Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

小松ウオール工業株式会社 (7949)

可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切の製造・販売・施工を主力とする間仕切専門メーカー。受注から設計、製造、販売、施工、サービスまでを担う自社一貫システムを強みとし、建物の高層化や工期短縮ニーズに対応。中計では首都圏深耕、新拠点展開、新製品創出、生産自動化や物流再構築を推進し、M&Aを含む成長戦略も検討する。[本社]石川県小松市 [創業]1968年 [上場]1989年

1. 事業概要

小松ウオール工業は、可動間仕切、固定間仕切、トイレブース、移動間仕切、ロー間仕切等の製造、販売及び施工を主力とする間仕切専門メーカー。沿革上も、1971年にマイティウォール、1980年に大型移動壁ランニングウォール、1985年にモールシステム、2001年にGWALL、2002年にKW―TW、2003年にカームドアKKを開発・販売開始しており、間仕切関連製品を継続的に拡充してきた。経営の基本方針として、受注から設計、製造、販売、施工、サービスまでを一貫して担う「自社一貫システム」を掲げ、建設業界の高層化、工期短縮要請に対応する。研究開発では、ミーティングブース「Agora」、トイレブース「haremo」、ダブルガラスパーティション「STEERA」、学校向け多連引戸「hirako」、中心一点吊りダブルガラススライディングウォール「PIVO」、ワンタッチ式スライディングウォール「セルフィナ」を投入する。

2. 競争優位性

競争優位の中核は、間仕切分野に特化した専門性と、自社一貫システムにある。受注、設計、製造、販売、施工、サービスを自社で連動させる体制は、品質管理、納期対応、顧客要望の反映において優位性となる。加えて、長年にわたり可動間仕切や移動間仕切、固定間仕切の新製品を継続投入してきた開発蓄積も参入障壁として機能する。研究開発の記載からは、遮音性、意匠性、開放感、環境配慮、解体・移設可能性、操作性向上など、空間価値を高める製品設計力を確認できる。例えばSTEERAは遮音性と意匠性を兼ね備え、仕上げ材を含め全ての部材が解体・移設可能とする。Agoraはダブルガラスパーティションをベースに遮音性と開放感を両立する。hirakoは学校向け大開口需要に対応し、PIVOとセルフィナは可変性と操作性を訴求する。ショールーム新設やウェブサイト・カタログ刷新を中計に盛り込んでおり、ブランド訴求の強化も進める。市場シェアや特許件数の明示は提示テキスト内では確認できない。

3. 市場環境

市場環境として、首都圏を中心とした都市再開発事業の進行、新しい働き方に対応したオフィス環境への投資の堅調推移を会社は見込む。一方で、中長期的には少子高齢化と生産年齢人口減少に伴う労働力不足、原材料やエネルギー価格の高騰、急速なデジタル化の進展が事業環境の変化要因となる。需要面では、売上高の約23%が官公庁向け、約77%が民間向けにあり、民間設備投資動向と公共投資動向の双方の影響を受ける構造を持つ。供給面では、施工人材の確保、物流の2024年問題対応、原材料価格上昇への対処が重要課題となる。規制や許認可に関する強い参入障壁の記載は限定的だが、品質面ではISO9001、環境面ではISO14001の認証取得実績を有する。

4. 成長戦略

2024年3月期から2028年3月期までの5カ年中期経営計画「NEXT VISION 2028」を推進する。テーマは「Value Up from Creativity」。基本方針は、既存間仕切事業の成長、新規製品の創出、生産・物流オペレーションの高度化の3本柱で構成する。既存事業では、市場規模の大きい首都圏を中心に顧客領域を拡大・深耕し、空白エリアへの新規営業拠点を増設する。主力製品である移動間仕切製品のブラッシュアップ、ショールーム新規オープン、ウェブサイト及びカタログ刷新も進める。新規製品では、製品企画人材の採用・育成、製品企画部門の体制強化、業務プロセス改革、パートナー企業との連携強化、顧客ニーズや市場調査結果を企画に反映する仕組み構築を掲げる。生産・物流では、自動化に向けた設備導入、工程レイアウト見直し、協力会社との連携強化、グリーントランスフォーメーション推進、物流倉庫やルート見直しを実施する。定量目標は2028年3月期に売上高年平均成長率4%~6%、売上高営業利益率8%~10%、ROE8%以上を設定する。投資計画は中計期間累計150億円以上。さらに2025年4月公表の対応方針では、資本収益性に基づく投資判断の徹底、戦略検討チーム設立、M&Aを含む成長戦略の立案と実行、株主還元強化を通じた資本収益性向上を図る。

5. リスク

主要リスクは、第一に国内景気や設備投資動向の変動。民間設備投資の減少や公共投資の削減は需要に影響する。第二に原材料等の価格上昇。仕入先分散や重要資材の政策的在庫で対策するが、販売価格へ転嫁できない場合は収益に影響する。第三に施工能力不足。都市再開発需要に対し人材採用・育成を進めるが、想定以上の現場数に対して人員確保が追いつかない場合は業績に影響する。このほか、自然災害、製品・サービスの欠陥・瑕疵、内部統制、情報セキュリティ、気候変動もリスクとして挙げる。

6. ガバナンス

ガバナンス面では、コンプライアンス体制の確立、浸透、定着及びリスク管理体制整備のため、コンプライアンス・リスク管理委員会を設置する。大規模災害に備えてBCPを策定し、人命と安全確保を最優先としつつ顧客サービス維持を図る。サステナビリティでは、環境問題及び気候変動問題への対応、快適で働きやすく多様な人材が活躍できる職場環境整備、ガバナンスとリスク管理体制の更なる強化を重要課題に位置付ける。株主還元方針は、財務体質の健全性を維持した上で純資産配当率6%を目安とする配当を実施し、持続的成長の実現等により配当水準の安定的向上を目指す。

出典: 有価証券報告書 (2025-03) doc_id=S100W21J | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
53.5B 18.6倍 1.3倍 0.0% 2,712.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 44.6B 43.6B 37.8B
営業利益 3.6B 3.6B 2.3B
純利益 2.6B 2.8B 1.6B
EPS 145.6 149.0 87.6
BPS 2,153.8 2,041.6 1,950.2

大株主

株主名持株比率
KANO株式会社0.19%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.12%
株式会社日本カストディ銀行0.05%
小松ウオール工業従業員持株会0.04%
有限会社マルヨ0.02%
原田株式会社0.02%
加納 裕0.02%
明治安田生命保険相互会社0.02%
DFA INTL SMALL CAPVALUE PORTFOLIO(常任代理人  シティバンクエヌ・エイ東京支店)0.02%
INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-10-19KANO株式会社 15.88%--
2022-10-19KANO株式会社 15.88%--
2022-08-10KANO株式会社 15.88%--
2022-08-10KANO株式会社 15.88%--
2022-08-01株式会社加納アネシス 0.00%(15.88%)
2022-08-01株式会社加納アネシス 0.00%(15.88%)
2022-08-01KANO株式会社 15.88%+10.88%
2022-08-01KANO株式会社 15.88%+10.88%
2022-07-29KANO株式会社 15.88%+10.88%
2022-07-29株式会社加納アネシス 0.00%(15.88%)
2022-07-28KANO株式会社 15.88%+10.88%
2022-07-28株式会社加納アネシス 0.00%(15.88%)

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-01-29TDNet決算小松ウオール2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)2,801+1.21%
2026-01-29TDNetその他小松ウオール2026年3月期第3四半期 決算補足資料2,801+1.21%
2026-01-29TDNet人事小松ウオール組織変更及び役員の異動に関するお知らせ2,801+1.21%
2025-10-30TDNet決算小松ウオール2026年3月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)2,526-1.46%
2025-10-30TDNetその他小松ウオール2026年3月期第2四半期 決算補足資料2,526-1.46%
2025-07-24TDNet決算小松ウオール2026年3月期第1四半期 決算短信〔日本基準〕(非連結)2,458+2.85%
2025-07-24TDNetその他小松ウオール2026年3月期第1四半期 決算補足資料2,458+2.85%
2022-10-19EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-10-19EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-08-10EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-08-10EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-08-01EDINET大量保有株式会社加納アネシス訂正
2022-08-01EDINET大量保有株式会社加納アネシス訂正
2022-08-01EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-08-01EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-07-29EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-07-29EDINET大量保有株式会社加納アネシス変更
2022-07-28EDINET大量保有KANO株式会社大量保有 15.88%
2022-07-28EDINET大量保有株式会社加納アネシス変更