Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

日本アイ・エス・ケイ株式会社 (7986)

日本アイ・エス・ケイは、耐火金庫などの鋼製品、書庫ロッカー、歯科医療機器を製造販売し、不動産賃貸も手掛ける。製造販売を自社で担う領域が広く、品質水準の維持改善、技術開発、コストダウンを継続。鋼材価格や医療保険制度の影響を受ける一方、高品質商品提供、新製品開発、低コスト生産体制、営業強化で収益力向上を図る。[本社]東京都台東区 [創業]1916年 [上場]1974年

1. 事業概要

日本アイ・エス・ケイグループは、提出会社と連結子会社1社で構成し、鋼製品関連、デンタル関連、書庫ロッカー関連、不動産賃貸関連、その他の事業を展開。鋼製品関連では耐火金庫等の製造販売と手提金庫の仕入販売を行う。デンタル関連では歯科医療機器の製造及び仕入販売を行い、歯科部品の一部を連結子会社の㈱ビアンエアージャパンから仕入れる。書庫ロッカー関連では書庫ロッカー等を製造販売。不動産賃貸関連では建物の賃貸等を行い、その他では工具の仕入販売等を手掛ける。経営の基本方針は、鋼製品事業、デンタル事業、書庫ロッカー事業を核に、多様化する顧客ニーズに対応し、質の高い製品・サービス提供を通じて社会の発展に貢献することに置く。従業員は連結281人で、書庫ロッカー関連103人、デンタル関連94人、鋼製品関連78人を配置する。

2. 競争優位性

提示テキスト内で国内シェア、世界シェア、特許件数、ブランド力の定量情報は確認できない。一方、競争力の源泉として読み取れる要素は、複数事業にまたがる製造販売体制と長年の製造ノウハウの蓄積にある。沿革上、1916年創立、1948年会社設立以降、手提金庫、スチール家具、金銭登録機、耐火金庫、歯科医療機器、書庫ロッカー等へ事業領域を拡張してきた。1984年に耐火金庫生産の専門工場を新設し、1989年に㈱帝国デンタル製作所を吸収合併、2001年に川島工場で書庫ロッカー等の製造を開始、2006年に筑波工場で歯科診療用ユニット等の製造を開始するなど、各分野で専用設備と工程を整備してきた経緯を持つ。研究開発費を鋼製品、デンタル、書庫ロッカーの各セグメントに配分し、品質水準の維持改善、技術開発、コストダウンに継続的に取り組む点も参入障壁の一端となる。設備投資も長期的に成長が期待できる製品分野、研究開発分野、省力化、合理化、製品の信頼性向上に重点を置く。

3. 市場環境

経営環境として、物価上昇及び金融資本市場の変動等の影響が続く見込みと会社は認識。鋼製品関連事業と書庫ロッカー関連事業は鋼材を主要原材料とするため、鋼材等の仕入価格上昇が収益圧迫要因となる。デンタル関連事業は、取扱製品・商品が歯科医療に直接・間接に使用され、国内歯科医療の大半が健康保険による診療であることから、医療保険制度の動向が歯科材料需要に影響する構造を持つ。制度変更時には経営成績への影響可能性がある。加えて、国内に複数の製造・販売拠点を有するため、大規模地震や津波等の自然災害リスクを抱える。不動産等の保有資産については、時価下落や将来キャッシュ・フローの悪化に伴う減損会計リスクも存在する。競合状況や業界再編の具体像は提示テキスト内では確認できない。

4. 成長戦略

成長戦略の中核は、高品質で顧客満足度の高い製品とサービスの提供を企業理念に据え、技術開発、品質管理等の更なる向上を追求し、「ものづくり」「商品提供」に取り組むことにある。具体的課題として、多様化する顧客ニーズに応える高品質商品の提供、新製品の開発、低コスト生産体制の確立、営業活動の強化、管理部門の効率化を掲げる。経営全般にわたる改善と効率化を推進し、収益力のある企業体質の構築を目指す。重要な経営指標としては、売上高経常利益率と自己資本比率を位置付け、持続的成長に向けて収益性と資本効率を重視する。研究開発費は総額168百万円で、デンタル関連77百万円、書庫ロッカー関連57百万円、鋼製品関連33百万円を投下。設備投資は総額46,124千円で、デンタル関連20,323千円、鋼製品関連13,501千円、書庫ロッカー関連12,300千円を実施。長期的に成長が期待できる製品分野と研究開発分野に重点を置き、省力化、合理化、製品の信頼性向上を進める。中期経営計画の数値目標やM&A方針は提示テキスト内では確認できない。

5. リスク

主要リスクは3点に整理できる。第1に、鋼製品関連と書庫ロッカー関連で鋼材を主要原材料とするため、鋼材等の仕入価格上昇が収益を圧迫する可能性を持つ。第2に、デンタル関連は国内歯科医療の保険制度に需要が左右される構造を持ち、医療保険制度の変更が歯科材料需要と業績に影響する可能性を持つ。第3に、国内複数拠点を有することに伴う地震・津波等の自然災害リスク、不動産等保有資産に関する減損会計リスクを抱える。

6. ガバナンス

ガバナンスに関する詳細な機関設計、独立社外取締役比率、指名報酬制度の内容は提示テキスト内では確認できない。一方、経営管理上の重点として、管理部門の効率化、財務体質の向上、収益力のある企業体質の構築を掲げる。経営指標として売上高経常利益率と自己資本比率を重視し、収益性と資本効率を意識した運営を行う方針を示す。人的側面では、労働組合は結成されていないが、労使関係は労使協調を基調として安定すると記載。提出会社の管理職に占める女性労働者比率は0.0%にあり、人材多様性の面では改善余地を示す。株主還元方針の具体的記載は提示テキスト内では確認できない。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) doc_id=S100VHDK | 生成: gpt-5.4 (2026-03-23)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.4B 7.1倍 0.7倍 0.0% 1,927.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 5.9B 5.7B 5.3B
営業利益 519M 508M 130M
純利益 434M 375M 181M
EPS 270.2 230.8 106.3
BPS 2,722.2 2,430.2 2,189.3

大株主

株主名持株比率
廣澤興産㈲0.23%
廣澤 清0.14%
広沢 かほる0.09%
(公財)広沢育英会0.08%
広沢㈲0.06%
鈴木 祥郎0.02%
井上 拓夫0.02%
大島 勇0.01%
北沢 良雄0.01%
大山 和次0.01%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2023-04-04廣沢 清 52.48%+0.96%

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2025-09-24TDNet配当・還元日本アイエスケイ自己株式の取得状況及び取得終了に関するお知らせ1,722-0.58%
2025-09-01TDNet配当・還元日本アイエスケイ自己株式の取得状況に関するお知らせ1,675-0.78%
2025-07-03TDNet配当・還元日本アイエスケイ自己株式の取得状況に関するお知らせ1,641+0.43%
2023-04-04EDINET大量保有廣沢 清大量保有 52.48%