Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド (7829)

バッグ、ジュエリー、アパレルの企画・製造・販売を主力とするファッションブランド企業。代表ブランド『Samantha Thavasa』を核に、派生ブランドやメンズ、小物、ゴルフまで多層展開する。百貨店、商業施設、路面店、EC、海外販売を組み合わせ、複数ブランド結合型のReborn計画店舗で収益構造改革を推進する。[本社]東京都港区 [創業]1994年 [上場]2005年

1. 事業概要

株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドは、バッグ、ジュエリー、アパレルの企画・製造・販売を主とするファッションブランドビジネスを展開する。グループは当社、連結子会社7社、非連結子会社1社で構成し、日本に加えシンガポール、香港、中国、韓国でも事業を展開する。バッグ部門は代表ブランド『Samantha Thavasa』を中核に、『Samantha Vega』『Samantha Thavasa Petit Choice』『KINGZ』『& chouette』を展開する。ジュエリー部門は『Samantha Tiara』『SAMANTHA SILVA』、アパレル部門は『WILLSELECTION』『Swingle』『REDYAZEL』『And Couture』を展開する。その他部門ではアウトレット店舗『サマンサタバサNEXT PAGE』や『Samantha GOLF』を展開する。販売チャネルは百貨店内売場での消化卸、商業施設の賃借店舗、直営路面店、オンラインショップ、海外百貨店・商業施設販売で構成する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、バッグを起点にジュエリー、アパレル、小物、メンズ、ゴルフまで広げたブランドポートフォリオと、顧客の多様な需要に対応する販売網にある。『Samantha Thavasa』は当社の代表ブランドとして位置付けられ、派生ブランドを含むシリーズ展開により、女性のライフステージや嗜好の違いに応じた提案を可能にする。『KINGZ』では“Made in Tokyo”を掲げ、機能美や素材感を訴求するなど、ブランドごとに明確な世界観を持つ点が特徴となる。販売面では百貨店、都市型商業施設、モール型商業施設、ECを主要販路とし、さらに海外でも販売を行う。加えて、従来の単独ブランド出店から、複数ブランドによる結合型店舗、複合型店舗、総合型店舗へ転換するReborn計画を進め、ワンストップ・ショッピングニーズへの対応とブランドイメージ再構築を図る。提示テキスト内では特許、国内外シェア、規制起点の参入障壁は確認できない。

3. 市場環境

当社グループが属するファッション・アパレル業界では、社会経済活動の正常化進展に伴う外出機会の増加が個人消費を後押しし、円安によるインバウンド需要の回帰も見られる。一方で、資源・エネルギーを含む仕入価格の高止まり、人手不足による人件費上昇、賃金上昇期待の高まりが収益環境に影響する。コロナ禍を経たライフスタイル変化により、消費行動や消費構成も変化し、販売チャネルの多様性への対応が求められる。店舗展開では百貨店等へのインショップが中心にあり、出店交渉の難航や計画未達は業績に影響し得る。パンデミック発生時には休業、時短、消費縮小、調達網寸断のリスクも抱える。

4. 成長戦略

成長戦略の軸は、ブランド価値向上と収益構造改革を両立するReborn計画にある。2024年2月期を「リカバリー期」と位置付け、サマンサタバサ事業本部では複数ブランド結合型店舗、複合型店舗、旗艦的な総合型店舗を市場投入し、全店舗統一環境の新店装開発を通じてブランドイメージ再構築を進める。このモデルは販売費及び一般管理費の節減にも寄与する方針となる。商品面ではブランド&デザインの一元化により世代別マーケティングを強化し、本革製品の構成比を従来の15%前後から30%超へ引き上げ、客単価向上を図る。戦略的ブランドパートナー企業との協業を加速し、実店舗とECでの販売拡大も進める。供給面では中国の製造拠点をブランド別2拠点に集約し、専用化ラインの契約と生産開始を実施しつつ、ASEAN地域での生産拠点化、子会社工場を中心とした国内生産力向上にも取り組む。物流では関東エリア5拠点に分散していた倉庫を『サマンサタバサグループロジテックセンター』へ移転統合し、IT化で保管・配送効率を改善する。さらに、2024年4月10日にはコナカとの株式交換による経営統合を決議し、本部系業務効率化、構造改革の迅速実行、新商品開発、販路拡大、グループ事業ポートフォリオ最適化を狙う。

5. リスク

主なリスクは3点ある。第1に、ブランド力維持と商品戦略に関するリスクで、主要顧客層や幅広い年齢層の嗜好、ライフスタイル変化にブランド戦略や商品企画が適合しない場合、業績に影響する。第2に、店舗展開と人材確保のリスクで、出店計画の遅延、百貨店等との交渉難航、店舗計画に見合う人材の確保・育成不足が販売力低下につながる。第3に、財務面のリスクで、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況、借入金の財務制限条項抵触、パンデミックや自然災害、個人情報漏洩が挙げられる。

6. ガバナンス

経営方針として「MISSION STATEMENT:心に紡いで」と「OUR Pride」を掲げ、デザイン・品質にこだわった商品提供を基本方針とする。経営指標として重視するのは売上高営業利益率で、事業規模拡大と利益率向上を目標に据える。組織面では各本部責任者に執行役員を配置し、業務推進の責任体制と組織・人事改革を進める。従業員向けには充実した研修制度を整備し、行動規範として「心を一つに!ひと手間かけた思いやり」を策定する。株主還元方針に関する具体的記載は提示テキスト内では確認できない。一方、財務基盤強化策として、2023年5月30日開催の定時株主総会承認を経て、親会社コナカを引受先とする18億円のA種種類株式発行、減資、有形固定資産譲渡を実施し、資本増強と資本構成最適化を進める。

出典: 有価証券報告書 (2024-02) doc_id=S100TIGC | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 22.7B 25.2B 25.4B
営業利益 -1.0B -1.7B
純利益 -1.6B -2.0B -4.2B
EPS -24.3 -30.3 -63.1
BPS -23.3 1.5 33.9

大株主

株主名持株比率
株式会社コナカ0.59%
寺田 和正0.17%
金室 貴久0.01%
山下 良久0.01%
平野 秀和0.01%
野崎 昌孝0.00%
河原塚 隆史0.00%
清水 優0.00%
有限会社梅林堂0.00%
宮崎 真穂0.00%