Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

永大化工株式会社 (7877)

異型押出成形加工を中核とする合成樹脂製品メーカー。自動車用フロアマットでは国内外の大手自動車メーカー向けOEM純正品を展開し、産業資材では住宅用建材、家電、半導体関連、公共事業関連まで供給先を広げる。創業来の独自技術と企画開発設計から提案までの一貫対応、国内外生産拠点の分散が特徴。ベトナム拠点を起点とする近隣国販売拡大も推進。[本社]大阪府大阪市平野区 [創業]1949年 [上場]1995年

1. 事業概要

永大化工グループは、当社と連結子会社3社で構成し、合成樹脂各種成形品の製造販売を手掛ける。事業は「自動車用品関連」と「産業資材関連」の2セグメントで構成する。自動車用品関連は自動車用フロアマットの製造販売が中核で、当社、永大化工ベトナム会社、永大化工トレーディングベトナム会社が担う。産業資材関連は、エアコンダクト、家庭冷蔵庫用部材、事務デスク用部材、プラスチック竹パネル、住宅用内装材、風呂蓋、マガジンスティック、端子台用カバーに加え、乾燥機用スタンド、オフィスチェアー、下水道用補修部材、合成木材などを展開する。用途は住宅用建材、鋼製家具関連部材、家電製品部材、半導体関連部材、工業部品まで広がる。創業以来、異型押出成形加工を中心に事業を拡大し、企画開発設計から提案までトータルにサポートする「ものづくり企業」を志向する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、創業から蓄積した異型押出成形加工の独自技術と、その技術を時代に対応させながら新分野へ応用する研究開発力にある。経営方針の記載では「卓越した独自の技術」を根底に置くと明示し、研究開発活動でも新素材、製品、生産技術まで一貫して取り組む。自動車用品では国内外の大手自動車メーカーのOEM純正フロアマットとして採用されており、品質、開発対応、量産供給の実績が参入障壁として機能する。産業資材では汎用樹脂のみならずエンジニアリングプラスチックまで扱い、用途別に最適化した異型押出成形品を幅広い産業へ供給する点が強みとなる。1958年にはABIRON商標による工業用異型パッキング専門メーカーとして本格生産を開始しており、長期のノウハウ蓄積も示唆する。市場シェアの具体数値は提示テキスト内では確認できないが、自動車メーカー純正品採用実績は一定の信頼性と継続受注力を裏付ける。

3. 市場環境

自動車用品関連は自動車販売動向の影響を強く受ける。OEM純正フロアマットは完成車販売に連動し、国内外の自動車販売台数の減少懸念が販売実績に直結する構造を持つ。産業資材関連は住宅、家電、家具、半導体、工業部品など多分野に供給する一方、住宅や家電製品の需給、ひいては個人消費動向の影響を受けやすい。これに対し、会社は個人消費の影響を受けにくい公共事業関連への注力を課題として掲げる。原材料面では主原料が石油化学製品にあり、国際原油市況の変動が仕入価格に影響する。海外拠点と外貨建取引を有するため、為替変動も収益変動要因となる。規制や許認可に関する強い参入障壁の記載は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略は、技術応用領域の拡大、付加価値向上、海外販売拡大、生産体制分散の4点に整理できる。自動車用品部門では、OEM純正品としてより高い付加価値を提供するため製品開発力の強化を課題とし、シェア拡大と収益拡大を図る。研究開発面では、安全性および機能性を重視したフロアマット、サステナブル対応製品、その他アイテム用品の開発に取り組む。産業資材部門では、今後も成長が期待される産業分野に注力し、グループのノウハウを活かした製品開発を進める。需要変動耐性の観点からは、公共事業関連への注力により安定収益確保を目指す。生産面では、事業継続計画の観点から国内外への生産拠点分散を必須課題と位置付ける。海外ではベトナム拠点を起点として同国および近隣諸国への販売拡大を推進する。全社では中期的な全社実行計画を策定し、販売・生産・技術開発・品質・購買・財務・労務・環境・安全の9部門に重点方針を設定する。M&Aでは2019年に株式会社K&Mと株式交換契約を締結しており、産業資材関連の事業基盤拡充の一端を示す。中期計画の数値目標は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクは3点に集約できる。第1に需要連動リスクで、自動車用品は完成車販売動向、産業資材は住宅や家電を中心とする個人消費動向の影響を受ける。第2に原材料・為替リスクで、石油化学製品を主原料とするため原油価格変動が仕入価格に波及し、外貨建取引や海外拠点の円換算も収益変動要因となる。第3に販売先集中リスクで、主な販売先に対する販売比率は株式会社ホンダアクセス、スズキ株式会社、丸紅プラックス株式会社向けが高く、長期契約や資本関係がないため、取引方針変更の影響を受ける可能性を持つ。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、経営方針として「英知と活力を集結して事業の発展を目指し、法令順守のもと我々が誇れる会社を目指す。」を掲げ、ビジョンとして「合成樹脂の可能性を切り拓き、新しい未来を創出しよう」を設定する。永続的な事業継続の礎として、法令順守の旗のもとでリスクマネジメント強化とコンプライアンス徹底を図る方針を示す。2019年6月には監査等委員会設置会社へ移行しており、監督機能強化を進める。労働組合は提出会社で1972年に結成され、連結子会社でも結成されており、労使関係は円滑に推移する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W7DP | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
2.9B 14.0倍 0.4倍 0.0% 1,975.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 8.9B 9.1B 8.3B
営業利益 291M 149M -312M
純利益 185M 180M -238M
EPS 141.1 135.1 -178.5
BPS 5,498.7 5,260.6 5,053.1

大株主

株主名持株比率
和田 正行0.19%
永大化工共栄会0.10%
遠山 和子0.03%
加貫 るり子0.03%
大阪中小企業投資育成株式会社0.03%
水元 公仁0.03%
星和電機株式会社0.02%
和田 和子0.02%
日本生命保険相互会社0.02%
永大化工従業員持株会0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-09-09和田 正行 11.43%(5.48%)
2025-08-18和田 正行 11.43%(5.48%)
2024-06-11和田 正行 16.91%(1.37%)
2024-05-17和田 正行 16.91%(1.37%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-13TDNet人事永大化工取締役の異動及び執行役員人事に関するお知らせ2,076-6.07%
2025-09-09EDINET大量保有和田 正行大量保有 11.43%1,735+0.00%
2025-08-18EDINET大量保有和田 正行大量保有 11.43%1,666+1.74%
2025-08-07TDNet配当・還元永大化工自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ1,593+4.52%
2024-06-11EDINET大量保有和田 正行大量保有 16.91%
2024-05-17EDINET大量保有和田 正行大量保有 16.91%