Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

光村印刷株式会社 (7916)

光村印刷は印刷を中核に、出版・宣伝・業務用印刷、新聞、包装・パッケージ、ショッピングバッグ、映像制作まで手掛ける。加えてスクリーン印刷製品、エッチング精密製品、半導体加工テープなどの産業資材へ展開。不動産賃貸と太陽光発電も併営。読売新聞向け新聞印刷の実績、狭山工場への集約、オフセット印刷技術の応用が特徴。[本社]東京都品川区 [創業]1901年 [上場]1960年

1. 事業概要

光村印刷グループは、当社と子会社7社で構成し、印刷事業、産業資材・電子部品製造事業、不動産賃貸等事業を展開する。印刷事業の主要製品は、出版印刷物、宣伝用印刷物、業務用印刷物、伝票類、証券類、連続伝票、包装・パッケージ、新聞、ショッピングバッグ類、映像制作物等に及ぶ。製造販売は当社に加え、光村プロセス、メディア光村、新村印刷、光村高速オフセットが担い、光村商事倉庫が製造と保管・梱包輸送、大洲と城南光村が販売を担う。産業資材・電子部品製造事業では、スクリーン印刷製品、エッチング精密製品を当社が製造販売する。さらに那須工場で半導体加工テープなどの産業資材製造事業を開始する。不動産賃貸等事業では、東京都でオフィスビルや倉庫跡地の賃貸を行い、那須工場敷地の一部を活用した太陽光発電事業も運営する。

2. 競争優位性

当社の競争基盤として、長年にわたり蓄積したオフセット印刷技術の存在が確認できる。この技術を印刷分野にとどめず、産業資材分野へ応用し新技術の確立を目指す点が特徴となる。研究開発では、厚紙封筒製品製造技術、真贋判定機能に優れたスマホアプリの新規技術開発、フォトリソ技術を活用した金属エッチング製品の用途開発、シリンダータイプのスクリーン印刷機を活用した半導体製造時に使用する加工テープや医療用資材の生産技術確立を進める。加えて、読売新聞日曜版のカラー印刷を1969年に開始し、1983年から読売新聞日刊紙の印刷を開始した沿革は、新聞印刷における長期の運営実績と取引継続力を示す。事業等のリスクには、読売新聞東京本社とヤマト運輸向け売上が連結売上高の約4割を構成し、これら得意先との強固な信頼関係が強みと明記する。生産面では狭山工場への集約・統合を進め、グループ全体の機械稼働率向上と内製化を図る体制を構築する。設備投資も印刷と産業資材・電子部品製造の両事業に実施しており、一定の設備基盤を有する。

3. 市場環境

提示テキストでは、国内景気が緩やかな回復を示す一方、印刷業界はデジタル化の加速による紙媒体需要の減少、燃料費や原材料価格の高騰が継続し、厳しい環境に置かれると記載する。印刷事業ではペーパーレス化の進展が需要変化要因となり、価格競争の激化による受注単価下落リスクも抱える。産業資材・電子部品製造事業でも、市場の急激な変化による需要変動、単価下落、得意先の生産調整がリスクとなる。規制面では、個人情報管理に関してプライバシーマークの付与を受けるほか、女性活躍推進法や育児介護休業法に基づく指標開示を行う。業界シェアや国内順位、特許保有件数などの定量的優位は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

経営方針として「ともにつくり、ともに伝える。」を掲げ、印刷・情報技術を軸に、事業の再構築と収益力の向上に取り組む。印刷セグメントでは、製品価格の適正化を進めつつ、「日々レコ」「高品質出力サービスMITSU-ART」「インストアプロモーション」など新製品・新サービスのラインナップ拡充を進める。生産面では狭山工場への集約・統合効果を追求し、機械稼働率向上、内製化継続、新たに生産を開始した専用封筒や小・中ロット対応加工設備の効率運用で収益改善を図る。新聞生産では、2026年1月の本稼働に向けて新聞新工場の建設を進め、読売新聞東京本社と事業運営体制を協議する。産業資材・電子部品製造では、エッチング精密製品で業務提携先の強みを活かした提案活動により新製品・新規受注を取り込む。産業資材製造では、半導体加工テープの安定供給を継続し、設備・環境の特長を活かして半導体用途以外の市場も開拓し、製品ラインナップ拡充と事業基盤強化を進める。不動産賃貸等では、北品川棟の早期活用を含む現有資産の積極活用と太陽光発電の安定運営に取り組む。M&Aでは、過去に大洲、新村印刷、光村高速オフセットの子会社化実績があるが、今後の具体方針は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクとして、第一に原材料価格の変動がある。原油価格高騰や円安進行により購入価格が上昇しても、顧客への全面転嫁は困難と記載する。第二に市場変化と受注単価下落がある。印刷需要の減少や競争激化は収益圧迫要因となる。第三に特定取引先依存がある。読売新聞東京本社とヤマト運輸向け売上が約4割を占め、取引方針や業績変動の影響を受ける可能性がある。加えて、個人情報漏洩、品質不備、サイバー攻撃、災害発生も重要リスクとして列挙する。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンス部及び顧問弁護士により、契約内容の確認や業務上の不正行為防止活動を行う。情報システム面では、情報セキュリティ体制の強化、社員教育、PCの不審な挙動を監視するシステム導入により安全性確保を進める。個人情報管理では厳重な対策を講じ、プライバシーマークの付与を受ける。人的資本面では、グループ会社との連携を含めた人材交流や教育を推進し、グループ全体の人員活用による営業強化と生産効率向上を図る。労働組合との労使関係は概ね良好と記載する。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W6S9 | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
5.7B 79.4倍 0.3倍 0.0% 1,829.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 14.8B 14.7B 14.8B
営業利益 -159M -63M -87M
純利益 71M 57M 488M
EPS 23.0 18.5 159.2
BPS 5,736.8 6,195.2 5,666.0

大株主

株主名持株比率
三菱製紙株式会社0.17%
DIC株式会社0.15%
株式会社読売新聞グループ本社0.07%
江口 弘尚0.04%
株式会社三菱UFJ銀行0.04%
株式会社SCREENホールディングス0.03%
株式会社桜井グラフィックシステムズ0.02%
三菱HCキャピタル株式会社0.02%
上田八木短期投資株式会社0.01%
阿部 茂雄0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2024-03-18株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ 4.12%(1.09%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-26TDNetその他光村印投資有価証券売却に伴う特別利益の計上見込みに関するお知らせ1,848+1.84%
2026-02-12TDNet決算光村印2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)1,915-2.09%
2026-02-12TDNet特損・減損光村印特別損失の計上に関するするお知らせ1,915-2.09%
2025-12-25TDNetその他光村印新聞印刷生産機能の連結子会社への移管に関するお知らせ1,870+2.67%
2025-11-13TDNet決算光村印(訂正・数値データ訂正)「2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部1,634+2.20%
2025-06-18TDNetその他光村印子会社の商号変更に関するお知らせ1,317+0.00%
2024-03-18EDINET大量保有株式会社三菱UFJフィナンシャル・グルー大量保有 4.12%