株式会社ソノコムは、主に電子業界向けのスクリーン印刷用スクリーンマスク、フォトマスク、メタルマスクの製造販売を手掛ける。用途は電子部品の生産、プリント回路板の表面実装、液晶デバイスの生産用などに及ぶ。加えて、印刷機、スキージ等のスクリーン印刷用資材の仕入販売も行う。事業運営は営業、技術、製造に区分し、営業は販売体制強化と顧客の声の吸い上げ、技術は本社技術部と松戸工場・玉川工場の製造技術課を中心とする研究開発、製造は品目別に2工場へ集約した効率運営を担う。製品は受注生産が中心で、顧客仕様に基づき1版ごとに製造する体制を採る。研究開発は小型化・軽量化・微細化・多機能化する半導体パッケージ、電子部品関連、高密度化するSMT関連分野を中心に展開する。
同社の競争優位性は、高品質と短納期を掲げる一貫した事業方針と、営業・技術・製造が一体となる現場密着型の運営体制にある。顧客の要望を営業が直接技術・製造へ伝え、工場の技術部門が研究開発と量産現場の改善を同時に進めることで、「顧客の要望に即した技術開発」「新技術の迅速且つ円滑な生産現場への導入」「製品の品質向上」を実現する構造を持つ。沿革上も、リジダイズドワイヤーメッシュマスク、新製法によるファインパターン用メタルマスク、独自開発の印刷機SC150など、独自技術・独自製品の開発実績を積み重ねる。直近でも高強度低伸度めっき被膜、「リブメッシュコンビ版」、「リブ入メタルマスクUB-5V」、電子部品用途向け高耐久性・高解像性乳剤を開発し、一部は量産やサンプル出荷を開始する。高精度製品の安定供給を重視し、設備増強や検査装置導入も進める点は、品質要求の高い電子部品分野での参入障壁として機能する。市場シェアの具体的数値は提示テキスト内では確認できない。
主要顧客は電子部品・デバイス業界に属し、需要環境は用途別に強弱が分かれる。サーバーやデータセンター向け部品、スマートフォンなど情報通信関連向け部品の需要は堅調に推移する一方、EV等の自動車関連向け各種電子部品の需要は低調に推移する。外部環境として、世界各国の貿易・金融政策、地政学的リスク、エネルギー価格や原材料価格の高騰、同業他社との受注競争が先行き不透明要因となる。加えて、電子部品業界は技術革新のスピードが速く、顧客企業が同社製品を使う工程を他工法へ変更する可能性もリスクとして認識する。したがって、同社が置かれる市場は成長分野を含みつつも、技術代替と価格競争の圧力が併存する構造となる。
同社は「ユーザーのニーズに高品質と短納期で応える技術のソノコム」を維持しつつ、さらなる技術革新と高品質製品の安定供給を目指す。販売面では、外勤営業を工場に集約し、営業同士の情報連携を密にするとともに、工場の技術・製造と一体で顧客ニーズを把握し、迅速対応による拡販を図る。生産面では、生産設備の有効利用と高精度製品の安定供給を推進する。技術面では、技術サポートに加え、他社と差別化できる製品の開発に向けて新技術へ積極的に挑戦する。研究開発では、各種電子部品関連、車載用センサー関連、半導体製造装置関連を中心に、高強度低伸度めっき被膜や高耐久性・高解像性乳剤などの開発を進める。設備投資はスクリーンマスクの製造設備や検査装置等に実施し、過去には玉川工場の設備増強で高精度メタルマスクの生産能力を強化する。経営目標として、売上高25億円超と営業利益を安定的に計上できる体制の確立、営業利益4億円を掲げる。
主要リスクは3点挙げられる。第1に、日本国内の経済状況や主要顧客である電子部品業界の業況・生産動向に伴う需要変動リスクがある。第2に、電子部品分野の技術革新が速く、顧客企業が高精度製品の製造工程で他工法を採用した場合、同社製品の需要が減少する可能性がある。第3に、製品が受注生産で顧客仕様に基づく1版ごとの製造となるため、瑕疵発生時には顧客の信頼低下を通じて業績へ影響する可能性がある。このほか、自然災害による工場操業停止、株式市場の変動、外貨運用に伴う為替変動もリスクとして示す。
提示テキスト内では、取締役会構成や社外取締役比率などの詳細なガバナンス体制は確認できない。一方、経営方針として株主・顧客・社員を企業経営を支える重要な基盤と位置付け、「信頼性」「収益性」の向上を図る方針を示す。品質面では1999年に全事業所でISO9002認証を取得し、2007年にはISO14001認証を取得するなど、品質管理と環境管理の体制整備を進める。労働組合は結成していないが、労使関係は円満に推移する。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 5.7B | 19.4倍 | 0.5倍 | 0.0% | 1,138.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 2.4B | 2.1B | 2.2B |
| 営業利益 | 202M | 137M | 228M |
| 純利益 | 211M | 241M | 168M |
| EPS | 58.5 | 67.2 | 46.1 |
| BPS | 2,466.7 | 2,449.0 | 2,365.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 岨野 俊雄 | 0.20% |
| 有限会社ケイエスシー | 0.15% |
| 岨野 公一 | 0.12% |
| INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 0.07% |
| ソノコム社員持株会 | 0.03% |
| 水元 公仁 | 0.03% |
| 日本生命保険相互会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.02% |
| 段 貴久子 | 0.02% |
| 三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 0.01% |
| 岨野 弘子 | 0.01% |
| 日付 | 提出者 | 保有割合 | 変動 |
|---|---|---|---|
| 2025-10-31 | 岨野公一 | 13.03% | +2.79% |
| 2025-10-31 | 岨野 俊雄 | 26.59% | +10.41% |
| 2025-10-31 | 岨野 俊雄 | 21.54% | (5.05%) |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-02-09 | TDNet | 決算 | ソノコム | 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) | 1,200 | -4.42% |
| 2026-02-09 | TDNet | 業績修正 | ソノコム | 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ | 1,200 | -4.42% |
| 2025-10-31 | EDINET | 大量保有 | 岨野公一 | 大量保有 13.03% | 888 | -0.23% |
| 2025-10-31 | EDINET | 大量保有 | 岨野 俊雄 | 大量保有 26.59% | 888 | -0.23% |
| 2025-10-31 | EDINET | 大量保有 | 岨野 俊雄 | 大量保有 21.54% | 888 | -0.23% |
| 2025-07-25 | TDNet | 人事 | ソノコム | 当社の取締役及び従業員に対する譲渡制限付株式報酬としての自己株式処分の払込完了に関するお知らせ | 892 | +0.90% |
| 2025-06-18 | TDNet | その他 | ソノコム | 主要株主、主要株主である筆頭株主及び支配株主の異動に関するお知らせ | 830 | -0.96% |