Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

株式会社タカラトミー (7867)

玩具を中核に、企画・製造・販売からアミューズメント、専門店、ライセンシング、アプリ、イベントまで展開する総合アソビ企業。「トミカ」「プラレール」「ベイブレード」「デュエル・マスターズ」「トランスフォーマー」などロングセラーブランド群と国内有数の知財登録件数が強み。アジア優先の海外拡大と玩具外収入拡大を進める。[本社]東京都葛飾区 [創業]1953年 [上場]1997年

1. 事業概要

タカラトミーグループは、当社、子会社35社、関連会社3社で構成し、玩具を中心とする企画・製造・販売をグローバルに展開する。報告セグメントは日本、アメリカズ、欧州、オセアニア、アジアで、日本では当社のほかトミーテック、タカラトミーアーツ、タカラトミーマーケティング、キデイランドなどが事業を担う。事業内容は玩具の企画・製造・販売に加え、アミューズメントマシン、専門店運営、不動産賃貸、ライセンシング、イベント、デジタル領域まで広がる。主力ブランドとして「トミカ」「プラレール」「ベイブレード」「デュエル・マスターズ」「トランスフォーマー」「リカちゃん」などを保有し、子ども向けに加えて大人向けシリーズ「トミカプレミアム」「プラレール リアルクラス」、ハイターゲット向けホビーレーベル「T-SPARK」も展開する。玩具外ではスマートフォン向けアプリ「DUEL MASTERS PLAY’S」、Nintendo Switch専用ソフト「人生ゲーム」、「トミカ博」「プラレール博」なども収益源とする。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、長期にわたり育成してきたロングセラーブランド群と、それを支える企画力、開発力、商品化技術、知的財産基盤にある。会社は「トミカ」「プラレール」「ベイブレード」「デュエル・マスターズ」「トランスフォーマー」などを多数保有・展開し、幅広い年齢層へのアプローチが可能と明示する。大人向けシリーズや年齢制限のないイベント、メディアミックス、アプリ展開により、単一商品の販売にとどまらずブランド寿命を延ばす構造を持つ。知的財産面では、主力ブランドについて知的財産権により積極的に保護し、国内でも有数の登録件数を維持すると記載する点が参入障壁として機能する。研究開発面では、育成してきた商品・ブランドと開発過程で蓄積した経験・ノウハウを活かし、新たなコンテンツ創出に注力する。さらに、厳格な独自の社内基準、自社検査体制、デザインレビュー、バリューエンジニアリング活動を通じて品質とコスト最適化を両立する。流通面ではキデイランドが幅広いキャラクター商品を取り揃えたトレンド発信基地として訪日外国人観光客から高い支持を得ており、ブランド接点として機能する。

3. 市場環境

提示テキストでは、日本の玩具市場について、日本IPの海外人気の高まりによるインバウンド需要や大人向け消費の拡大を背景に、少子化が進行する日本でも市場規模が拡大すると記載する。一方で、米国の通商政策による仕入価格上昇、世界経済の下振れ懸念、金融資本市場の変動など、外部環境の不確実性も大きい。業界特性として、玩具事業は特定商品や特定コンテンツの成否の影響を受けやすく、加えてクリスマス・年末商戦期の第3四半期に売上が偏る季節性を持つ。供給面では、国内販売玩具類の大半を海外から米ドル建てで輸入し、国内外販売商品の大半を海外で生産するため、為替、原材料、地政学、各国法制度、知財保護制度の未整備などの影響を受けやすい。会社は中国偏重の生産体制からベトナムなどへの生産シフトを進める。

4. 成長戦略

中長期経営戦略2030では、2030年3月期に売上高3,000億円、営業利益率10%を目指し、ROE11%以上の維持を掲げる。加えてEPS成長率継続10%以上、自己資本比率50%程度、総還元性向原則50%、PBR3倍目標を設定する。事業戦略の柱は年齢軸と地域軸の拡大にある。年齢軸では、「トミカプレミアム」「プラレール リアルクラス」による大人需要取り込み、「ベイブレード」のメディアミックスとイベント、「DUEL MASTERS PLAY’S」の拡大、2024年立ち上げの「T-SPARK」によるハイターゲット向け商品拡大を進める。地域軸では、ブランドパレットを用いて地域ごとに適したブランドへ集中投資し、短期的にはアジア拡大を優先する。2024年9月には中国上海市に「TOMICA BRAND STORE」を開設し、中国での「トミカ」浸透を推進した。タカラトミーアーツのアミューズメントマシンのアジア展開も拡大する。北米では「BEYBLADE X」に加え、「ぬいぐるみ」「フィギュア」の展開拡大を図る。加えて、次世代トイ&プレイパーク「タカラトミープラネット」によりデジタルで玩具世界観を拡張し、ブランド価値向上とファンコミュニティ構築を進める。玩具外収入ではライセンシング、アプリ、ゲームソフト、イベントを伸ばし、D2C型販売チャネルやSNS、メディア・アナリティクス・マーケティングオートメーションの活用で成長を支える。

5. リスク

第1に、ヒット商品の有無が業績に与える影響が大きい。玩具事業は特定商品や特定コンテンツの成否に左右されやすく、継続的ヒット創出が重要課題となる。第2に、安全・品質リスクが大きい。重大な品質問題、製造物責任賠償、リコールが発生した場合、ブランド価値低下と多額の費用負担につながる。第3に、海外依存に伴う為替、政情、法制度、原材料、知財保護、災害、サイバー攻撃、パンデミックなどの複合リスクを抱える。のれんを含む無形固定資産の減損リスクも記載する。

6. ガバナンス

株主価値の持続的向上と安定的な利益還元を経営の重要課題の一つと位置付け、配当と自己株式取得を通じた株主還元を実施する方針を示す。2030年3月期に向けて総還元性向原則50%を掲げる点は還元姿勢の明確化につながる。人的資本では、幅広い分野からの人財獲得をグローバルに進め、多様性と専門性を強化し、ジョブ型人事制度への改定や出産育児祝い金制度の新設など体制整備を進める。提出会社では2027年3月期までにグループ女性管理職比率30%を目標とする。知的財産を重要な経営資本と位置付け、「アソビIPを守ること」「アソビIPの侵害に備えること」「アソビIPを育てること」の3方針で活用を進める。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W42G | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
257.8B 15.1倍 2.3倍 0.0% 2,754.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 250.2B 208.3B 187.3B
営業利益 24.9B 18.8B 13.1B
純利益 16.4B 9.8B 8.3B
EPS 182.2 107.7 90.7
BPS 1,186.4 1,104.1 950.4

大株主

株主名持株比率
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)0.13%
司不動産株式会社0.07%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)0.04%
富山 幹太郎0.02%
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
管理信託(富山章江口) 受託者 株式会社SMBC信託銀行0.01%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-08-22アセットマネジメントOne株式会社 0.05%N/A
2024-05-20司不動産株式会社 8.93%(1.07%)
2024-04-01司不動産株式会社 10.00%+0.12%
2024-02-22アセットマネジメントOne株式会社 0.05%N/A
2023-12-22アセットマネジメントOne株式会社 0.07%N/A
2023-07-07アセットマネジメントOne株式会社 0.08%N/A
2023-06-28司不動産株式会社 9.88%(1.06%)
2023-06-21三井住友信託銀行株式会社 4.41%(1.04%)
2023-06-13司不動産株式会社 10.94%+0.15%
2023-01-20株式会社みずほ銀行 0.00%N/A
2022-07-25株式会社みずほ銀行 0.00%N/A
2022-04-22株式会社みずほ銀行 0.00%+0.00%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-05TDNet人事タカラトミー組織変更および執行役員の異動に関するお知らせ2,760+0.87%
2026-03-04TDNet配当・還元タカラトミー自己株式の取得状況に関するお知らせ2,722+1.40%
2026-02-10TDNetM&Aタカラトミー業績連動型株式報酬制度における株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ2,744+1.73%
2026-02-10TDNetその他タカラトミー業績連動型株式報酬制度の継続に伴う自己株式の処分に関するお知らせ2,744+1.73%
2026-01-15TDNetその他タカラトミー自己株式の処分の払込完了及び一部失権に関するお知らせ2,902-0.90%
2025-12-09TDNet人事タカラトミー組織変更および執行役員の選任に関するお知らせ2,718-1.29%
2025-08-05TDNet資本政策タカラトミー従業員持株会向けインセンティブ制度(特別奨励金スキーム)に係る第三者割当による自己株式の処分に関する3,200+2.84%
2025-08-05TDNet決算タカラトミー2026年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)3,200+2.84%
2024-08-22EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.05%
2024-05-20EDINET大量保有司不動産株式会社大量保有 8.93%
2024-04-01EDINET大量保有司不動産株式会社大量保有 10.0%
2024-02-22EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.05%
2023-12-22EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.07%
2023-07-07EDINET大量保有アセットマネジメントOne株式会社大量保有 0.08%
2023-06-28EDINET大量保有司不動産株式会社大量保有 9.88%
2023-06-21EDINET大量保有三井住友信託銀行株式会社大量保有 4.41%
2023-06-13EDINET大量保有司不動産株式会社大量保有 10.94%
2023-01-20EDINET大量保有株式会社みずほ銀行変更
2022-07-25EDINET大量保有株式会社みずほ銀行変更
2022-04-22EDINET大量保有株式会社みずほ銀行大量保有