Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本精密株式会社 (7771)

時計関連、メガネフレーム、釣具・応用品を三本柱とする精密加工メーカー。ASEANの生産拠点で金型設計からプレス、研磨、表面処理まで一貫生産し、日本で企画開発・販売管理を一元運営する体制を敷く。時計関連が主力で、精密加工技術を生かし新規受注や事業領域拡大を推進。脱中国化需要を追い風にベトナム・カンボジア拠点の強化を進める。[本社]埼玉県川口市 [創業]1978年 [上場]確認できない

1. 事業概要

日本精密は、時計関連事業、メガネフレーム事業、釣具・応用品事業を中核とする精密加工企業グループを運営する。時計関連は、NISSEY VIETNAM CO.,LTD.およびNISSEY CAMBODIA CO.,LTD.で製造し、当社と香港支店が仕入・販売を担う体制を構築する。メガネフレームは子会社の株式会社村井が企画・仕入を行い、同社およびモンドティカジャパン株式会社が販売を担う。釣具・応用品は、釣具用部品をベトナム・カンボジアで製造し当社が販売、静電気除去器は当社が製造販売する。日本では企画開発、販売、管理を一元管理し、ASEANでは金型設計・製造、プレス、研磨、表面処理までの一貫生産を行う。研究開発では、イオンプレーティング新色、ノンアレルギー対応硬質チタン合金製バンドと中留、高級無垢二つ折れ中留、ロック機能付きプッシュバックル、DLC処理、超高硬度IP処理被膜、スパッタリング、エッチング、着色レーザー加工、深堀レーザー加工、サーボプレスによる自動化ラインなどに取り組む。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、日本のものづくり技術を背景とした精密加工力と、ASEAN拠点を活用した一貫生産体制にある。会社は「提案力・開発力・コスト力・技術力・品質力・管理力」の6つの力を掲げ、顧客ニーズを営業から開発へ迅速に反映する運営を行う。ベトナムとカンボジアに生産拠点を持ち、金型設計から表面処理までを内製的に連結する体制は、品質管理と納期対応、コスト競争力の面で参入障壁として機能する。時計関連は売上高の大きな割合を占める主力事業にあり、既存取引先との強固な関係維持拡大に加え、取引再開先との関係構築、新規受注に向けた提案営業を進める。メガネフレームでは株式会社村井の主要ブランドとしてagnès b.、JILL STUART、Yohji Yamamotoを展開する。研究開発面でも、チタン、セラミック、IP加工、DLC処理、レーザー加工など高付加価値化に直結するテーマを継続しており、技術蓄積が差別化要因となる。市場シェアの具体的数値や特許保有件数は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

会社は、世界のものづくりを巡る環境変化として、気候変動対応などを背景にした「CHINAプラスONE」から「NEXT CHINA」への流れを重視する。中国以外から金属加工部品や樹脂加工部品を調達したいという取引先需要が拡大しており、ASEAN生産拠点を持つ同社には追い風となる。半面、時計関連への売上構成比が高く、大口取引先の戦略変更、製品仕様変更、注文解約やスケジュール変更の影響を受けやすい構造を持つ。加えて、ベトナム、カンボジア、中国、香港にまたがる事業展開のため、為替変動、政情、法制度変更、労働力不足、感染症、自然災害など海外事業特有のリスクに晒される。業界全体の市場規模や競合シェアの詳細は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略は、既存事業の維持拡大、事業領域の拡大、ASEAN生産拠点の体制強化、財務基盤の拡充を柱とする。時計関連では、既存顧客との関係強化に加え、時計バンドや時計外装部品の新規受注に向け、開発・営業・製造が一体となった提案営業を強化する。メガネフレームでは、agnès b.、JILL STUART、Yohji Yamamotoに並ぶブランドの育成・開発や海外営業のテコ入れを進める。釣具・応用品では、受注確保に加え既存取引先でのシェア拡大を図る。生産面では、ベトナム工場を高付加価値製品に特化し、相対的にコストが安価なカンボジア工場へ生産ラインを移管しつつ、半自動化・自動化を段階的に推進する。さらに、ベトナムからカンボジアへの技術・管理手法の移転、ベトナム工場のDX化、海外ローカル人材の育成を進め、サプライチェーン強化を狙う。経営計画としては、翌年度目標に売上高、営業利益、売上高営業利益率を設定し、売上総利益率20%以上、売上高営業利益率2.6%以上の確保を掲げる。中長期計画の数値開示は行っていないが、単年度目標を着実に達成し続ける方針を採る。

5. リスク

主なリスクは3点に整理できる。第1に財務リスクで、有利子負債への依存度が高く、金利動向や金融環境の変化、シンジケートローン契約の財務制限条項への抵触が資金調達や財政状態に影響する可能性を持つ。第2に事業ポートフォリオ上のリスクで、時計関連への依存度が高く、大口取引先の戦略変更や受注変動が業績に影響しやすい。第3に海外生産リスクで、為替変動、人件費高騰、人員不足、政情悪化、災害、感染症、環境・気候変動対応費用、システムトラブルなどが収益を圧迫する可能性を持つ。

6. ガバナンス

リスク管理面では、グループ全体の基本方針と管理体制をリスク管理規程で定め、上席執行役員を委員長とするリスク管理委員会を設置し、リスクの発生防止と発生時対応に努める。各拠点とのテレビ会議などを通じた情報収集も行う。人的基盤では、技術開発力を市場競争力の核と位置付け、国内外で専門性の高い技術者の確保、社内人材の育成、外国人雇用や待遇改善、勤務体制の多様化を進める。労働組合との関係は良好と記載する。株主還元方針についての具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。沿革上の本社移転は埼玉県川口市で確認でき、設立は昭和53年8月と確認できる一方、上場年は提示テキスト範囲では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100VZHW | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.6B 6.5倍 431.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 7.2B 6.7B 6.9B
営業利益 276M 252M 181M
純利益 -20M 391M 176M
EPS -0.9 17.7 8.0
BPS 66.7 66.8 57.3

大株主

株主名持株比率
株式会社ジエンコ(常任代理人 長木裕史)0.23%
株式会社キュロホールディングス(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) 0.11%
キュキャピタルパートナーズ株式会社(常任代理人 リーディング証券株式会社)  0.05%
株式会社SBI証券0.03%
宮 里 英 助0.03%
JPモルガン証券株式会社0.02%
倉 永 芳 久0.01%
井 藤 秀 雄0.01%
三 澤  未 来0.01%
佐 々 木 憲 孝0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-03-16KWON KYOUNGHOON 8.10%+3.10%
2026-03-13KWON KYOUNGHOON 8.10%+3.10%
2023-09-11株式会社 キュロホールディングス 11.36%+6.36%
2023-08-25Kib plug energy Co.,Ltd. 11.36%+9.36%
2023-08-25Kib plug energy Co.,Ltd. 11.36%--
2023-08-24Kib plug energy Co.,Ltd. 11.46%+6.46%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16EDINET大量保有KWON KYOUNGHOON大量保有 8.1%433-4.85%
2026-03-13EDINET大量保有KWON KYOUNGHOON大量保有 8.1%418+3.59%
2026-02-24TDNet資本政策日本精密第三者割当による新株式発行の払込完了に関するお知らせ386+20.73%
2026-01-30TDNet資本政策日本精密第三者割当による新株式の発行に関するお知らせ296+11.82%
2026-01-30TDNet資本政策日本精密〈補足資料〉 第三者割当による新株式の発行について296+11.82%
2025-07-17TDNetその他日本精密上場維持基準への適合に関するお知らせ89-1.12%
2025-06-23TDNetその他日本精密支配株主等に関する事項について84+0.00%
2025-06-23TDNetその他日本精密上場維持基準の適合に向けた計画(改善期間入り)について84+0.00%
2023-09-11EDINET大量保有株式会社 キュロホールディングス大量保有 11.36%
2023-08-25EDINET大量保有Kib plug energy Co.,大量保有 11.36%
2023-08-25EDINET大量保有Kib plug energy Co.,大量保有 11.36%
2023-08-24EDINET大量保有Kib plug energy Co.,大量保有 11.46%