグローバル販売展開を狙う。設備投資では、OptoSigma Corporationの販売・生産体制拡充を目的とした新社屋改修、能登工場の生産能力増強を実施する。数値目標の具体値は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクの第1は、カタログ販売を支える計画生産と在庫保有に伴う在庫評価リスクとなる。環境基準や事業環境の急変が在庫評価に影響する可能性がある。第2は、新製品開発リスクとなる。技術動向や市場変化の予測と実態に差異が生じ、顧客ニーズに合致した新製品を開発できない場合、成長性と収益性に影響する。第3は、価格競争と海外事業リスクとなる。市場成熟化、コモディティー化、低価格戦略、原材料・部品価格上昇、為替問題に加え、米国、中国、フランス、シンガポールでの事業活動に伴う政情・規制変更・災害などが影響要因となる。加えて、知的財産、製造物責任、情報漏洩、人材確保、自然災害・感染症も重要リスクとして列挙する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、サステナビリティ基本方針、コーポレートガバナンス基本方針、シグマ光機行動規範の下、内部統制システムとコンプライアンス体制の整備、維持、改善を進め、コーポレート・ガバナンス強化を図る。ESGの観点を積極的に経営へ取り入れ、レジリエントでサステナブルな社会の創造への貢献を掲げる。危機管理委員会によるリスク管理体制と事業継続計画に基づく対策も明記する。人的資本では、採用活動の多様化、人材育成制度や人事評価制度の改善、社員エンゲージメント向上、ワークライフバランス実現に向けた就業環境整備を進める。株主還元方針の具体的内容や取締役会構成の詳細は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-05) doc_id=S100WKLO | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
14.3B 13.6倍 0.8倍 0.0% 1,898.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 11.6B 11.2B 11.4B
営業利益 1.1B 1.2B 1.5B
純利益 986M 687M 1.5B
EPS 139.2 97.0 210.8
BPS 2,494.7 2,407.1 2,293.4

大株主

株主名持株比率
浜松ホトニクス株式会社0.14%
シグマ光機取引先持株会0.07%
光通信株式会社0.05%
株式会社ツシマ0.03%
シグマ光機従業員持株会0.03%
富国生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.03%
株式会社埼玉りそな銀行0.03%
株式会社サンライズクリエート0.02%
杉山 大樹0.02%
株式会社三井住友銀行0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-12-12光通信株式会社 6.31%+1.00%
2025-09-29光通信株式会社 5.31%+0.30%
2025-09-04光通信株式会社 5.01%+5.01%
2024-05-08山之上 道廣 6.03%+1.00%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-09TDNet決算シグマ光機2026年5月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)1,550+1.35%
2025-12-12EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 6.31%1,511-0.26%
2025-10-09TDNet決算シグマ光機2026年5月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,498+0.13%
2025-09-29EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.31%1,595+1.25%
2025-09-04EDINET大量保有光通信株式会社大量保有 5.01%1,463+3.55%
2024-05-08EDINET大量保有山之上 道廣大量保有 6.03%