立川ブラインド工業グループは、当社と連結子会社8社で構成し、室内外装品関連、駐車場装置関連、減速機関連の3事業を展開する。中核は室内外装品関連事業で、各種ブラインド、可動式間仕切などの製造販売を担う。部品や一部製品は立川機工株式会社と富士変速機株式会社が製造し、布製ブラインドの加工・組立は立川布帛工業株式会社と滋賀立川布帛工業株式会社が担う。施工と一部販売は立川装備株式会社、輸出入はタチカワトレーディング株式会社、在庫品管理の一部はタチカワサービス株式会社、中国での各種ブラインド製造販売と日本向け一部製品・部品製造は立川窗飾工業(上海)有限公司が担う。駐車場装置関連事業と減速機関連事業は富士変速機株式会社が担い、機械式立体駐車装置の製造・販売・保守点検、減速機類の製造販売を行う。
競争優位の中核は、窓まわり製品を核とする建築内装品の総合メーカーとしての製品幅と、グループ内で製造、加工、施工、貿易、在庫管理まで機能分担した供給体制にある。研究開発面では、2024年10月に技術研究棟を開設し、新素材研究、新技術開発、試験研究設備の活用による製品開発のスピードと質の向上を進める。室内外装品では木製ブラインド「フォレティア」、デザインブラインド「アフタービート」、電動製品「ホームタコス」、調光タテ型ブラインド「エアレ」、ハニカムスクリーン「ブレア」、調光ロールスクリーン「ルミエ」など具体的な製品群を展開し、製品バリエーション拡大とプロダクトミックス提案の強化を図る。駐車場装置では富士変速機が主力の「パズルタワー」を中心に「くし歯技術」の価値提案を行い、大型車対応の「パズルタワービヨンド」、オートゲートクローズシステム、Web出庫予約システムを投入する。減速機では長年培った歯車技術を活かし、用途・仕様・環境に適合したオリジナル製品開発を進める。売上高の約84%を室内外装品関連事業が占める点からも、同分野での事業基盤の厚さがうかがえる。
主力の室内外装品関連事業は、建設業界の景気動向や住宅着工戸数の変動の影響を受ける。戸建住宅、マンション、オフィスビル、商業店舗などの建築物件で年末および年度末の完成・改装需要が比較的多く、売上の季節変動も生じる。需要面では、カーボンニュートラルへの意識の高まりを背景とした環境配慮素材への注目、調光可能なファブリック製品需要の高まり、光熱費上昇や省エネ意識の高まり、高層マンション等での防炎需要の高まりが確認できる。駐車場装置では車両の大型化、EV車対応、利便性向上ニーズが開発テーマとなる。規制や許認可、市場シェアの具体的数値、主要競合の詳細は提示テキスト内では確認できない。
2023年度から2025年度を対象とする中期経営計画「タチカワビジョン2025~継続と進化~」を策定し、2025年12月期の中期経営計画目標として売上高445億円、営業利益44億円、経常利益46億円、当期純利益29億円を掲げる。基本方針は「ものづくりとマーケティング」「経営基盤の強化」「サステナビリティへの取組み」への注力に置く。具体策として、「安心・安全・快適・健康・環境」をキーワードにした製品開発、リアルとデジタルを融合したマーケティング進化、プロダクトミックス提案の強化、電動製品、間仕切製品、調光可能なファブリック製品といった成長製品の拡販、販売価格の見直し、新規事業領域の探索による取扱商材拡大を進める。技術面では技術研究棟の稼働を起点に独自の新技術、新素材、新製法の研究を広げる。生産面では高品質かつ安定供給の維持、市場環境に応じた生産拠点整備、拠点ごとの生産品目や在庫の適正化、成長製品の生産体制強化を推進する。加えて、人材確保、処遇改善、育成投資、事業所の最適化、老朽化対策、働きやすい職場環境整備を進める。2024年10月には富士変速機を株式交換により完全子会社化し、グループ一体運営を強化する。
主要リスクの第1は、売上高の約84%を占める室内外装品関連事業が建設業界の景気動向や住宅着工戸数の変動に左右される点にある。対応策として、高機能製品の拡販、電動製品や間仕切製品による需要創造、リフォーム市場等の成長分野攻略を進める。第2は、鋼材やアルミ材など原材料価格の変動で、調達先の複数確保、生産効率化、コスト削減、必要に応じた販売価格見直しで対応する。第3は、海外からの輸入商品を含むことによる為替変動、国内7箇所の主要生産拠点が被災した場合の自然災害リスク、情報漏洩等の情報セキュリティリスクなどがある。
労働組合は立川ブラインド工業労働組合を有し、労使関係は安定すると記載する。連結従業員数は1,315名、提出会社従業員数は854名で、平均勤続年数は17.5年となる。人材面では中長期成長に向け、採用強化、既存社員を含む処遇改善の継続、育成投資、社員エンゲージメント向上施策を進める方針を示す。株主還元方針や取締役会構成、社外取締役比率などの詳細は提示テキスト内では確認できない。女性管理職比率、男性育児休業取得率、男女賃金差異の開示は行うが、ガバナンス体制の詳細説明は限定的にとどまる。
| 時価総額 | PER | PBR | 配当利回り | 終値 |
|---|---|---|---|---|
| 52.9B | 17.1倍 | 1.0倍 | 0.0% | 2,548.0円 |
| current | prior1 | prior2 | |
|---|---|---|---|
| 売上高 | 41.4B | 41.3B | 41.3B |
| 営業利益 | 4.4B | 4.0B | 3.8B |
| 純利益 | 2.8B | 2.7B | 2.5B |
| EPS | 148.6 | 143.2 | 129.7 |
| BPS | 2,636.0 | 2,477.5 | 2,287.3 |
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 有限会社立川恒産 | 0.20% |
| タチカワブラインド取引先持株会 | 0.09% |
| 更生保護法人立川更生保護財団 | 0.07% |
| 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 0.05% |
| 立川 光威 | 0.02% |
| 日本生命保険相互会社 | 0.02% |
| 株式会社りそな銀行 | 0.02% |
| 株式会社三菱UFJ銀行 | 0.02% |
| タチカワ社員持株会 | 0.02% |
| 天馬株式会社 | 0.01% |
| 日付 | ソース | カテゴリ | アクター | イベント | 株価 | 翌日 |
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