Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

ムトー精工株式会社 (7927)

ムトー精工は、プラスチック成形用金型から精密部品、組立、二次加工までを担う一貫生産体制を中核とし、デジタル家電、自動車関連機器、電子ペン向けに展開する。日本・ベトナム・中国・タイの4カ国生産網、金型内製化、設計・技術支援機能が強み。プリント基板の設計・検査・販売も手掛け、医療関連製品やユニット化で付加価値拡大を狙う。[本社]岐阜県各務原市 [創業]1956年 [上場]1993年

1. 事業概要

ムトー精工グループは、当社と連結子会社6社で構成し、プラスチック成形用金型およびプラスチック精密部品の製造・販売、各種設計業務、技術支援サービス、プリント配線基板の設計・検査・販売を手掛ける。主力のプラスチック成形事業では、デジタルカメラ、ビデオカメラなどのデジタル家電、カーナビゲーション、エアコン、オーディオを含むセンターパネルユニット、ETCなどの自動車関連機器、電子ペンを製造・販売する。加えて、これらに伴う金型の製造・販売も行う。プリント基板事業は連結子会社の大英エレクトロニクスが担い、プリント配線基板の設計・検査・販売を展開する。グループの経営方針は「お客様第一」を基本とし、より精密で高機能のプラスチック部品の供給を通じて社会に貢献することに置く。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、金型設計・製造から、組立ライン設計、治具工具製作、試作、検査、成形、組立、二次加工までを包含する一貫生産体制にある。この体制により、設計期間の短縮や最適なコスト技術の提案を進め、受注拡大を図る。1985年に東立精工を吸収合併して金型製造を内製化しており、金型と成形の両輪で技術力とノウハウを蓄積してきた点が参入障壁として機能する。研究開発活動も、金型の設計・加工、プラスチックの成形・組立・加飾の技術開発に集中し、案件ごとの個別プロジェクトで各部署が連携する体制を採る。特許出願件数は当連結会計年度で2件と記載する。供給面では、日本・ベトナム・中国・タイの4カ国に生産拠点を持ち、ワールドワイドに最適な製品供給体制の確立を進める。海外生産拠点の技術力向上と海外企業間の直接取引拡大も掲げており、顧客の品質、価格、納期要求に対応しやすい体制を持つ。

3. 市場環境

同社が属する市場は、デジタル家電、自動車関連機器、ゲーム機器、情報通信、精密機器など幅広い需要先にまたがる。提示テキスト内では市場シェアや競合企業名の具体的記載は確認できない。一方で、顧客要求は品質、価格、納期、環境対応の各面で高度化していると記載する。プラスチック業界については、今後一層の環境配慮が求められる時代になるとの認識を示し、生産性向上や高度製品製造に加え、環境配慮を目的とした技術研究開発を進める方針を掲げる。事業運営面では、海外拠点所在国の税優遇政策変更リスク、原材料やエネルギー価格の高騰、自然災害やウイルス感染拡大、戦争等によるサプライチェーン停滞が外部環境上の重要要素となる。

4. 成長戦略

成長戦略は、金型およびプラスチック部品を中心としたメカニカルパーツ分野で構築した技術力とノウハウを最大限活用し、従来のデジタル家電・自動車関連機器に加え、ゲーム機器、情報通信、精密機器などへ受注領域を広げることに置く。国内では、プラスチック成形にとどまらず、塗装・印刷や電子部品、プレス部品の組込みを進め、製品のユニット化による付加価値増大を狙う。設備投資面では、生産設備の増強、生産合理化、作業効率化を継続し、新工場や倉庫の建設も実施する。当連結会計年度は、自動車関連部品、プリンター関連部品、医療関連製品の量産受注に伴う生産能力拡充、金型生産能力増強を目的に、海外拠点で太陽光発電導入、射出成形機、塗装ロボット、マシニングセンター、測定機、周辺機器などへ投資し、当社では新工場建設関連投資を実施した。沿革上も2025年1月に岐阜県各務原市でテックフォルテ工場を開設しており、生産能力拡大を進める。M&Aでは過去に大英エレクトロニクスの買収実績があるが、提示テキスト内では今後のM&A方針や中期経営計画の数値目標は確認できない。

5. リスク

主なリスクは3点挙げられる。第1に海外生産依存にあり、製品売上高の58.1%を海外生産拠点が担うため、各国の税優遇措置変更や現地政策変更の影響を受ける可能性がある。第2に需給・顧客関連リスクにあり、受注から出荷までのサイクル短縮に伴う見込生産が長期滞留在庫を生む可能性、金型案件の立上がり遅延、主要販売先上位3社への売上集中が挙げられる。第3に外部環境リスクにあり、為替変動、自然災害、ウイルス感染、戦争、原材料・エネルギー価格高騰、人材確保難、固定資産の減損が業績と財政状態に影響し得る。

6. ガバナンス

提示テキスト内で取締役会構成や社外取締役比率などの詳細なガバナンス体制は確認できない。一方、経営の基本方針として「お客様第一」を掲げ、企業価値の増大を図る方針を明示する。事業継続面では、自然災害やウイルス感染等に早急に対応できるよう、BCPを常に見直し、災害等に強い生産体制の構築を進める。人的側面では、労働組合は結成していないが、労使関係は円満と記載する。提出会社の管理職に占める女性労働者比率は0.0%、男性労働者の育児休業取得率は75.0%と開示する。株主還元方針については、提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W2GU | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
16.6B 10.0倍 0.8倍 0.0% 2,143.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 27.6B 26.3B 26.2B
営業利益 2.0B 1.8B 1.7B
純利益 1.5B 1.8B 1.3B
EPS 214.1 249.9 181.6
BPS 2,614.3 2,531.3 2,163.4

大株主

株主名持株比率
田中 肇0.07%
株式会社大垣共立銀行0.05%
株式会社十六銀行0.04%
名古屋中小企業投資育成株式会社0.04%
株式会社三菱UFJ銀行0.03%
国立大学法人東海国立大学機構0.03%
ムトー精工従業員持株会0.03%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.02%
STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.02%
公益財団法人ソニー教育財団0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-22FMR LLC 3.75%(1.44%)
2024-04-22FMR LLC 5.19%+5.19%
2022-10-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 4.21%(1.52%)
2022-09-26FMR LLC 3.18%(1.83%)
2021-04-07三井住友DSアセットマネジメント株式会社 5.73%+5.73%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-07-22TDNet配当・還元ムトー精工自己株式の取得結果及び取得終了に関するお知らせ1,562+2.56%
2025-07-04TDNet配当・還元ムトー精工自己株式の取得状況に関するお知らせ1,514-0.92%
2025-06-24TDNetその他ムトー精工譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ1,474+0.41%
2025-04-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 3.75%1,391-0.36%
2024-04-22EDINET大量保有FMR LLC大量保有 5.19%
2022-10-07EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 4.21%
2022-09-26EDINET大量保有FMR LLC大量保有 3.18%
2021-04-07EDINET大量保有三井住友DSアセットマネジメント株式会社大量保有 5.73%