Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

丸東産業株式会社 (7894)

丸東産業は、複合フィルム・単体フィルムの製造販売と、容器等を含む包装資材の仕入販売を主力とする包装資材メーカー。開発室を中核に易開封性、吸湿、光遮断、医薬品包装、電子レンジ用包材など高機能品の研究開発を進める。香港・中国、タイにも販売網を持ち、最新鋭設備の活用による高品質化と迅速供給を推進する。[本社]福岡県小郡市 [創業]1947年 [上場]1994年

1. 事業概要

丸東産業グループは、包装資材の専業メーカーとして、複合フィルムおよび単体フィルムの製造販売、ならびに複合フィルム、単体フィルム、容器等の仕入販売を主力事業とする。中核は当社の製造販売機能にあり、子会社では丸東印刷が複合フィルム製造の製袋工程の一部を担い、香港包装器材中心有限公司が香港および中国地区で単体フィルムや容器等を販売し、MARUTO(THAILAND)CO.,LTD.がタイ王国で包装資材の仕入販売と輸出入を行う。取引関係では、久光製薬が複合フィルム、単体フィルム、その他包装資材の購入先に位置付けられ、TOPPANホールディングスとは複合フィルムや単体フィルム等の仕入販売および複合フィルム製造工程の一部の外注加工で関係を持つ。研究開発は主に当社で実施し、開発室を中心に技術本部、生産本部、営業本部、購買本部などが参画し、多様化・高度化した顧客ニーズへの対応を進める。

2. 競争優位性

提示テキスト内で国内首位級シェアや世界シェア、特許件数などの定量的裏付けは確認できない。一方で、競争力の源泉としては、包装資材メーカーとしての一貫した生産・開発体制、高機能フィルムの製品開発力、ならびに品質・供給対応力が読み取れる。沿革では、単体フィルムの製造、印刷、製袋の一貫した生産を本格的に開始し、その後は単体・複合フィルム総合工場としての生産体制を確立した経緯を持つ。研究開発面では、易開封性フィルム「ストレスフリー掴めるくん®」「イライラフリー直進くん®」、吸湿フィルム「乾燥剤フリー吸湿くん®」、光遮断フィルム「遮光くん®」、電子レンジ用包材「楽チンさん®」、抗菌フィルム、医薬品包装用フィルム、高速液体自動充填フィルム、環境配慮材料など、用途別・機能別の開発テーマを継続する。経営方針でも、より高い品質とより迅速な対応を掲げ、最新鋭設備を活用した生産技術の推進を明示する。福岡工場の複合フィルム製造設備への投資や福岡第二工場の新設は、供給能力と品質対応力の強化を支える要素に位置付く。

3. 市場環境

当社が置かれる事業環境として、国内経済は社会・経済活動の正常化、実質賃金の堅調な増加、インバウンド消費効果を背景に緩やかな回復基調にある一方、ウクライナや中東など不安定な国際情勢を背景とした原材料・エネルギー価格の高止まり、円安に起因する物価高騰、米国の関税政策などにより先行き不透明感が続く。包装資材事業では、原材料として合成樹脂フィルムや合成樹脂ペレットを使用しており、原油価格や為替、需給バランスの変動が収益に影響しやすい構造を持つ。また、法規制面では製品が容器包装リサイクル法の規制を受け、製造工程の一部で化学物質管理促進法(PRTR法)、廃棄物管理関連規制、大気汚染防止法のVOC規制の対象となる。したがって、同社の市場環境は、需要回復の機会と原材料・規制コスト上昇リスクが併存する構図と整理できる。

4. 成長戦略

中長期戦略として、当社は「お客様第一主義」を実践しつつ、より高い品質で、より迅速に顧客ニーズへ応える方針を掲げる。その実現手段として、製品の生産能力拡大に加え、迅速かつ高品質な製品を提供できる最新鋭設備を活用した生産技術の強力な推進を打ち出す。設備投資では、当連結会計年度の主な投資先として福岡工場の複合フィルム製造設備が挙げられており、沿革上も2023年3月に福岡第二工場を新設している。研究開発面では、複合フィルムを中心に、易開封性、吸湿、環境配慮材料、医薬品包装、高速液体自動充填、光遮断、電子レンジ用、抗菌といった高機能・高付加価値領域を広くカバーする。販売面では、香港・中国地区を担う香港包装器材中心有限公司、タイで仕入販売と輸出入を行うMARUTO(THAILAND)CO.,LTD.を通じ、海外展開の足場も持つ。中期経営計画の数値目標やM&A方針は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主なリスクは第1に原材料調達リスクで、合成樹脂フィルムや合成樹脂ペレットの価格が原油高、為替変動、需給逼迫で上昇した場合、十分な量の確保や適切な仕入価格の維持が難しくなる可能性を持つ。第2に設備投資リスクで、市場環境の変化により投資回収の遅れ、償却費負担、資金調達に伴う金利負担が利益率を押し下げる可能性を持つ。第3に事業継続リスクで、生産拠点が同一地域内にあるため、大地震等の災害時には生産停止や供給混乱の影響を受けやすい。加えて、2024年9月30日にはランサムウェア被害によるシステム障害を確認しており、情報セキュリティも重要な経営課題に位置付く。

6. ガバナンス

提示テキスト内では取締役会構成や社外取締役比率などの詳細な統治体制は確認できない。一方、情報セキュリティ面では、情報セキュリティポリシーおよび情報システム運用規程を制定し、従業員教育を徹底する体制を敷く。ランサムウェア被害後は、外部のサイバーセキュリティ専門家による原因調査を実施し、助言を踏まえて安全な環境を再構築し、監視体制の強化を進める。人材面では、提出会社の従業員数328人、連結371人を擁し、労働組合との関係は良好に推移する。女性管理職比率や男女賃金差異の開示も行う。株主還元方針については提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-02) doc_id=S100VTBD | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 18.0B 17.9B 18.1B
営業利益 336M 419M 480M
純利益 296M 367M 417M
EPS 186.6 231.2 262.6
BPS 5,907.8 5,696.2 5,381.8

大株主

株主名持株比率
久光製薬株式会社0.40%
TOPPANホールディングス株式会社0.19%
日本ポリエチレン株式会社0.05%
丸東産業従業員持株会0.03%
株式会社佐賀銀行0.02%
株式会社西日本シティ銀行0.02%
株式会社福岡銀行0.02%
株式会社みずほ銀行0.01%
原 口 雅 行0.01%
原 口 耕 一0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-10-06TOPPANホールディングス株式会社 18.86%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-03-23TDNet業績修正丸東産2026年2月期業績予想の修正に関するお知らせ
2026-02-24TDNet人事丸東産執行役員の人事に関するお知らせ
2026-01-27TDNetM&A丸東産久光製薬株式会社 株式公開買付けへの応募及び特別利益の計上(見込)に関するお知らせ
2023-10-06EDINET大量保有TOPPANホールディングス株式会社大量保有 18.86%