Activist Journal — EDINET 大量保有報告モニター

セーラー万年筆株式会社 (7992)

セーラー万年筆は文具とロボット機器事業を展開。文具は「SAILORにしかない21金の技術」とペン先の7年連続高評価に裏打ちされた高い技術力とブランド力が強みで、サミット記念品採用や文具大賞受賞実績も有する。ロボットは高精度・耐久性が特長。プラスグループとの協業で開発・販売を強化し、万年筆リブランディングやIoT・AI活用による新製品開発で成長を目指す。3期連続営業損失だが、早期復配を目標とする。 [本社]東京都港区 [創業]1911年 [上場]1949年

1. 事業概要と競争優位性

セーラー万年筆株式会社は、万年筆、インク等の文具事業と、プラスチック射出成形品用自動取出ロボット等のロボット機器事業を展開しています。企業集団は当社と子会社で構成され、国内文具営業はプラスグループに業務委託しています。

文具事業の競争優位性は、長年培われた高い技術力とブランド力に根差します。「SAILORにしかない21金の技術」を追求し、精緻な技術と日本の手仕事による美意識を世界に発信しています。当社の21金・14金ペン先は米国有力雑誌『PEN WORLD』読者投票で7年連続「最も書き心地の良い万年筆」として高評価を得ています。G8・G7サミット記念品採用やものづくり日本大賞優秀賞受賞など、高いブランド認知と信頼を確立しています。

ロボット機器事業では、動作精度や耐久性で高い評価を得る取出ロボットの製品競争力強化に努めています。世界初の無線コントローラ搭載シリーズや、高速・高精度、高精度・拡張性に優れたシリーズなどを開発しています。

2018年にプラス株式会社グループに加わって以降、グループ内のぺんてる株式会社、日本ノート株式会社などとの開発・製造・販売における協業を加速し、相乗効果や新たな付加価値の創造を追求しています。長年の万年筆製造ノウハウ、ロボット機器の動作精度・耐久性に関する評価、広島工場への新工場棟竣工による万年筆生産能力増強は、参入障壁として機能しています。

2. 沿革ハイライト

1911年、阪田久五郎が創業。1932年法人組織化。1949年広島証券取引所、1961年東京証券取引所市場第二部に上場。1969年ロボットマシン製造販売を開始。2008年G8北海道洞爺湖サミット、2023年G7広島サミットの記念品として万年筆が贈呈されました。2018年プラス株式会社との業務・資本提携契約を締結し、同社が筆頭株主となります。2022年プラス株式会社の子会社となり、同年10月広島工場敷地内に万年筆製造を目的とした新工場棟を竣工。2024年「TUZUアジャスト万年筆」が日本文具大賞機能部門優秀賞を受賞しました。

3. 収益・成長

物価高による市場の鈍化、高価格帯製品の売上低迷、原材料価格の高騰、設備投資の手控えが継続しています。これらの経営環境下、当社グループは2022年12月期より3期連続で営業損失、経常損失、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しています。

業績回復に向け、文具事業では万年筆のリブランディングを推進し、Special Nibを含む21金の技術を世界に発信します。ミドルエンド、エントリークラスの製品群を充実させ、万年筆ユーザーの裾野拡大を図ります。2024年4月には新型ステンレスペン先万年筆「TUZUアジャスト万年筆」を投入し、プラスグループの販路を最大限活用して市場浸透を図ります。プラスグループ開発の「描いて剥がせるインク」を様々な筆記具へ搭載し、「書く」から「描く」領域への拡大を目指します。マーケティングを強化し、国内は重点得意先店のフォロー、海外は欧州でのブランド発信を強化します。製造効率化、在庫削減、金地金価格高騰対策として一部部品の仕様変更によるコストダウンと利益率向上に取り組んでいます。

ロボット機器事業では海外市場、特に米国市場の強化を図ります。製造業の米国国内回帰による製造ライン自動化需要の高まりを予測し、現地駐在営業部員の増員、人材育成を強化します。設計効率化と製造能力強化、新型取出ロボットの開発、周辺機器の標準化を進めます。

出典: 有価証券報告書 (2024-12) | 生成: gemini-2.5-flash (2026-03-20)

主要指標

時価総額 PER PBR 配当利回り 終値
3.3B 2.6倍 112.0円

業績(3期)

current prior1 prior2
売上高 4.7B 4.6B 5.0B
営業利益 -270M -342M -148M
純利益 -1.1B -1.5B -193M
EPS -38.6 -50.9 -8.1
BPS 42.4 80.6 132.3

大株主

株主名持株比率
プラス株式会社0.58%
セーラー万年筆取引先持株会0.01%
山中 央行0.01%
村山 信也0.01%
松井証券株式0.01%
EH株式会社0.01%
株式会社SBI証券0.01%
宮本 敏治0.01%
岡三証券株式会社0.01%
小松原 俊哉0.00%

大量保有報告書

日付提出者保有割合変動
2022-05-31プラス株式会社 57.78%--
2022-05-27プラス株式会社 57.78%--

カタリスト・タイムライン

日付ソースカテゴリアクターイベント株価翌日
2022-05-31EDINET大量保有プラス株式会社大量保有 57.78%
2022-05-27EDINET大量保有プラス株式会社大量保有 57.78%