Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

興研株式会社 (7963)

興研は、労働安全衛生保護具等のマスク関連事業と、オープンクリーンシステム等の環境関連事業を展開する「技術立社」。創業以来「他社に追随しない」「徹底的に研究する」理念に基づき、オリジナリティの高い技術で「オンリーワン」「ナンバーワン」製品を追求。多数の知的財産権を保有し、産業用マスクのトップメーカーとして高い市場シェアを誇る。ISOクラス1を実現するオープンクリーンシステム「KOACH」は技術的優位性を持つ。 [本社] [創業]1943年 [上場]1986年

1. 事業概要と競争優位性

興研は、労働安全衛生保護具等のマスク関連事業と、オープンクリーンシステム等の環境関連事業を展開する「技術立社」である。事業領域を「クリーン、ヘルス、セーフティ」に特化し、オリジナリティの高い技術で社会貢献を目指す。経営理念は「人を育てる」「技術を育てる」「新市場を育てる」であり、「世の中にない」「真に役立つ」製品の研究開発を出発点とし、規模の拡大よりも「オンリーワン」「ナンバーワン」の技術・製品を追求。顧客の潜在ニーズを見いだし、市場を創造するビジネスモデルを志向する。

競争優位性は、創業以来の「他社に追随しない」「徹底的に研究する」という研究開発理念と、それに基づく多数の知的財産権保有にある。産業用マスクのトップメーカーとして高い市場シェアを誇り、電動ファン付き呼吸用保護具「ブレスリンク」や使い捨て式防じんマスク「ハイラック」が主力製品だ。環境関連事業のオープンクリーンシステム「KOACH」は、規格上の最高レベル清浄度「ISOクラス1」を確実に実現できる技術的優位性を持つ。事業は「労働安全衛生法」等の法規制に関連し、規制対応力も参入障壁となっている。研究開発はマトリクス型体制で推進され、先進技術センターが社外連携・共同研究の拠点である。

2. 沿革ハイライト

1943年5月に興進会研究所として創業し、1963年12月に興研株式会社を設立、1986年12月に上場した。1999年1月にはISO 9001全社認証を取得。2012年11月には海外子会社SIAM KOKEN LTD.をタイに設立し生産拠点を拡充した。2018年9月には先進技術センターを新設し研究開発能力を向上させ、2022年4月には東京証券取引所スタンダード市場へ移行した。

3. 収益・成長

成長ドライバーは多岐にわたる。クリーン事業では、半導体分野で増加する「ISOクラス1」の清浄度要求に対し、オープンクリーンシステム「KOACH」の普及を推進し、環境関連事業を第2の柱に育成する方針だ。ヘルス事業では、感染対策用N95マスク「ハイラック350型」の市場シェア拡大と高機能感染対策用製品の拡販に注力する。セーフティ事業では、災害等に対する備えの重要性から、個人防護具の備蓄・訓練啓発を通じて安全対策市場の拡大を目指す。

厚生労働省が進める法令・規則改正は、産業用マスクの安全性・使いやすさへの要求を高め、市場拡大の追い風となる。これに対応し、防毒用電動ファン付き呼吸用保護具(G-PAPR)の型式検定対象追加に伴う新製品開発・発売を進める。市場占有率を着実に高めながら、生産性向上により営業利益の拡大及び営業利益率の向上を図る戦略である。

4. 財務健全性

2024年12月期末の総資産は20,866百万円、純資産は13,035百万円。有利子負債は5,165百万円で、前連結会計年度から減少している(2期前は0百万円)。原材料価格高騰、地政学リスク、円安によるコスト上昇リスクに対し、生産効率改善や業務合理化によるコスト対策を継続的に実施する。

5. 株主還元

年間配当金は、2024年12月期および2023年12月期ともに35円(2022年12月期は45円)を予定している。

6. 注目ポイント

興研は、「技術立社」としての独自技術と多数の知的財産権を基盤とした競争優位性を確立している。産業用マスク市場のトップメーカーとしての地位を維持しつつ、オープンクリーンシステム「KOACH」を中心とする環境関連事業を第2の柱として育成する成長戦略に注目が集まる。

出典: 有価証券報告書 doc_id=S100VGWK | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
9.5B 11.0倍 0.7倍 1.9% 1,859.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 2.8B 12.2B 11.9B
営業利益 249M 1.2B 1.3B
純利益 143M 830M 885M
EPS 29.4 168.8 179.8
BPS 2,821.8 2,805.8

大株主

株主名持株比率
公益財団法人酒井CHS振興財団0.12%
酒井 眞一0.12%
酒井 宏之0.11%
株式会社りそな銀行0.05%
酒井 香織0.05%
酒井 理絵0.05%
株式会社みずほ銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)0.05%
久保井 美帆0.04%
山中 春名0.04%
JPモルガン証券株式会社0.02%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2025-04-22株式会社みずほ銀行 0.04
2022-05-13酒井 眞一 36.56
2021-12-07株式会社みずほ銀行 0.04
2021-03-29興研株式会社

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2026-02-10TDNetbuyback: 自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付
2026-02-10TDNet自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けに関するお知らせ
2025-10-30TDNet取締役及び執行役員の異動に関するお知らせ
2025-05-08TDNetforecast_revision: 第2四半期(中間期)業績予想の修正に関するお知らせ
2025-05-08TDNetearnings: 2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-05-08TDNet2025年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2025-05-08TDNet第2四半期(中間期)業績予想の修正に関するお知らせ
2025-04-22TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2022-05-13TDNetHolding change by 酒井 眞一
2021-12-07TDNetHolding change by 株式会社みずほ銀行
2021-03-29EDINETHolding change by 興研株式会社