Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社イーディーピー (7794)

ダイヤモンド単結晶の製造・販売・開発を手掛ける。主力はLGD向け種結晶で、サプライチェーン最上流に位置する。産総研技術の独占的実施権を基盤に、板状の大型単結晶を量産し、競合比で大型化に優位を持つ。基板・ウエハ、ヒートシンク、光学部品向けにも展開し、30×30mm単結晶の製品化を進める。LGD市況変動に対応し、宝石販売体制の構築も推進する。[本社]京都府京都市上京区 [創業]2009年 [上場]2021年

1. 事業概要

株式会社イーディーピーは、子会社2社とともにダイヤモンド単結晶の製造、販売、開発を行う。単一セグメントで事業を運営する。主力製品は、気相合成法で人工ダイヤモンド宝石を製造する際の元となる種結晶で、LGD市場のサプライチェーン最上流に位置する。種結晶は7×7mm~15×15mm、厚さ0.2mmや0.3mmの薄板として供給し、顧客がこれを3~10mmまで成長させて原石化し、カット・研磨して宝石化する。加えて、半導体デバイス向け基板・ウエハ、高発熱デバイス向けヒートシンク、光学部品、精密加工切削工具向け素材も展開する。板状の単結晶ダイヤモンドを製造できる点を特徴とし、30×30mmの世界最大級単結晶基板の製品化にも成功する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、産総研が開発した大型ダイヤモンド結晶製造技術の活用にある。当社は産総研発ベンチャーとして基本的知的財産権の独占的実施権を有し、特許等実施許諾契約に基づいて事業化する。技術面では、プラズマCVD法のうち2.45GHzマイクロ波を用いる方式を採用し、不純物混入の抑制と成長速度制御、長時間安定運転を両立する。これにより、純粋で厚い単結晶の製造を可能とする。さらに、イオン注入法を用いた親結晶からの分離技術、モザイク結晶製造法といった大型化技術を基盤に、板状の大型単結晶を量産してきた。会社は、他の製造手法や競合他社に比べ大型の単結晶を製造できる優位性を明示する。基板分野でも単結晶30×30mm、モザイク結晶38×38mmまで対応し、大型化の先頭に立つと位置付ける。

3. 市場環境

LGD市場は拡大基調にある。提示テキストでは、2023年のLGD市場を235億ドル、年率10.2%成長とする外部レポートを引用する。米国では人工ダイヤモンドが宝石市場で50%を超えるシェアになったとの報道も示す。一方で、2024年3月期後半から小型宝石を中心に価格低下が急激に進み、イスラエル、米国、インド、欧州で倒産や製造停止が発生し、種結晶需要に逆風となる。競争面では、顧客自身が成長結晶を薄切・研磨して種結晶を内製化する動きや、疑似単結晶を種結晶として供給する企業の存在が確認できる。半導体向け基板・ウエハ市場はなお創成期で、2インチ以上のウエハが未整備なため研究開発用途が中心となる。光学部品・ヒートシンクは量産化の兆しがあり、X線用窓の量産移行など新しい動きが見られる。

4. 成長戦略

成長戦略はLGD分野の川下進出と、ダイヤモンドデバイス向け大型基板開発の二本柱となる。LGD分野では、種結晶のみの販売では発展が望めないと判断し、2024年1月にSFDを設立して宝石販売へ進出する。さらに2024年7月にはインド・グジャラート州にSFD Indiaを設立し、現地で種結晶販売と宝石加工委託を担う体制を整備する。構想は、当社が原石を生産し、インド等で加工し、SFDが国内外で販売する流れ。スーラット市の事務所設置を完了し、種結晶販売準備と一部宝石の加工テストを進める。宝石販売では、海外市場からの調達も活用しつつ販売ルートを構築し、大手宝飾品企業との製品開発検討も開始する。ダイヤモンドデバイス分野では、2インチウエハ実用化を大きな展開の契機と位置付け、単結晶大型化、モザイク結晶大型化、ボロン混入エピ基板など多様な製品群で市場創成をけん引する方針を示す。

5. リスク

第1に、LGD市況変動リスクを抱える。小型宝石価格の急落、顧客の倒産や生産停止が種結晶需要を直接押し下げる。第2に、顧客の内製化と製造方式変化のリスクを抱える。原石から複数宝石を切り出すCAD-CAM技術の普及により、小型種結晶需要が減少する。第3に、技術・権利面の制約を抱える。産総研の知的財産権に基づく特許等実施許諾契約の期限は2026年10月31日と記載されており、事業基盤の一部が当該契約に依拠する。

6. ガバナンス

経営方針として、ダイヤモンドの広い応用によるイノベーション創出、地球環境維持や社会問題解決を通じた世界への貢献を掲げる。従業員の健康で充実した日々を支える施策を講じ、株主、顧客、取引先などあらゆるステークホルダーへの責任を果たす方針を示す。経営指標としては、売上高成長率、経常利益率、ROE、自己資本比率を重視する。株主還元の具体方針、取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100W8YV | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
17.8B -91.2倍 10.4倍 0.0% 1,149.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 1.1B 516M 500M
営業利益 -283M -1.4B -925M
純利益 -195M -2.4B -2.0B
EPS -12.6 -164.9 -136.0
BPS 110.5

大株主

株主名持株比率
藤森直治0.07%
竹内工業株式会社0.06%
Cornes&Company Limited (常任代理人 SMBC日興証券株式会社)0.04%
CBC株式会社0.03%
株式会社槌屋0.03%
旭ダイヤモンド工業株式会社0.03%
加茂睦和0.02%
三星ダイヤモンド工業株式会社0.02%
株式会社SBI新生銀行0.02%
北城恪太郎0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2026-02-20野村證券株式会社 1.25
2026-02-05野村證券株式会社 5.83
2026-01-22野村證券株式会社 7.18
2026-01-08野村證券株式会社 8.03
2025-12-04野村證券株式会社 9.31
2025-10-06野村證券株式会社 6.53
2025-06-20野村證券株式会社 7.69
2025-04-07野村證券株式会社 7.82
2025-03-10野村證券株式会社 9.38
2025-02-20野村證券株式会社 10.44
2025-01-27野村證券株式会社 11.07
2024-12-17野村證券株式会社 12.99
2024-10-29野村證券株式会社 14.26
2024-10-03野村證券株式会社 14.78
2024-09-10野村證券株式会社 16.5
2024-04-15旭ダイヤモンド工業株式会社 4.11
2024-04-01CORNES & COMPANY LIMITED 4.45
2023-05-10旭ダイヤモンド工業株式会社 5.18
2023-02-17CORNES & COMPANY LIMITED 9.53
2022-07-08竹内工業株式会社 7.27

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-05-27TDNet「中期経営計画2028」策定に関するお知らせ
2026-05-27TDNet第三者割当による新株式及び行使価額修正条項付第18回新株予約権の発行に関する補足説明資料
2026-05-27TDNet第三者割当による新株式及び第18回新株予約権(行使価額修正条項付)の発行に関するお知らせ
2026-02-25TDNet完全子会社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ
2026-02-20TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-02-12TDNetforecast_revision: 棚卸資産評価損、特別損失の計上及び2026年3月期通期業績予想
2026-02-12TDNetearnings: 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-12TDNet棚卸資産評価損、特別損失の計上及び2026年3月期通期業績予想の修正並びに緊急経営改革の取組みに関す
2026-02-12TDNet2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2026-02-12TDNet連結子会社に対する債権放棄に関するお知らせ
2026-02-05TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-02-04TDNet行使価額修正条項付新株予約権の大量行使及び行使完了、並びに月間行使状況に関するお知らせ
2026-02-02TDNet行使価額修正条項付新株予約権の月間行使状況に関するお知らせ
2026-01-29TDNet行使価額修正条項付新株予約権の大量行使に関するお知らせ
2026-01-22TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2026-01-08TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2025-12-04TDNetHolding change by 野村證券株式会社
2025-12-03TDNet2026年3月期第2四半期決算説明資料
2025-11-25TDNet2026年3月期第2四半期決算説明資料
2025-11-12TDNet2026年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ