Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社メニコン (7780)

メニコンはビジョンケアを中核に、コンタクトレンズとケア用品の製造販売を展開する。1951年の日本初の角膜コンタクトレンズ開発を起点に、素材・デザイン・生産技術を磨く。業界初の定額制会員システム「メルスプラン」は132万人の会員と全国1,667施設の加盟網を持ち、継続課金と顧客固定化に強みを持つ。1DAY増産とオルソケラトロジー拡大を成長軸とする。[本社]愛知県名古屋市 [創業]1951年 [上場]2014年

1. 事業概要

メニコンは、ビジョンケア事業とその他事業を展開する。中核のビジョンケア事業では、ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズ、成長カテゴリーのディスポーザブルコンタクトレンズとして1日使い捨て、2週間交換、1ヵ月交換タイプを製造販売する。加えて、洗浄・消毒・保存に用いるケア用品もハード用、ソフト用をそろえる。国内では卸販売に加え、直営店とグループ販売店を通じた小売も手掛ける。海外では、アジアでオルソケラトロジーレンズとケア用品を中心に展開し、欧州・北米では従来型レンズやケア用品に加え、大手量販チェーン向けプライベートブランドのディスポーザブルレンズを販売する。その他事業では、生殖補助医療や妊活を支援する「プレグナ」シリーズ、堆肥化促進材「ResQ」、稲わら分解促進材「アグリ革命」、改良日本芝「ナルオターフ」、動物用医療製品、農水産物の輸出入などを展開する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、研究開発から生産、販売、顧客サービスまでを一貫して担う体制にある。総合研究所、テクノステーション、臨床研究所が連携し、素材開発から安全性評価、生産技術開発までを自社で一貫して行う研究開発体制を構築する。1951年に創業者が日本初の角膜コンタクトレンズを開発して以来、新素材・新デザインの開発、製造技術の向上、生産・品質管理体制の整備を進め、業界をリードしてきた点も蓄積優位として機能する。販売面では、2001年7月導入の業界初の定額制会員システム「メルスプラン」が大きい。2025年3月末時点で132万人の会員、全国1,667の加盟施設を有し、紛失・破損・度数変更時の保証を通じて継続利用を促進する。加盟施設にとっても顧客固定化と価格競争に依存しない付加価値提供のメリットがあり、ネットワーク拡大が制度の魅力を高める構造を持つ。リスク記載でも、インターネット販売に対し、定期的な眼科健診を促し管理指導が可能な点で安全面と快適性に優位があると明記する。加えて、知的財産権を重要資産と位置付け、自社製品に関する特許取得で第三者侵害の防止を図る。

3. 市場環境

市場環境は、1日使い捨てコンタクトレンズを中心としたディスポーザブルレンズのグローバルな拡大が追い風となる。オルソケラトロジー関連製品も、世界的な近視人口の増加、近視の低年齢化、強度近視人口の増加を背景に、中長期で成長が期待される。特にアジアで需要拡大が続く一方、中国では足元の景気停滞により市場成長が停滞する局面も示す。業界は競争が激しく、同業他社による値下げや販促強化、顧客ニーズ変化への対応遅れがシェア確保の障害となる。加えて、主要製品のコンタクトレンズは医薬品医療機器等法上の高度管理医療機器に該当し、製造販売業は許可制、製造業は登録制、販売業も許可制となる。法規制対応、責任者設置、承認取得が必要にあり、規制順守は参入障壁である一方、事業運営上の重要制約ともなる。

4. 成長戦略

中期経営計画「Vision2030」では、スローガンに‘新しい「みる」を世界に’を掲げ、2028年3月期のマイルストーンとして連結売上高1,400億円超、営業利益率12%、ROE12%を目標に置く。成長戦略方針は二本柱で、「1DAY戦略方針」と「オルソケラトロジー関連(近視進行抑制)戦略方針」を設定する。1DAYでは、各務原工場で「1DAYメニコン プレミオ」シリーズの新生産ラインを稼働し、さらにMenicon Malaysia Sdn. Bhd.で生産準備を進め、供給能力を継続強化する。国内ではOEM製品導入による供給量増加、グループ販売店とメルスプラン加盟施設ネットワークの強化、メルスプラン内での1日使い捨て会員構成比率拡大を進める。欧州・北米では、マレーシア工場稼働を活用し、大手量販チェーンへのプライベートブランド導入と販売地域拡大を図る。オルソケラトロジー関連では、中国を含むアジア中心にグローバル販売を継続し、新商品の市場投入と販促拡大を進める。加えて、海外統括本部内の専門部署を通じ、M&Aや業務アライアンスによる新市場開拓も検討する。ビジョンケアに次ぐ第2の柱としてヘルスケア・ライフケア事業の創出も掲げ、資本効率性の観点から事業ポートフォリオ見直しを継続する。

5. リスク

主要リスクは、第一に競争激化。値下げや販促強化、顧客ニーズ変化への対応遅れがシェア低下につながる可能性を持つ。第二に法的規制。高度管理医療機器としての許認可、承認、責任者設置義務に加え、法改正時には開発期間長期化やコスト増加を招く可能性を持つ。第三に品質・製造物責任。眼に直接触れる製品特性上、製品不備が訴訟や信頼失墜に直結し得る。加えて、海外事業では政治・経済・社会情勢変化、中国景気停滞、競争環境悪化に伴う減損も顕在化している。情報漏洩や感染症拡大も重要リスクに位置付ける。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、持続的成長と長期的企業価値向上に向け、コーポレート・ガバナンス強化、コンプライアンス徹底、リスクマネジメント推進を重要課題に置く。法規制対応では総合統括本部内に専任部署を設け、各国規制変更を定期報告し、生産開発統括本部と共有する体制を敷く。情報セキュリティではグループ方針を定め、子会社を含めた規程整備、毎年の対策確認、CSIRT整備と訓練、サイバー保険加入を進める。株主還元方針に関する具体的記載は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W68P | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
129.5B 22.8倍 1.5倍 0.0% 1,690.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 121.5B 116.2B 110.2B
営業利益 10.1B 9.0B 12.1B
純利益 5.6B 4.5B 7.4B
EPS 74.0 59.6 97.2
BPS 1,122.5 1,041.2 953.7

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.12%
株式会社トヨトミ0.05%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
田中 英成0.03%
塚本 香津子0.03%
野村信託銀行株式会社(信託口2052116)0.03%
メニコングループ社員持株会0.02%
株式会社マミ0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
田中 康範0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-06-13株式会社トヨトミ 8.09%(0.34%)
2025-02-07株式会社みずほ銀行 0.01%N/A
2024-11-22野村證券株式会社 4.25%(1.03%)
2024-11-20株式会社マミ 5.52%+0.15%
2024-02-22Global Alpha Capital Managemen 4.89%(1.14%)
2023-12-12Global Alpha Capital Managemen 6.03%+1.02%
2023-11-22株式会社みずほ銀行 0.01%+0.01%
2023-07-04株式会社マミ 5.37%(0.02%)
2023-06-28Global Alpha Capital Managemen 5.01%+0.01%
2023-02-03株式会社マミ 5.78%(0.04%)
2023-02-03株式会社マミ 5.39%(0.39%)
2023-01-11野村證券株式会社 5.28%+5.28%
2022-11-04株式会社マミ 5.78%(0.04%)
2022-10-17株式会社マミ 5.82%(1.00%)
2022-08-30株式会社マミ 5.82%(1.00%)
2022-05-20株式会社マミ 6.82%(1.02%)
2022-05-10株式会社マミ 6.82%(1.02%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-16TDNetM&Aメニコン(開示事項の経過)「板橋貿易株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ」 板橋貿易株式会社の株1,705+0.88%
2026-03-09TDNetその他メニコン連結子会社の商号変更に関するお知らせ1,738-0.17%
2025-09-18TDNet配当・還元メニコン自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく1,171-1.96%
2025-09-02TDNet配当・還元メニコン自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取1,228+0.81%
2025-08-18TDNetその他メニコン2026年3月期第1四半期決算における株主・投資家の皆様からのご質問への当社見解1,230+2.20%
2025-08-04TDNet配当・還元メニコン自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取1,188+1.26%
2025-08-01TDNet資本政策メニコン当社執行役、取締役及び従業員並びに当社子会社取締役及び当社子会社従業員に対する株式報酬型ストック・オ1,191-0.25%
2025-07-02TDNet配当・還元メニコン自己株式の取得状況に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自己株式の取1,132+0.71%
2025-06-26TDNet資本政策メニコン当社執行役、取締役及び従業員に対する株式報酬型ストック・オプション(新株予約権)の付与に関するお知ら1,095+1.46%
2025-06-26TDNet資本政策メニコン当社子会社取締役(国内居住者)に対する 株式報酬型ストック・オプション(新株予約権)の付与に関するお1,095+1.46%
2025-06-26TDNet資本政策メニコン当社子会社取締役及び当社子会社従業員(国内非居住者)に対する 株式報酬型ストック・オプション(新株予1,095+1.46%
2025-06-19TDNet配当・還元メニコン自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ(会社法第165条第2項の規定による定款の定めに基づく自1,008+6.25%
2025-06-13EDINET大量保有株式会社トヨトミ大量保有 8.09%1,007-0.10%
2025-02-07EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%
2024-11-22EDINET大量保有野村證券株式会社大量保有 4.25%
2024-11-20EDINET大量保有株式会社マミ大量保有 5.52%
2024-02-22EDINET大量保有Global Alpha Capital大量保有 4.89%
2023-12-12EDINET大量保有Global Alpha Capital大量保有 6.03%
2023-11-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有 0.01%
2023-07-04EDINET大量保有株式会社マミ大量保有 5.37%